雑草が伸びているから、草刈機で刈ってしまおう。
と思っていたのに、エンジンがかからないために、草刈機が使えず作業ができなかったということはありませんか。
草刈機のエンジンがかからない原因は、大きく2種類に分けられます。
1つは燃料などの消耗品が原因の場合、もう1つはスパークプラグなど部品の場合です。
草刈機のエンジンがかからない原因を特定すると、適切な対処をとることができます。
1つずつ説明していくので、あなたの草刈機がどの原因でエンジンがかからないのかチェックしてみましょう。
そして、エンジンがかからない原因をチェックできたら、次に対処方法を試してみましょう。
うまくいけば、専門業者に修理を依頼せずに自分で直せるかもしれませんよ。
草刈機のエンジンがかからない原因は燃料かも⁉︎
草刈機のエンジンがかからない原因は燃料などの可能性があるんです。あなたの草刈機のエンジンがかからない原因を一緒に特定していきましょう。
草刈機の燃料はなくなっていませんか?
燃料が切れた状態では草刈機を使用できません。
草刈機には、コンセントでチャージするタイプや、ガス・ガソリンを使うタイプがあります。
コンセントで充電するタイプの場合、充電後に時間が経過すると充電したものが放電されてしまいます。
エンジンをかけるための電力がないために、かからない状態になってしまっているのです。
また、ガソリンタイプの場合、燃料が入っていない状態ではエンジンはかかりません。車がガス欠を起こして動かなくなってしまう仕組みと同じですね。
草刈機のエンジンオイルが劣化している可能性は?
4サイクルのエンジンの場合、車と同じでエンジンオイルが使用されています。
エンジンオイルが古くなると、水分が蒸発し、粘度が高くなってしまいます。古いエンジンオイルはキャブレターを詰まらせる原因となるので注意しましょう。
2サイクルのエンジンの場合、混合燃料を使用しているのでエンジンオイルの交換は必要ありません。
しかし、混合燃料に入れるガソリンとエンジンオイルの配合を間違うと草刈機の故障につながるのでこちらも注意が必要です。
燃料を入れ間違うと焼き付けを起こしますよ!
燃料を入れ間違うと、エンジンの焼き付けを起こす可能性があります。
焼き付けとは、エンジン内のピストンにピストンシリンジがくっついてしまったり、シリンダーに傷がついてしまったりして故障してしまうことを言います。
焼き付けを起こすと自分で修理することは不可能です。しかも、修理費が高額になる可能性もあるので燃料の入れ間違いには注意しましょう。
2サイクルのエンジンにガソリンを入れること。4サイクルのエンジンに混合燃料を入れることは避けてください。
間違えた燃料を入れてしまった場合は、エンジンをかけずに燃料を抜いてしまいましょう。
草刈機のエンジンがかからないのはプラグが理由!?
草刈機のエンジンがかからない理由にはプラグ、チョーク、スターターロープなどが原因の可能性も考えられます。
ここまで該当する項目がなかった場合、燃料以外が原因となっているので草刈機の状態を1つずつチェックしていきましょう。
燃料かぶりでスパークプラグは汚れていませんか?
燃料かぶりとはスパークプラグ内で燃料が漏れてしまっている状態のことです。
チョークを閉じたまま、何回もスターターロープを引くと燃料漏れを引き起こしてしまいます。
燃料かぶりの状態になると、スパークプラグから火花が出ないためエンジンがかからない状態になってしまいます。
スパークプラグを点検して、燃料が漏れたり汚れたりしていないかチェックしてみましょう。
チョークを使用してエンジンをかけやすくしよう♪
あなたは草刈機にチョークという機械がついていることを知っていますか?
正直私は知らなかったので、黒板に書くやつ!?くらいに思っていました。
チョークとは、エンジンをスムーズにかけられるように燃料の濃度を調節する機械のことです。
ガソリンの噴出量を増やすことで、エンジンがかかりやすくなるんですよ。
あなたの草刈機はチョークがONになっていますか?
スターターロープに問題はありませんか?
スターターから伸びているひものことをスターターロープといいます。
草刈機はスターターロープを引っ張ってエンジンをかけるのですが、切れたり、絡まったりするとエンジンがかからなくなってしまいます。
ほどけなかったり、切れたりした場合は、自力での修理が不可能になるので注意しましょうね。
吸気口やマフラーは詰まっていませんか?
