生後6カ月前後から、赤ちゃんに初めて与える食事、「離乳食」が始まります。
離乳食でゴーヤはいつから大丈夫なのか?何歳から食べさせてもいいのか?悩むママも少なくありません。

ゴーヤの苦味がネックだよね…いつから赤ちゃんの離乳食に取り入れてもOKなのかな?
お粥が食べれるようになる生後6ヶ月以降が理想ですが、赤ちゃんが嫌がらなければいつからゴーヤを食べさせても大丈夫です。
ここでは、苦味をおさえておいしく食べられる下ごしらえやゴーヤに含まれる栄養成分、苦味の正体について紹介します。
ゴーヤを赤ちゃんにいつから与えてもいいのか迷っているあなたは、参考にしてくださいね♪
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離乳食でゴーヤはいつから?赤ちゃんに食べさせるポイント

ゴーヤは赤ちゃんに離乳食でいつから与えても良いのでしょうか。
赤ちゃんにいつから与えようか悩んでいるあなたにお答えします。
離乳食のゴーヤはお粥が上手に食べられるようになる生後6ヶ月以降、赤ちゃんが嫌がらなければOKです。
離乳食に慣れてきた赤ちゃんでもゴーヤを食べ始める時期には個人差があります。
先輩ママ達は、いつからゴーヤを与えてるか気になりますよね。
ゴーヤを与え始める時期について、様々な意見や見解があるようです。

生後6ヶ月に与えてみたけれど、苦味を嫌がって全然食べてくれなかった。

苦味があるからゴーヤは離乳食ではあげてない。小学校の給食が初めてでした。
ゴーヤは苦味が強いので、ゴーヤだけでは食べてくれないこともあります。
そのままゴーヤを与えるのではなく、赤ちゃんが食べやすいように工夫が必要です。
ゴーヤは柔らかく茹でて食べさせよう
ゴーヤはサラダや和え物など、生で食べることができる野菜です。でも、離乳食のゴーヤはしっかりと加熱して与えましょう。
特に赤ちゃんは消化に時間がかかると言われているため、離乳食でゴーヤを与えるときには柔らかく茹でてあげることが大切です。
また、ゴーヤの苦味はくたくたに加熱することでより和らぎます。
ゴーヤは他の食材と組み合わせて食べやすくしよう
離乳食期で初めて食べさせる食材は他の食材と混ぜないで与えるようにするのが基本です。
しかし、ゴーヤの場合は苦味が強いので、赤ちゃんがゴーヤ単体では食べてくれない可能性が高いです。
なので、ゴーヤに限っては、赤ちゃんが食べやすいように他の食材と混ぜてあげるといいでしょう♪
もちろん、混ぜる食材はアレルギーがないことを確認したものにします。
- 卵
- 納豆
- 豆腐
- トマト
- オクラ
- キャベツ
【離乳食月齢別】与えるゴーヤの形状と使用可能な調味料
ここで、月齢別にゴーヤの離乳食を与える形状と使用できる調味料をご紹介します。
メモ:月齢別の与える形状と、使用可能になる調味料
月齢 | 与える形状 | 使用可能になる調味料 |
5~6ヵ月 | やわらかくゆでて、裏ごしする | だし |
7~8ヵ月 | やわらかくゆでて、粒のこるくらいにすりつぶす | 砂糖 塩 |
9~11ヵ月 | やわらかくゆでて、細かくきざむ | しょうゆ みそ |
1歳~ | やわらかくゆでれば、薄切りでOK | 基本的な調味料すべて |
月齢にあった調味料とゴーヤを組み合わせることで、赤ちゃんにゴーヤの離乳食を美味しく食べてもらえたらいいですね。
赤ちゃんがゴーヤを嫌がったら無理に与える必要はない
しかし、このような工夫をしたとしても、赤ちゃんが嫌がるかもしれません。
なぜなら、子どもはある程度大きくなるまで、酸味(腐っているかも)や苦味(毒かも)を本能的に危険ととらえるシグナルがそなわっているからなのです。
栄養成分はゴーヤ以外の他の野菜から摂取することができるし、わざわざ苦味を我慢させてまで食べさせなくても大丈夫です。
そのため、無理に口に入れたりしないで、食べてくれたらいいな~というくらいの気持ちで与えてみましょう。
赤ちゃんがゴーヤを食べるのを嫌がるなら、ゴーヤパウダーをお粥に混ぜて食べさせるのもおすすすめです。
『高知家の野菜パウダー』は人工着色料や砂糖が加えられていないので、安心して食べられます。
赤ちゃんに食べさせるものだから、安心安全なものを選びたいですよね!
使い方は、月齢の低い赤ちゃんだと離乳食にパパッとふりかけたり、1歳前後の赤ちゃんなら忙しい朝の卵焼きや味噌汁にちょこっと入れたりできます。
ゴーヤ以外にもトマトやオクラパウダーがあり、時短で美味しく栄養摂取ができるのもメリットです!
離乳食でゴーヤの苦味はネックだが栄養満点♪


ゴーヤは苦味があるから赤ちゃんが1歳過ぎてから与えてみようかな?

