インコがしゃべる理由を徹底調査!オスとメスで違いはあるの?

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オハヨウ!オハヨウ!ゴハンチョ~ダイッ!

たくさんしゃべるインコって一緒にいて楽しくて、とっても可愛いですよね!

インコがペットとして人気な理由に、賢くて人懐っこい習性もあげられます。

インコの仲間には、人間の声帯に似た鳴管(めいかん)と呼ばれる器官があるので、しゃべることができるんですよ!

この記事では、鳴管について、インコの生態、しゃべる理由について徹底調査していきます!

おうちのインコが人の真似をしてしゃべるのはなんとなくわかるけど、野生のインコってしゃべるのか…気になりませんか?

調べていくと、オスよりメスがおしゃべりが上手との噂が…(笑)。その理由も併せて解説していきます!

鳥かごに元々ついていた水入れはかごの下の方にしかつけられないので、どうしてもフンや羽が入ってしまいがちです。

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インコがしゃべる理由はコミュニケーションのため!

野生のインコは、群れで生活をする動物です。群れの中で、コミュニケーションをとる時に重要になってくるのは「鳴き声」。

仲間を呼ぶ、危険を知らせる、求愛するなどのコミュニケーションは集団行動においてとても大切なものです。

インコは一緒に生活する仲間の真似をする習性があり、周りで聞こえる声や音を言語として覚えていきます。

人間と生活するインコにとって、飼い主は群れの仲間と同じ立ち位置なんです。

そのため言葉や、声、日常の音などを真似をしてコミュニケーションをとろうとしているのです。

インコは好奇心が旺盛な子が多く、積極的に話しかけて人間と接しようとしてきます。

仲間だと思ってるからいっぱい真似して仲良くなりたいんだ~!

仲良くなりたいと思ってくれてるなんてわかると、ますます可愛く思えてきますね♪

インコがしゃべる理由その1!鳴管の存在

私たち人間が様々な音程や複雑な発音でしゃべることができるのは、声を発する器官の「声帯」があるからです。

そして、インコにも私たち人間と同じように声を発せられる「鳴管(めいかん)」という器官があるのです。

どの鳥も気管の奥にある鳴管を使って発声し鳴いているのですが、インコは他の鳥と比べて鳴管の筋肉が発達しているため、複雑な音を出しておしゃべりできるのです。

インコがしゃべる理由その2!舌が発達している

インコには私たち人間のような唇もなく、舌もとても小さいですよね。

しかし、インコの舌は他の鳥と比べると、肉厚で柔らかく、自由に動かせるように筋肉が発達しています。

そのため人のように舌の形を変え、様々な音を出すことができ、言葉のような抑揚をそのまま真似して、上手におしゃべりするのです。

インコがしゃべる理由その3!真似をする習性がある

インコは日常的に聞こえる音や、自分が面白いと思った音を真似る習性があります。

インコが人間の口元をじっと見つめている時は、言葉を聞いて真似しようとしている合図。

言葉を真似する時は「飼い主が好きだからもっと話したい!」というアピールでもあるので、たくさん構ってあげてくださいね♪

インコの中でたくさんしゃべるのはどの種類?

インコならどんな種類の子でもしゃべることができる!と思っている人も多いと思います。

しかし、種類によってしゃべることが得意だったり、苦手だったりと様々。次は、しゃべるのが得意なインコをご紹介いたします♪

セキセイインコ

「インコ」と聞くとパッと思い浮かぶのはこのセキセイインコではないでしょうか?

オーストラリア原産で、体長20cmほどの手のりサイズな小さめインコです。

漢字では背黄青(セキセイ)と書きます。全体的に黄色で、尾羽の中央2枚が青いことに由来します。

人に懐きやすく、見た目もカラフルで可愛らしいため、ペットとしても人気が高い種類で、小型のインコの中で最もしゃべるのが得意だと言われています。

個体差はありますが、「オハヨウ」など挨拶のような短い言葉だけでなく、住所などの長文を覚えられる子もいるんですよ!

色や柄によって種類が分かれていて、そのバリエーションは5000種類にものぼると言われています。

スパングルやオパーリン、ハルクインなどの種類が有名です。

野生のセキセイインコは緑色ですが、ペット用に品種改良されたものは白・黄・青がメイン。

羽全体が黄色の個体の場合、オスは鼻付近が青色で、メスは繁殖期にのみ黄色なります。

オカメインコ

ほっぺが可愛いオカメインコはオーストラリア原産。意外にもオウム科で、性格はおっとりしています。セキセイインコより一回り大きく、35cmほど。

人に慣れやすく、オスは特におしゃべりが得意な個体が多いという傾向にあります。

人に懐きやすい反面、寂しがりやで繊細。大きな音に敏感で、パニックを起こしやすい子もいるため、静かな場所で育ててあげましょう。

大きい声も苦手なので、おしゃべりを教える時は注意が必要です。

ヨウム

「オウム」のような発音ですが、インコ目インコ科の鳥、ヨウム。

アフリカ原産で、温和な性質、頭がとても良いため、しゃべるのも得意です。

全長30~40cmと大型で、人間の5歳児ほどの知能があることがわかっています。

人間の言葉を覚えるスピードも早く、言葉や日常の生活音を真似るのはもちろんですが、言葉の意味を理解して人と会話ができるヨウムもいるようです!