長期間使わないで屋外に放置していると、吸気口やマフラーにゴミが詰まる可能性があります。
ゴミが詰まっていると、エンジンがかかりにくくなったり、かかってもすぐに止まったりしてしまいます。
草刈機のエンジンがかからないときの対処はこうしよう
ここまで、草刈機のエンジンがかからないときの原因をお話しました。
メーカーや専門業者で修理してもらうこともできるのですが、費用がかかります。
草刈機のエンジンがかからない場合は、まず自宅でできる対処方法を実施してみましょう。
うまくいけば、修理費用を安く、もしくは無料で済ませることができますよ。
草刈機の燃料やオイルに関する対処方法はこれだ!!
ガソリンなど燃料に関する対処方法
草刈機は本体に適合した燃料を補充してあげることで、エンジンの焼き付けを回避できます。
充電式はコンセントでチャージを、ガソリン式はガソリンを補充してあげましょう。
使用する燃料は4サイクルの場合、ガソリンは車などと同じなので、ガソリンスタンドに行けば給油できます。
ガソリンスタンドで草刈機に給油する姿って見たことないよ。
私が目にすることがなかっただけなのかもしれませんが、おそらく携行缶を利用しているのでしょう。
携行缶を利用すると自宅でも簡単に燃料を補給することができるので、草刈機をよく使う場合は購入を検討してもよいのかもしれませんね。
ガソリンスタンドで携行缶に給油するときには注意する点があるんです。以前の記事ですが、携行缶関する内容なので参考にして下さい。
そもそも、燃料って何を入れたらいいんだぁ。
実は、エンジンって2サイクルと4サイクルがあるので、それによって使用する燃料が違うんです。
2サイクルの場合は混合ガソリン(混合燃料)、4サイクルの場合は車などと同じガソリンを使用します。
2サイクルか4サイクルの違いがわからないんだけど。
どちらのエンジンかわからない場合、本体や燃料タンクを確認してみましょう。
ガソリンと書かれていれば4サイクルで間違いありません。
もし、本体や燃料タンクに書かれていない場合は、諦めて取扱説明書を読みましょうね。
エンジンオイルに関する対処方法
エンジンオイルが古くなっていることが原因で、エンジンがかからない場合もあります。
エンジンオイルは定期的に交換しておきましょう。車と同様に最低年1~2回の交換が必要なので、目安を覚えておくといいですね。
草刈機の部品に関する対処方法はこれだ!!
チョークに関する対処方法
まずは、チョークがONになっているかをチェックしてみましょう。
エンジンがかかって温まった場合はチョークを使う必要はありません。途中でOFFに戻しましょうね。
スパークプラグに関する対処方法
スパークプラグを点検することで、燃料が漏れたり汚れたりしていないかチェックしてみましょう。スパークプラグが汚れている場合、ブラシなどを使って掃除してくださいね。
汚れが取れてきれいになればエンジンがかかる可能性もありますよ。
スターターロープに関する対処方法
スターターロープが切れた場合は自分で修理できません。しかし、絡まっているだけならほどいてあげると使用できるんです。
スターターロープを引っ張るのは固くて力がいると夫がいっていました。
引っ張りすぎてロープが抜けたり、何度も引っ張ったりして燃料かぶりにならないよう注意しましょう。
吸気口やマフラーに関する対処方法
取扱説明書を確認しながら、吸気口やマフラーに詰まっているゴミを取り除いてあげましょう。
ゴミが詰まらないように屋内で保管するのも1つの方法ですね。
まとめ
- 草刈機のエンジンがかからない原因は、ガソリン、充電切れなどの燃料不足の可能性があるので適切な燃料を補充しよう
- エンジンオイルが古くなれば、キャブレターを詰まらせる原因となるので、年に1~2回はエンジンオイルの交換をしよう
- 燃料の入れ間違いは、焼き付けを起こす可能性があるので、草刈機に記載されている燃料をチェックしておこう
- 燃料かぶりとはスパークプラグ内で燃料が漏れてしまっている状態のことで、プラグの汚れを掃除する必要がある
- チョークとは、エンジンをスムーズにかけられるように燃料の濃度を調節する機械のことなので、ONになっているか確認をする
- スターターロープの絡まりを確認し、取扱説明書を見ながらほどくとよい
- 草刈機を長期間使わないで屋外に放置していると、吸気口やマフラーにゴミが詰まる可能性があるので、屋内で保管し、使う前にはゴミが詰まっていないか確認しよう
まずは、ダメ元で自分でやってみましょう。うまくいけば修理にかかる費用を削減できます。
しかし、いろいろと試してみても草刈機のエンジンがかからないこともあるでしょう。そのときは諦めて専門業者などのプロに修理を依頼してくださいね。
あなたの、草刈機のエンジンがかからない原因を追究するためのお手伝いになれば嬉しいです♪