苦味で野菜嫌いになってほしくないし、ゴーヤは3歳まで与えない。
赤ちゃんの離乳食でゴーヤは苦味があるから避けたいなと思っているあなた。
ゴーヤは苦味もありますが、栄養成分もたっぷりなので、離乳食に取り入れることをおすすめします。
もちろん、離乳食で与える際は、苦味を抑える下ごしらえをしましょうね。
苦い野菜という、ぼんやりとした認識しかないゴーヤですが、どんな栄養があるのでしょう。
また、あのゴーヤ独特の苦味の成分は何なのでしょうか。
ゴーヤ100g当たりの主な栄養成分
まずは、ゴーヤ100gあたりの主な栄養成分を見てみましょう。
【栄養成分】
- ビタミンC
- カリウム
- マグネシウム
- カルシウム
- 不溶性食物繊維
・ビタミンC 76mg
ゴーヤにはビタミンCがレモン果汁の1.5倍相当の量が含まれています。
ビタミンCには、血管や軟骨を正常に保ち、免疫力を高める効果があり、さらに日焼け防止効果もあります。
熱に弱いビタミンCですが、ゴーヤのビタミンCは加熱に強く、損失がほとんどありません。
・カリウム 260mg
カリウムは塩分の排出をうながす働きがあります。
塩分のとりすぎによるむくみが気になる場合には、ゴーヤのような、カリウムが豊富な食品を摂取しましょう。
・マグネシウム 14mg
マグネシウムは骨や歯を作るのに役立ち、筋肉の収縮をスムーズにします。
・カルシウム 14mg
カルシウムは強い歯や骨をつくります。また筋肉の収縮や神経を安定させる働きがあります。
・不溶性食物繊維 2.1g
不溶性食物繊維はスムーズな排便をうながす働きがあります。
腸内にいる善玉菌のエサになり、腸内環境を整えるのに役立ちます。
他にもこんな栄養成分があります。ゴーヤには栄養成分が豊富なのがわかりますね。
・リノレン酸
リノレン酸は脂肪燃焼効果があります。ダイエット効果が期待できるなんて、嬉しいですね。
・モモルデシン
モモルデシンとは、ゴーヤに含まれる苦み成分のことです。
20種類以上のアミノ酸でできており、胃粘膜の保護や胃腸を刺激して、化液の分泌を促進させ、食欲を増進させる効果があると言われています。
ゴーヤはビタミンCなどの栄養素が豊富で、あの苦味成分には食欲増進効果などがあるのですね。

さすが夏が旬のお野菜。夏バテに効きそうな栄養成分がたっぷりです。
苦くない美味しいゴーヤの選び方を紹介
せっかくなら、苦くない美味しいゴーヤを手に入れたいですよね。
離乳食に最適な苦くない美味しいゴーヤを選ぶポイントを3つ紹介します。
1.外側の緑色が薄い
ゴーヤの外側の緑色が濃いものは新鮮な証拠です。緑色が薄いものは熟し始めている可能性が高く、苦味が弱くなっています。
苦味を抑えたいなら、薄い色のゴーヤを選びましょう。
2.こぶりな割にずっしりと重みがある
こぶりのゴーヤを手に取り、ずっしりと重みを感じるものか確かめます。
ずっしりと重みを感じるものは中身が詰まっているということです。
ただし、大きすぎるゴーヤは水分が抜け、食感が落ちている可能性があるので避けましょう。
ポイントは、長さではなく、重みで判断することです!
3.表面につやとイボにハリがある
新鮮なゴーヤはイボの大きさがそろって密集しています。
イボが多ければ多いほど美味しいゴーヤであると言われており、イボの大きいものは苦味が弱い傾向にあります。
また、イボが剥がれていたり、外側に傷がついたりいているものは選ばないようにしましょう。
知らないと損!ゴーヤの苦味を抑える下ごしらえ3選

ゴーヤを赤ちゃんに食べさせる際に気になるのがゴーヤの苦味ですよね。
苦味の強いゴーヤは赤ちゃんにとってもは非常に食べづらい野菜です。
ゴーヤの苦味。中のわたや種にあると思いがちですが、一番苦味があるのは、表面のデコボコ部分なんです。
そして「緑が濃い」「デコボコが小さい」ものの方が、苦味が強い傾向にあります。
大人もゴーヤの苦味が苦手なこともあるのに、赤ちゃんならなおさらです。

