オキシクリーンが苦手な汚れと使えない衣類|脇や襟元が真っ白になる落とし方

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オキシクリーンと言えば、プラスチックや食器類にも使えて、家中の汚れをピカピカにできる万能洗剤のイメージがあるのではないでしょうか?

オキシ漬けって聞いたことある!

今回はこのオキシクリーンを使って、汗が染みこんでできた黄ばみをキレイにする方法をご紹介させていただきます!

本来、オキシクリーンは万能洗剤ではなく、衣類の汚れを落とす洗濯洗剤として誕生したもの。

ちゃんと毎日洗濯していたはずなのに、衣類に残っていた汗が原因で染みになっていた経験、私にもあります。

衣類の全体的な黄ばみ、汗染みでできたワキやえりもとの黄ばみは、オキシクリーンですっきりお洗濯♪

黄ばみの原因や汗染み防止グッズ、汗染みが目立ちにくい服の色なども、併せてご紹介いたします!

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汗染みをオキシクリーンですっきり!キレイにしよう

オキシクリーンは酸素の泡を発生させて、その泡の力で洗浄。漂白力はあるけれど、色柄物の色落ちの心配がないのでお洗濯で大活躍です!

さっそくオキシクリーンを使って汗染みの黄ばみを退治していきましょう。

準備するもの
  • オキシクリーン
  • 洗面器
  • ゴム手袋(手あれ防止)

オキシクリーンはタンパク質を溶かす性質があるため、ゴム手袋が必須です。素手で触ってしまった時は、すぐに水ですすぎましょう。

うっかり目に入ったり、誤って飲んだりした場合もとても危険なのですぐに水ですすぎましょう。

粉の状態でも、オキシ液(オキシクリーンを水と併せて溶液にしたもの)の状態でも、十分に気を付けて使用してください。

お子様の手が届かない場所に保管し、使用中も離れてもらうよう心がけましょう!

汗染みでできた黄ばみの撃退方法をいざ実践!

まず、オキシ液が染み込みやすいように、あらかじめ汗染み部分をタオルなどで軽く拭きとっておきましょう。

次に洗面器を用意して、【40〜50℃】のお湯を溜めましょう!

洗面器以外にも、洗面所のシンクやバケツでもOK !

オキシクリーンはこんな感じで、粒が大きいサラサラの粉です。

日本版のオキシクリーンはボトルタイプのものはキャップ1杯約30g、バケツタイプのスプーン1杯も同量です。

アメリカ版のオキシクリーンは大きなスプーンが付いており、1杯4オンス(約116g)です。

一番下のラインが1杯約23g、下から2番目のラインが約34gですのでそのあたりを目安に入れましょう。

今回のようなつけ置き洗いの場合は4ℓのお湯に対してオキシクリーンを約30g入れてよくかき混ぜます。

かき混ぜる時やつけた洗濯物を触る時は、手荒れ防止のためゴム手袋をはめましょう!

サラサラサラ~っと、こんな感じ。この溶液がいわゆる「オキシ液」ですね!

4.汗染みで黄ばんだ部分が浸かるように入れ、1時間ほど放置します。汚れ具合によっては、様子を見ながら時間を延長してください。

今回はこちらのワイシャツ。汗染みがしっかり黄ばんでしまっています…。

5.つけおきが終わった洗濯物は、いつも通り洗濯洗剤や柔軟剤を入れて、洗濯機で通常モードでお洗濯してください。

風通しの良い場所で、いつも通り干したら、黄ばみもにおいもスッキリ!

オキシクリーンには消臭効果もあり、洗濯物の生乾き臭が気になる部屋干しのときにも活躍きますよ!

万能なオキシクリーンが苦手な汚れと使えない衣類

オキシクリーンは水洗いができる衣類や繊維には、ほとんど使えるので万能洗剤のイメージがありますが、使えないものもあるんです!

