
ベランダの水はけが良くないけど、そのままでいいのかな?
ベランダの水はけが悪いけれど、生活に支障はないからと特に対策をしないままで過ごしていませんか。
ベランダの水はけが悪いのを対策しないでいると、家の劣化の原因になりますよ。
ベランダの水はけが悪いと、カビが生えてしまったり、ボウフラがわいたりと嫌なことばかりなんです。
ベランダの水はけが悪くなってしまう原因は、物の置きすぎや、排水口が詰まっているからなんです!
ですがベランダの水はけ対策は実は簡単で、月1度の掃き掃除と、排水口が詰まりがないかの確認が大切です。
賃貸のベランダの水はけが悪い場合の対策も解説します。ぜひ最後までお読みくださいね♪
ベランダの水はけ対策は大切!見て見ぬふりをしないで

ベランダの水はけ対策は必須です。ベランダにある水たまりを放置していてはダメなのです。

ベランダに水たまりがあると確かに見た目も良くないけど、何か問題があるの?
ベランダの水はけが悪いまま対策をしないと、ベランダばかりか家自体も劣化する原因となってしまいます。
ベランダの水はけが悪いのをそのままにすると家の寿命も縮まってしまうのです。
ベランダの水はけがよくないと起こることは?
ベランダの水はけが悪いと感じるのは、水たまりがあった時が多いですよね。
この水たまりあると、ボウフラがわいて蚊の発生要因になってしまうのです。

蚊は2mlの水があれば卵を産んでしまえる、繁殖力が強い虫なんですよ!
ペットボトルのふた程度の水があるだけで蚊は卵を産むことができます。
水はけが悪いベランダは蚊にとって絶好の産卵場所ですし、ボウフラは水中で育つのです!
また水はけが悪いとカビが生えやすい状態になってしまいます。
一旦カビが生えてしまうと、取り除くのは厄介です。カビが生えているベランダで洗濯物を干すと、洗濯物にもカビが移ってしまうこともあります。

ベランダの水はけが悪いことで、干している洗濯物にカビが生えるなんて怖すぎる!
また水はけが悪いとベランダに苔(こけ)が生える原因にもなります。
日当たりがよい場所は比較的苔は生えにくいのですが、壁やプランターで日陰になる場所で水分が多いと苔が生えてくることもありますよ。
また日光や雨風にさらされているベランダは、時間が経つごとに劣化してきます。水はけが悪い状態ですと劣化自体も早く進んでしまいます。
劣化が進んだベランダは、床面が剥がれたりひび割れたりすることもあります。
その状態で水はけが悪いと、ひび割れ部分から水がしみこんで雨漏りすることもあります。
まさに、水はけの悪いベランダを放置することで起こってしまう、家自体の劣化なのです!
ベランダの水はけが悪いのを放置していて、良いことは1つもないのですね。
ベランダの水はけが悪くなるのはどうして?
ベランダの水はけが悪くなるには、主に4つの原因があげられます。
- ベランダ自体に傾斜がない
- ゴミなどが排水口に詰まっている
- ベランダに物を置きすぎている
- ベランダの防水機能が劣化してきた
1つずつ水はけが悪くなる原因を探っていきましょう!
ベランダ自体に傾斜がない
そもそもベランダは、家を建てる時に水はけが悪くならないよう「傾斜をつけること」が建築法によって定められているのです。
このベランダの傾斜によって、水が自然と排水口に流れるよう設計してあるはずなのです。
ベランダに元々あるはずの傾斜がない場合は、モルタルで勾配(こうばい)を付けるなどの補修工事が必要となってきてしまいます。
ゴミや泥などが排水口が詰まっている
ベランダには雨水を流す排水口があります。この排水口が掃除不足でゴミが詰まると、水が流れにくくなってしまい、水はけが悪くなる原因となります。
知らず知らずのうちにたまっている砂は、雨と一緒になると泥汚れとなり落ちにくくなってしまいます。
またベランダが汚れる原因は砂だけではありません。
ベランダに置いてある植物の葉っぱが落ちたり、風に乗って葉っぱが飛んできたりすることもあります。
洗濯物を干しているなら、糸ぼこりや髪の毛がベランダにゴミとして落ちています。
車の往来が多い道路に面したベランダですと、排気ガスで黒く汚れていることもありますね。
地方に住んでいる我が家では、夏になるとセミの死骸もベランダに落ちていることがありますよ。
ベランダに物を置きすぎている
植物をベランダで育てたり、はたまたゴミ箱を置いたりと、ベランダにはいろいろな活用方法がありますね。
実は物を置きすぎることも、ベランダの水はけを悪くする原因となってしまうんです。
物を置くことでベランダの面積が狭くなるため、水の通り道が少なくなります。
またプランターやゴミ箱を置くことでホコリがつきます。そのホコリも排水口が詰まる原因となってしまうんです。
ベランダのプランターに水を流すことによって土が流れていくのも排水口が詰まる原因となってしまうので、置き場所や数を工夫する必要がありますよ。
ベランダの防水機能が劣化してきた
ベランダに施工されている防水機能も年月とともに劣化しています。
雨風にさらされて劣化するのはもちろんですが、ベランダに置いている物が多すぎることも劣化の原因に繋がります。
ベランダの防水機能の寿命は一般的に10~15年といわれています。
屋根や外壁と同様に、ベランダも定期的なメンテナンスが必要なんですね。