様々なインコの中でも、とても長生きする種類で、寿命はなんと約50年と言われています。

ボウシインコ

ずんぐりした体型が可愛らしいボウシインコは、南米原産で緑色の体に赤や黄色が入っていてとてもカラフルな種類です。

体長は30~40cmと大型で、非常に賢く人が大好き。攻撃性が少なく、飼い主に忠実になる子が多いようです。

飼い主に一途な反面、警戒心が強いため、急な来客や初対面の相手にはなかなか心を開いてくれません。

ヨウム同様、長寿なインコで、40年前後生きると言われています。

マメルリハ

画像は鮮やかな青の個体ですが、緑色の子も多くいるマメルリハ。エクアドルやペルーなどの南アフリカ出身です。

セキセイインコよりも小柄で13cmほどしかなく、インコ界でも最小クラスです。

マメルリハはハッキリした性格で、人に懐いてはくれますが、おしゃべりは個体によって好き嫌いが分かれます。

不機嫌になると噛みついてくることもあるほど、喜怒哀楽がハッキリしているので、おしゃべりが好きでない子には、無理に言葉を教えるのはやめましょう。

基本は大人しくマイペースな性格なので、距離感を大切にしてコミュニケーションをとるとよいですよ!

インコがしゃべりやすくなる育て方をご紹介!

しゃべれなくても可愛いけど、しゃべってくれたら嬉しいなぁ。

せっかくインコを飼うならコミュニケーションがとりたい!と思うあなたに、インコがしゃべりやすくなる育て方をご紹介いたします♪

〈覚えやすい短い言葉から教える〉

インコにとって「挨拶」は覚えやすく、発音しやすいと言われています。

「おはよう」「こんにちは」「おやすみ」などの短い言葉なら覚えられるという種類の子が多いので、毎日挨拶をしてコミュニケーションをとるといいでしょう

「○○ちゃん」などの名前や、「ごはん」「おいで」「かわいい」などの使用頻度の高い言葉も、覚えてくれる可能性大ですよ!

〈1羽で育てる〉

同じ空間に複数のインコがいると、インコ同士で鳴き声を真似たり、コミュニケーションをとったりしてしまいます。

インコ同士のコミュニケーションも大事ですが、言葉を覚えさせたい!となると1匹で飼うことをおすすめします。

人間としゃべる機会がないと言葉は覚えられないので、1羽で育てる方が人間の言葉を覚えやすくなりますよ。

〈たくさんしゃべりかける〉

インコは、仲間同士鳴き声でコミュニケーションをとる生き物なので、飼い主からたくさん話しかけられると仲間だと思います。

愛情を持ってしゃべりかけ、「おしゃべりは楽しい」と思ってもらうことが大切です。

〈しゃべるのが苦手な子もいる〉

インコは種類によって性格も異なりますが、個体によっても差はあります。

おしゃべりが苦手な子に無理強いはせず、優しく接しましょう。

しゃべれなくても愛してね~!

野生のインコがしゃべることはできるの?

インコが言葉を覚えるのは、「仲間とコミュニケーションをとるため」です。

なので人間と生活しているインコは言葉を覚えますが、野生のインコが人の言葉を覚える可能性はゼロに等しいです。

おしゃべりできるお友達が近くにいないと覚えられないの~。

例外として、オーストラリアなどでペットとして買われていたインコが逃げ出して野生化、というケースは実際にあったそうです。

野生で人の言葉を話すインコ…想像するだけで怖いですね(笑)。

インコでしゃべるのが上手いのはオスって本当?

インコの鳴管という器官は、オスにもメスにも、同じようにあります。

なので、どちらもしゃべることはできます。しかし!オスのインコの方が、しゃべることは得意です。

オスはメスへの求愛行動で、歌を歌うように鳴くため、鳴管の筋肉がメスよりも発達していることが理由として挙げられます。

しゃべるのが得意な個体にオスが多いのは、複雑な音、声真似ができること、相手へのアピールポイントが高いことは、優秀なオスであることの表れなのです。

メスのインコへのアピールのために、様々な種類の声色を出そうとするので、本能的にしゃべるのが得意な子が多いようですよ♪

まとめ

  • インコがしゃべる理由は、仲間とコミュニケーションをとるためであり、飼い主のことも仲間だと思い言葉や声を真似る
  • インコは鳴管や舌の筋肉が他の鳥より発達しているため、しゃべることができる
  • インコは周りの声や物音を真似をする習性がある
  • しゃべるインコに育てるには、「おはよう」「ごはん」などの短くて覚えやすい言葉から教えた方が良い
  • 1羽で飼う方が、他のインコとコミュニケーションをとって混乱してしまうことなく、人間の言葉を覚える可能性が高い
  • インコでもしゃべるのは苦手な子もいる
  • 野生のインコが人の言葉を覚える可能性はほとんどない
  • オスのインコが方がおしゃべりが上手い理由は、メスへのアピールのため鳴管や舌の筋肉がメスより発達しているため

インコは自力で言葉を覚えようとする子が多いので、言葉を教え込むぞ!という努力はしなくても大丈夫です。

飼い主とコミュニケーションがとりたくて本能的に覚え、そして突然喋りだします(笑)。

インコがしゃべるのは、飼い主のことが大好きで仲良くなりたいという理由なのです。愛おしいですね!