オキシクリーンが使えない衣類や繊維
  • ウールやウールの混ざった衣類
  • シルクやレーヨンなど水洗いができない衣類
  • 革製品
  • ドライクリーニングのみの表示がされている衣類

上記のような製品は、自宅でのお洗濯よりクリーニング屋さんに任せた方が安心ですね♪

オキシクリーンが得意な汚れは、生活しているとできてしまいがちな汚ればかりです。

オキシクリーンで落ちやすい汚れ
  • 黄ばみ
  • えりの汚れ
  • 血液
  • 食べこぼし
  • ワインなどの濃い色素
  • におい

血液やワインなどは普通の洗濯洗剤ではなかなか落ちませんよね。においまですっきりしてくれるのはありがたい♪

全然落ちないというわけではないですが、オキシクリーンには苦手な汚れもあります。

オキシクリーンでは落ちにくい汚れ

・カビ
・サビ
・墨汁
・インク
・ボールペン
・絵の具

オキシクリーンは上記以外にもすなや粘土のこびりつき、すすなど水にも油にも溶けない不溶性の汚れも苦手です。

ドライクリーニングにしか溶けない油性の汚れ(鉱物性の油分など)は、落とすことができないので要注意です!

汗染みが黄ばみやイヤなにおいに変化する原因

ワキやえりもとの黄ばみの原因は3つと言われています。

  • 皮脂
  • 汗に含まれる色素
  • 制汗剤

ワキやえりもとの皮脂汚れがシャツの繊維に移り、時間がたつにつれて黄色く変色した経験はありませんか?

実は、汗の中にはわずかに色素成分が含まれているんです。

汗の分泌器官である「アポクリン汗腺」から出た汗に、色素成分が含まれ黄ばみの原因となっています。

皮脂は脂溶性で、水に溶けにくく普通に洗濯したたけではなかなか落としきれません。

残った皮脂汚れも、少量なら目立たないので最初は気が付かないでしょう。

繰り返し汗をかいて少しずつ布に蓄積されていくと、黄ばみがどんどん目立つようになってきます。

また、汗染みを抑えるために使っている制汗剤が、黄ばみの原因となっている可能性も…。

サラサラさせるために配合されているタルクなど、粉末の成分と汗やホコリが混ざり合い蓄積。それが酸化して、黄ばみとなってしまうのです!

制汗剤を使っても黄ばみになるなら、どう予防したらいいんだ…。

これは、個人の汗と制汗剤の相性もあるので、この制汗剤を使うと黄ばみが酷くなる!という場合は、使用を中止するか、別の制汗剤に変えましょう。

汗染みと黄ばみは別物?汗の種類と汚れる原因

実は「汗染み」とは本来、汗をかいてすぐ濡れた状態の染みを指します。

あなたは、その汗染みが原因でできた黄ばみを「汗染み」と呼んでいるのではないでしょうか。

私たち人間には、「エクリン腺」と「アポクリン腺」という2種類の分泌線から汗を出しています。

「エクリン腺」は毛穴とは別に存在し、ほぼ全身あるんです。

運動した時の汗や緊張した時の冷や汗、辛いモノを食べた時に噴き出すような汗などの体温調整をする汗が出るのはこの「エクリン腺」。

実は「エクリン線」から出る汗は、ほとんどが水分のため、汗をかいた直後はにおいがありません。

しかし、毎回キレイに洗濯していても、落としきれていない汚れが繊維に蓄積されてくると、黄ばみとなって現れます。

もう1つの「アポクリン腺」はフェロモン分泌の役割を果たす器官であり、ワキの下や乳輪、耳などの限られた場所に毛穴と一緒に存在し、その大きさや数には個人差があります。

特にワキに多く集まっていて、「アポクリン腺」から出た汗の成分が、皮ふの上にある常在菌に分解される過程で、特有の臭いになります。

あの汗臭さの原因はあなただったのね、アポクリン腺!

アポクリン腺から出る汗には脂質、たんぱく質、糖質など様々な成分が含まれています。

粘り気と「リポフスチン」という色素が含まれているため、これがワキやえりもとに現れる茶色っぽい黄ばみの原因になっていたんです!

個人差はありますが、「リポフスチン」の分泌量が多いほどに、黄ばみは濃く表れるようです。

汗染みが目立つのは何色?目立たせないコツ

汗をかくこと自体は仕方のないことだとわかっていても、汗染みはできれば目立たせたくないですよね。

着る衣服の色選びでも汗染みを防止したいところ!汗染みが目立つ色、目立たない色のご紹介です!

汗染みが目立つ色の服はずばり!ベージュとグレー

ワキ汗も気になるけど、お腹周りの濡れた感じの汗染みも恥ずかしい…目立つと嫌だからベージュは避けている!