水はけが悪いベランダはどのように対策をすればいいの?
次に水はけが悪いベランダの改善方法をご紹介します。
ベランダの水はけを改善するには?日々の掃除が大切!

ベランダの水はけが悪いのを放置するのは良くないことばかりです。
ベランダの水はけを改善するには、掃除してきれいを保つことが大切です。
- 掃除してゴミなどの汚れを取り除く
- 排水口カバーを付ける
- 防水機能を施す
家の外で見えにくいこともあり、ベランダの掃除はついつい後回しになりがちですが、室内と同じように掃除をする必要があります。
ベランダの水はけ対策で大切なのはこまめな掃除
干している洗濯物から落ちてくる糸くずやホコリ・髪の毛から、外から飛んでくる砂や落ち葉までベランダにはいろいろな汚れがあります。ベランダの掃除を定期的に行っていますか?

毎日の生活が忙しくて部屋の掃除が優先だから、ベランダの掃除は時間がある時にするつもり。
ベランダの掃除は後回しになってしまうという、そんなあなたも多いのではないでしょうか。
ベランダの床そうじを月に1回は行おう!
ベランダは最低でも月1回は掃き掃除をして、床の砂やホコリをきれいにするのがおすすめです。
もちろん床に落ちている目立った落ち葉は、見つけたらすぐに捨ててくださいね。
きれい好きでこまめに掃除ができるあなたは、月1回とはいわず何度も行うときれいを保てますね。
忘れずに掃除をするコツとしては、ほうきとちりとりをベランダの近くに置いておくのが良いですよ。
いざ「掃除しよう!」と思っても、掃除道具が近くになくて取りにいくとなると億劫になってしまいます。

掃除道具がすぐ近くにあったら、気づいた時に掃除ができそうな気がする!
プランターを置いていると水を流すたびに土も流れていくので注意が必要です。
ベランダ菜園を楽しんでいるあなたは、掃除をラクにするために土が流れにくいプランターを使うのもおすすめですよ。
フェルトでできているプランターは目が細かくて土が流れにくいので、掃除がしやすいというメリットがあります。
フェルト製のプランターでちょうどいいサイズがない時や、買い替えるのが難しいこともありますね。
それなら底網ネットを目が細かいものに変えたり、水受けのお皿を深いものに変えたりするなど土を流れにくくする、といった対策もありますよ。
またベランダの掃除というと、水を流してデッキブラシでこするという大掛かりな掃除を思い浮かべたあなた。
デッキブラシの掃除は月1回の掃き掃除を行っていたら、年に1回の大掃除で行うぐらいで大丈夫ですよ。
ちなみに水を流しての大掃除は年末に行うと寒いので、GWや秋など天候のいい季節に行うのがおすすめです♪
排水口が詰まっていないかのチェックは大切!

