やっぱり中身は大事です

何だかんだで屋台骨がしっかりしていないとダメ

キャラが魅力的であればいい、声優さんがベテランや好きな人が登場しているだけで十分に満足する事が出来るという風に考えている人は、ゲームを少し侮りすぎていると見るべきだ。ゲームにしてもアニメにしても、ストーリーがしっかりしていない作品を好きだという人はいないだろう。特にオタクともなればシビアにそうした点を常日頃からチェックしている人はしているからだ。揚げ足が取れるような構成をしていたら、直後にネットでは非難の嵐が各地で展開される。オタクショップで勤務していた筆者としても、毎日アニメに触れる仕事場に加え、従業員もオタクな人達が基本となっている職場環境もあって、何かと作品について討論していたり、非難していたりという会話を耳にしていたり、自分でしたりといったことを日常茶飯事でしていた。

シュールな光景のように思われるが、作品に対しての情熱に近い愛情があるからこその形なわけだが、だからといって非難して良いモノでは無いのは重々承知だ。そんな会話を聞いてよく思わない人がいるのも当然いる、そのため非難が極端に酷い客同士がトラブルを起こすこともあったりなかったりだ。そうならないため、またはそんな作品を商業として売りに出さないようにするのも企業の勤めだろう。ただそれに叶うだけの作品はやはり限られてくる、たまに意表をついて人気が沸騰するものもある。それが先に紹介したノルン+ノネットだろう、この作品が人気作としてゲームランキング第2位にランクインできたのは、内容が卓越していたからだ。

乙女ゲームに限らず、すべての商業作品として発売されるゲームなどの一番根幹ともいえる部分となっている裏の部分、シナリオなどを評価するランキングもこのガルスタ2013アワードにて発表されているので、その点についても考察しながら見てみよう。

こんな作品のシナリオが良い

まずはランキングから見てみると、順当ともいえる内容になっている。

  • 1位:うたの☆プリンスさまっ♪All Star
  • 2位:薄桜鬼 鏡花録
  • 3位:NORN9 ノルン+ノネット
  • 4位:アルカナ・ファミリア2
  • 5位:DIABOLIK LOVERS MORE,BLOOD

この順番、良く見ると分かると思うが乙女ゲーム総合評価ランキングに似ていることが分かるだろう、相違点として2位と3位が入れ替わっているという点だ。奇しくも2位の座を総合的な面でノルン+ノネットに譲る形となってしまった薄桜鬼の新シリーズだが、シナリオだけを取ってみればその創りこみ具合はやはり名作として謳われつつあるものだけあって秀逸だということだ。ただノルン+ノネットがそれで劣悪ということではない、その下にはアルカナ・ファミリアとDIABOLIK LOVERS MORE,BLOODを抑えていることを踏まえると、2013年に発売された作品がシナリオ部門でも3位を獲得できたというのは十分に誉れ高いことと見るべきだ。

評価が高い理由

ではどうしてノルン+ノネットがここまでの人気を獲得しているのか、気になるところだ。これまで発表したランキングを見てもらうと分かるとおり、総合的なゲームとしては2位、シナリオで3位を獲得していながら、キャラクターランキングという面では上位5位に付け入っているのは唯一一人、しかもサブキャラだけだ。ナノにどうしてこんなに高い評価なのかを考えると、それまでになかった主人公を3人から選択できる、また選択したヒロインとカップリングした恋愛劇が他の話にも影響を及ぼして、元あるストーリーとは異なる世界をプレイすることが出来る、この点については他の作品にはなかった独自性があるからこその順当というべきかもしれない。

また登場するキャラクターのボイスを担当している声優さんたちも、全員が全員第一線で活躍している人達で構成されている。そのため、往年の名作にこそキャラとしては負けてはいるものの、声優というブランドをもってして物語が盛り上がっているからこそ更に堪能できた、というところに違いない。いまやゲームという商業作品において必須ともいうべき存在感をかもし出している声優だが、乙女ゲームを盛り上げ、多くの萌を提供してくれる男性声優さんの人気ランキングも発表されているので、そちらについても触れてみよう。

こんな声優さんがお好み♪

声優さんというのも旬はある。旬といっても時期になれば必ず売れるという意味ではないが、単純に乙女ゲームに出演していると非常にはまり役といわんばかりの、人気が沸騰する例は沢山ある。それこそ先に紹介した6人の声優さんも例外では無い。ただ2013年の乙女ゲームアワードで最も高い人気を獲得した声優さんは次のような方々だ。

  • 1位:遊佐浩二 - 出演作・アルカナ・ファミリア2 ジョーリィ役
  • 2位:鳥海浩輔 - 出演作・薄桜鬼 斉藤一役・DIABOLIK LOVERS 逆巻シュウ
  • 3位:下野紘 - 出演作・うたの☆プリンスさまっ♪ 来栖 翔役
  • 4位:梶裕貴 - 出演作・NORN9 ノルン+ノネット 結賀 駆役
  • 5位:森久保祥太郎 - 出演作・薄桜鬼 沖田総司

紹介した声優さん、誰一人としてランクインしていませんがまぁ気にしないで話を続けていこう。2013年の乙女ゲームの中で最も支持を集めたのが、ニヒルでどこか悪を感じさせるキャラを演じさせたら戦慄を覚えるような感覚を放つ『遊佐浩二』さんが栄えある1位を獲得している。続く2位にはDIABOLK LOVERS・薄桜鬼と二作品に出演し、異なる演技を披露した『鳥海浩輔』さんがランクインした。

そして第3位にはうたの☆プリンスさまっ♪の登場キャラクターの中で、1,2を争う人気キャラである来栖 翔を演じている『下野紘』さんが最後の表彰台に滑り込んだ。ちなみに芸暦的なモノで言うなら前者二人はベテランの域で、下野さんは中堅どころの人気声優の一人となっている。

乙女ゲームといっても発売される作品には多彩な顔ぶれが出演している。その中でも2013年では特に紹介した5人がその年に発売された乙女ゲームの中で最も人気のある声優としてその功績を刻み付けることに成功した。

乙女ゲームを色々な角度から分析してみた!