グレーの服は特に汗染みが目立つよね…夏は黒やネイビーみたいな濃い色ばかり着てるよ

どうしても汗染みが見えやすくなるので、ベージュやグレーは避けられがち。

汗染みが目立つ色ナンバー1は「薄いグレー」です。淡いパステルカラーやベージュやモカなど、水に濡れると色が変わってしまう服はどうしても汗染みが目立ちます。

調査の結果、汗染みが目立ちにくいと挙げられたのは、白や黒、ネイビーなどの水に濡れても色の変化がわかりにくい色でした。

白は汗染みはわかりづらいですが、黄ばみやすい色。黒やネイビーの濃いめの色は黄ばみもわかりづらくなっています。

もともと汗をかくこと自体は悪いことではないよね。制汗剤で毛穴を塞いだり、汗を抑えたりしても平気なの?

たくさん汗をかくワキですが、実はワキの汗は体温調節にほとんど役に立たっていません!

ワキにはしっかり制汗剤を使っても大丈夫なんです。

しかし、腕や胸、背中といった広い部分にかく汗は、体の熱を逃すために重要なので、できるだけ制汗剤は使用しないようにしましょう。熱中症の危険が伴います。

汗をかきやすいのは、急な温度変化があるときです。冷房の効いた部屋から、暑い外に出たときなどが要注意。

外出の少し前に、エアコンを切るなどの工夫をすると滝のような汗を回避できますよ♪

シャツや肌着などにはナノテクノロジーで汗を吸って乾きもよい、機能性に優れた繊維の商品が数多く出ています。

自分の肌質に合った、機能性繊維の肌着を検討してみるのも1つ手ではないでしょうか。

汗は新陳代謝の重要な役割を担っています。あまり嫌わず、上手に付き合っていけるといいですよね。

汗染みを簡単に防止!おすすめの汗取りパッド

汗染み防止の1番簡単な方法は、汗取りパッドを使うことです!

汗を素早く吸水し、水分もにおいも閉じ込めるので汗染みの防止にはうってつけ。

汗取りパッドの種類
  • 服に貼る使い捨てタイプ
  • ワキに直接貼るタイプ
  • 洗濯して繰り返し使えるタイプ

使い捨てタイプはドラッグストアやバラエティショップなどで、比較的安価に手に入ります。

使い勝手も良く、気になれば1日のうちで張り替えてもいいですよね♪

ワキに直接貼り付けるタイプは、薄い色の服でも目立ちにくいのが特徴です。

肌に似せた色なので、そで口の大きいトップスを着るときなどは、チラッと見えても気になりませんよ!

洗濯して繰り返し使えるタイプは、吸収力が高いのがポイント!経済的なのも大きなメリットです。

それぞれ自分の生活スタイルに合った防止グッズを選んでください。

キャミソールや、インナー自体に汗とり用のパッドが付属しているものもあるので要チェックです!

肌着によく使われる木綿(コットン)などの天然繊維は、汗の水分吸収がとても良い反面、乾きにくい素材です。

皮脂による汚れや汗染みなどを長時間とどめておくと、黄ばみやにおいが残りやすいんです!

速乾性を重視したスポーツ系の衣料に合成繊維のポリエステル素材などは、素早く乾いてくれますよ。

たとえ汗染みが黄ばみになってしまっても、オキシクリーンがあるので大丈夫!という気持ちでいきましょう(笑)。

まとめ

  • 汗染みでできた黄ばみはオキシクリーンを40~50℃のオキシ液に1時間ほどつけた後、洗濯機の通常モードで洗濯すると良い
  • オキシクリーンは黄ばみ以外にも、においや血液、食べこぼしなどに使える
  • オキシクリーンはウール、シルク、レーヨン、革製品などの水洗いができないものには使えない
  • 同様に、ドライクリーニング表示がされているものにも使えない
  • 汗染みによる黄ばみの原因は、皮脂や汗に含まれる色素、制汗剤があってないことが考えられる
  • アポクリン線から出るリポフスチンも黄ばみの原因である
  • ベージュやグレーなどの、水に濡れると色が変わってしまう服は汗染みが目立つ
  • 白や黒やネイビーの服を着ると、全体的な汗染みが目立ちにくい
  • 腕や胸、背中といった広い場所から出る汗は、体温調節のためにかいているので制汗剤は使わない方が良い
  • ワキの汗染み防止には使い捨ての汗取りパッドなどが効果的

去年のシャツを出したら、黄ばみがすごい!となったあなた、是非オキシクリーンを使ってみてください。

すっきりすること間違いなしですよ。汗染みでできた黄ばみとはこの記事を読んでおさらばしましょう♪