ベランダの床面をきれいに掃除しても、排水口が詰まっていたら肝心の水はけはよくなりません。
排水口の詰まりをなくすのはもちろんこまめな掃除が大切です。
ベランダの排水口を詰まらせないためには、あらかじめ排水口カバーをかぶせておくのもおすすめです。
こちらは排水口に差し込むだけで利用できます。排水口の直径とサイズが合わないと使えないため、買う前にはサイズを確認しましょう。
排水口の大きさに合わせて3サイズから選べます。
ステンレス製のため、日光で劣化しにくいところもおすすめです。
こちらの排水口カバーも差し込むだけで利用できます。
差し込み部分が板バネ式となっているので40~75ミリの排水口に対応できますよ。
アルミダイカスト製でステンレスと同様耐久性に優れているので、ベランダでの利用も安心です。
実は排水口が詰まっていて水が流れにくくなると、最悪の場合、大雨で降った雨が排水口に流れずにベランダがプールの状態に水が溜まってしまうという恐ろしいこともありうるのです!
そんな状態になる前に、ベランダの水はけが悪いと思った時点で排水口の詰まりがないかチェックするようにしましょう。
掃除しても水はけが改善しない時は専門業者に相談を
ベランダの掃除をして排水口をきれいにしてもベランダの水はけが改善しない時は、どうしたら良いのでしょうか。
考えられるのは、ベランダの防水機能が劣化やついているはずの傾斜がそもそも足りないという場合です。
この場合ですと個人の対策では限界があるので、専門業者に依頼するのが確実です。
特にベランダの傾斜が足りない時は、設計時のミスの可能性があります。
そんな時は家を建てた時の施工会社に相談しましょう。
防水機能が劣化している時も、専門の知識がないと修理するのは難しいものです。
大切な家のベランダを守るために、専門の業者にみてもらうのが良いでしょう。
ベランダの水はけに困る賃貸は早めの対策がポイント

賃貸に住んでいるあなたのベランダの水はけが悪い時も、対策方法は同じです。
まずはベランダに物を置きすぎていないかを見直しましょう。
そして定期的に掃除をして、排水口が詰まらないようにするのが大切です。
賃貸のベランダですと、横並びの家と排水口を共有していることがあります。
排水口を共有している場合、自分の家のベランダに排水口があるなら掃除できます。
ですが相手の家側のベランダに排水口があり、掃除があまりされていなくて、ベランダの水はけが悪い可能性もあります。
このような時は、管理会社に相談するほかありません。
また、賃貸でもベランダの傾斜が足りず水はけが悪い時も、管理会社に相談して対策を取る必要があります。
賃貸の家のベランダでは、水はけが悪いことで雨漏りするとトラブルの原因となりかねません。
水はけが悪いと気付いたら、管理会社に相談することも含め早め早めの対策を心がけましょう!
まとめ

- ベランダは水はけが悪いと家の劣化につながるので対策は必須
- ベランダの水はけが悪くなるのは、排水口が詰まっていることや物の置き過ぎが原因
- ベランダは本来水はけのために傾斜があるはずだが、建築時のミスで傾斜がなく水はけが悪いこともある
- ベランダは汚れやすいので月1回程度の掃除を忘れずに行う
- ベランダのプランターをフェルト製のものや、底網ネットの目を細かいものにするなど、土が流れにくいものに変更すると掃除もしやすく排水口が詰まりにくくなる
- ベランダの水はけ対策として、排水口のカバーをして落ち葉などが詰まらないようにするのもおすすめ
- 対策をしてもベランダの水はけが良くならない時は、傾斜不足のこともあり施工会社に相談する
- 賃貸のベランダも、水はけ対策には物の置きすぎの確認や掃除をこまめに行うことが大切
- 水はけが悪い賃貸のベランダでは排水口が自分の家のベランダについていない時は、管理会社に相談する
- 賃貸のベランダでは水はけが悪いことでトラブルにならないよう早めの管理会社への相談が大切
ベランダに水はけが悪いと気になっていても、ついつい後回しにしていると大きなトラブルにつながることもあります。
ベランダの掃き掃除をするときれいになって気持ちがいいですし、何よりも水はけ対策になるのです。
大切な家を守るためにも、ベランダの水はけが悪いのを見逃さないようにしましょう。