赤ちゃんに嫌がられない離乳食のゴーヤの下ごしらえの方法はあるのかな?
離乳食で赤ちゃんの嫌がる苦味は下ごしらえで抑えることができるんです。
そんなゴーヤの苦味を抑える下ごしらえの方法は3通りあります。
- 種とワタを取り除く
- 塩もみする
- 熱湯で湯通しする
ゴーヤの苦味は、下ごしらえ次第でかなり軽減されます。それぞれ詳しく手順をご紹介していきますね。
『種とワタを取り除く』
ゴーヤを軽く水洗いし、両端を少し切り落とし、縦半分にきります。
そして、スプーンを使ってゴーヤの中の種とワタの部分を取り除きます。
※種とワタの部分に苦味の元があるので、しっかりと削ぎ取りましょう。
『塩もみをする』
まず、ゴーヤを端から切っていきます。2~3ミリの薄切りにしてください。
下ごしらえで薄く切れば切るほど、ゴーヤの苦味が感じにくくなります。
ボウルに薄切りしたゴーヤと塩を入れて、よくもんでください。
そのままの状態で10程おいて、最後に水気を切りましょう。離乳食の場合は、塩を十分に洗い流します。
塩でもむことで、ゴーヤの苦味を適度に落としてくれます。
もっと苦味を和らげたいという場合は、砂糖を使ってゴーヤをもむといいですよ♪
その場合、ゴーヤ1本に対して、塩小さじ1/2・砂糖小さじ2を目安にしましょう。
もちろん、砂糖も塩と同じくしっかりと水で洗い流す必要があります。
『熱湯で湯通しする』
さらに苦味を和らげたい場合は、熱湯で湯通しすることをおすすめします。
鍋にお湯を沸かして塩もみしたゴーヤを入れます。10秒程度、さっとお湯に通したら、ザルにあげましょう。
粗熱が取れたらギュッと絞って完了です。下ごしらえの段階でしっかり茹でる必要はありません。
苦味が気にならない!ゴーヤを使った離乳食レシピ3選

離乳食の進み具合に合わせた赤ちゃんも大人も喜ぶゴーヤを使ったレシピをご紹介します。
ゴーヤがゆ
- ゴーヤ 3cm角1個程度
- 10倍がゆ 大さじ1
【作り方】
- ゴーヤは柔らかく茹で、裏ごししてトロトロにする
- 10倍がゆは滑らかにすりつぶし、1を加えて混ぜる
※すりつぶす場合は、ブレンダーを使うと簡単にトロトロの状態にできます。
ゴーヤとチーズのスクランブルエッグ
- ゴーヤ 1/3本
- 卵 1個
- 牛乳 大さじ1
- ピザ用チーズ 10g
【作り方】
- ボウルに卵を割りほぐし、牛乳、ピザ用チーズを加え、柔らかく茹でたゴーヤを加えて混ぜる
- フライパンに1を加え、菜箸でくるくる混ぜながら火を通す
- しっかり卵に日が通ったら取り出し、食べやすいサイズに潰す
チーズと卵でゴーヤの苦味が気になりくい、赤ちゃんも楽しめるメニューです。
ゴーヤとキャベツとたらのスープ煮
- ゴーヤ 10g
- キャベツ 15g
- たら 15g
- ベビーフードの野菜スープ 30cc
【作り方】
- ゴーヤとキャベツを2mm角にきる
- たらを3分ほど茹でてから骨を取ってほぐす
- 小鍋に1を入れ、野菜スープを加えたら、柔らかくなるまで弱火で煮る
- たらを加え、水分がなくなるまで煮詰める
※塩たらは塩分を多く含んでいるため、離乳食では生のたらを使いましょう。
まとめ

- ゴーヤの離乳食を与える時期は、お粥に慣れ、嫌がらなければいつからでもOK
- 離乳食のゴーヤをいつから食べるかは個人差がある
- 薄切りして柔らかくゆで、塩もみなどで苦味をおさえ、形状に気をつけて与える
- 苦味を嫌がるのは本能。赤ちゃんが嫌がったら、無理に与えない
- ゴーヤには夏バテにも効く、豊富な栄養成分が含まれている
家族や周りの友達に離乳食でゴーヤをいつからあげたか聞いてみるのもいいでしょう。
ゴーヤは沖縄の代表的な野菜としても有名ですが、沖縄でも子どもに与えるのは小学校中・高学年からがほとんどだそうです。
ゴーヤのような苦味の処理が必要で、手間のかかる食材でも食べさせてあげたい。
そんな赤ちゃんを思うあなたの気持ちは、きっと伝わるはずです。
離乳食作りは大変なものですが、その時期にしかできないこと。工夫しながら頑張って行きましょう。