こんな主人公に好感が持てる

乙女ゲームの主人公とは

ゲームに登場する主人公に感情移入することによって、プレイヤーがいかにもファンタジーな世界へとダイブすることが出来る。そういう意味でかの歴代で有名なドラクエシリーズなどでは、主人公たるプレイヤーキャラは台詞を一貫して口にしない。その方法も確かに良いといえばいいが、恋愛シミュレーションでは無口な主人公ではコミュニケーションをもってして恋愛をすることは出来ない。ただこうした恋愛シミュレーションの主人公は、何かにつけて完璧超人的な要素を持っているため現実離れしている部分がある。そこを含めてどのように自分へと近づけるかが悩みどころだ、ただあまりにも自分があたかも恋愛しているような体験ができない場合もあるため、主人公キャラをあえて自分ではない第三者として切り捨て、客観的な視点から作品を楽しむというのも1つの手だ。

作品によっては主人公キャラはボイスを出さない、つまり声優が宛がわれないケースもあるが、一般的なイメージとしてみた場合、声をつけなければならなくなってしまう場合もある。これは先に話したノルンノネットにおいても、主人公となるヒロイン全員に声優さんが声を出せる仕様となっている。これはこれで楽しむことが出来る要素としてカウントすることが出来るが、声はこの際どうでもいいだろう。問題はプレイする主人公の性格に関してだ。いうならば声優さんがいかに凄くても、主人公としてその中身がきちんとしていないと、自分の分身はこんなに腹黒いのかと落胆するような事があってはならない。

恋愛ゲームの主人公を作り上げるとしても、元々の性格などを考えればどんな自分が恋愛ゲームの中で定番となっているのかというと、女性が多くの男性から好意を寄せられる点として『淑女』然としているのは当然としてだが、やはり純粋な部分が感じられるヒロインが良いという点は外せない。

ではではガルスタ2013アワードによって選出された乙女ゲームの人気主人公ランキングについて、少し考察を加えながら話をしていこう。

こんな主人公が好まれている

では乙女ゲームの主人公として描かれている可憐な女性主人公達の魅力について触れていこう。どんな主人公が同性には厳しい視点を持っている女性ならではの感情をも納得させる主人公とは誰か、それはその結果はこのようになった。

  • 1位:雪村千鶴『薄桜鬼』
  • 2位:七海春歌『うたの☆プリンスさまっ♪』
  • 3位:フェリチータ『アルカナ・ファミリア』
  • 4位:アムネシアの主人公 ※名前のデフォルトがない
  • 5位:小森ユイ『DIABOLIK LOVERS』

ランキングはこのようになっているが、上位3位までについていうならそれほど得票数が離れてはおらず、好感度という意味でも受けは良いようだ。個人的に一番ヒロイン然としていながら、乙女ゲームとして考えるのではなく、もしも男性向け恋愛ゲームに登場していれば間違いなく高い人気を獲得していることも予見できる。個人的にはやはり1位の『雪村千鶴』については文句なしだと断言できる。

その次に付けているうたの☆プリンスさまっ♪の『七海春歌』もだが、個人的に3位のアルカナ・ファミリア『フェリチータ』の方が個人的には好きだったりする。実際この2人ともゲームではボイスこそ出ていないものの、今回のランキングでは僅差で七海春歌に軍配が上がっている。ただどのヒロインについても納得のいく順当さがある事は間違いない。

ヒロインなんだけど、虐げられる

3位までは良しとする、その次の4位と5位についていうなら大きく得票数が下がっている。何故だろうかと考えるが、登場する作品の世界観のことを考えれば自分のことだと投影して考えるには、少々サスペンス過ぎるからかもしれない。4位のアムネシアという作品において主人公は記憶喪失で、記憶を求めて複数の男性と関係して行くことになるのだが、記憶がないにも関わらず訳が分からないまま4人男性と恋人関係にあるという状況は、さすがに現実離れしすぎている。展開によっては監禁されたり、殺害されたりと主人公なのにろくな目に合わないからだ。

それは5位についてもだが、この『小森ユイ』とアムネシアのヒロイン、どちらがまだましかと考えれば後者だろう。前者はそもそも何も知らない女子高生が招かれた居候の家で、吸血鬼たちの餌『生贄の花嫁』として迎え入れられてしまい、しかも回りは全員主人公をこれでもかと虐げるサディストばかり、そんな状況を好む人はそんなにいないだろう。非現実を体感してみたい、興味本位でこんな状況を体験できる乙女ゲームをして見たいという好奇心があれば平気のはず、それ以外の人には少々マニアックすぎるのも事実。

そういう点で考えれば上位3位までのキャラはヒロインとしては王道を行っていると考察できる。だからこそ好感がもてるのかもしれない。

乙女ゲームを色々な角度から分析してみた!