日当たりの良いマンションのお部屋って、ステキで心地良いですよね。
でも夏が近づいて来ると、その日当たりが苦痛に変わってはいませんか。
そうだ、ベランダに日よけのサンシェードを取り付けたら良いかも!
ちょっと待って!マンションによってサンシェードは禁止されている場合があるんですよ。
サンシェードを取り付ける前に、マンションで禁止されていないか規約を確認する必要があります。
ここではまず最初に、マンションのサンシェードが禁止されている理由を解説します。
それをふまえた上で、サンシェードを取り付ける方法や、マンションにおすすめのつっぱり式タイプをご紹介します。
またサンシェードが禁止の場合でも、マンションの室内側でできる日よけ方法もありますので、参考にしてみてくださいね。
マンションはサンシェード禁止の場合あり!必ず確認を
マンションのベランダは、あなたの専用部分だと思いますよね。
ところが、マンションのベランダは共有スペースなんですよ。階段や踊り場と同じ扱いです。
なぜかというと、ベランダは火事や地震などの緊急時に、避難経路となるからなんです。
マンションのベランダは”居住者の自由に使えるけれど、避難時に邪魔なものを置いてはいけない”ということなんだね。
そのためマンションによって、サンシェードを禁止している場合があります。
サンシェードを設置する前に、あなたがお住まいのマンションの規約を読むか、管理会社に確認しましょう。
またマンションのサンシェードは、落下の危険性があるため禁止にしていることもあります。
マンションの階が高くなるにつれ、サンシェードが受ける強風の影響も大きくなることが考えられます。
強風や突風によってサンシェードが落ちた先の家や建物を壊したり、通行人にケガをさせてしまったりするかもしれません。
マンションの規約でサンシェードが禁止されていなくても、高層階にお住まいの場合は落下の危険性を考えて、設置しない方が無難でしょう。
マンションにサンシェードを取り付ける方法をご紹介♪
うちのマンションはサンシェードOKだったよ♪
サンシェードの取り付けはどうやったら良いのかな?
あなたのマンションが賃貸の場合は、物件に穴を開けたり、傷を付けたりするサンシェードの取り付け方法はできません。
外壁の原状回復の費用は高額になることが多いので、無理に取り付けてはダメですよ。
賃貸ではなくても、なるべくなら傷を付けたくありませんよね。
ここからは、マンションに傷を付けずにできる、サンシェードの取り付け方法をお教えします。
サンシェードの上部は専用フックで取り付けよう
マンションのベランダに、傷を付けることなくサンシェードを取り付けできる専用のフックをご紹介します。
①ネジタイプのフック
こちらのフックは、サッシにネジで固定して取り付けるタイプです。
傷防止シートもセットなので、ネジによるサッシへの傷を心配することなく使用できますよ♪
サンシェードを取り付けるなら、強度が高いネジタイプのフックが一番おすすめです。
ただし、サッシのサイズによっては取り付けできない場合もあるので、確認してから購入しましょう。
②接着するタイプのフック
両面テープなどでサッシに接着させるタイプのフックです。
接着タイプの良いところは、取り付けられる場所や範囲がネジタイプに比べて自由な点です。
その反面、フックを取り外す時に、接着剤がなかなかキレイに取れない可能性があります。
またネジタイプよりも接着タイプのフックは、強度が落ちるんです。
我が家でも接着タイプのフックを使用していましたが、いつの間にか外れていたことがありました。
接着タイプのフックを使用する時は、頻繁にきちんと接着しているかを確かめる必要がありますね。
③マグネットタイプのフック
スチール製のサッシの場合は、マグネットタイプのフックが使えますよ。
マグネットタイプは手軽に使用できますが、強力な磁石を使用しているため、取り付けの時は指をはさまないように注意しましょう。
サンシェードの下部は手すりやウェイトに固定しよう
サンシェードの上部を取り付け終えたら、下部もきちんと固定しましょう。
丈夫なロープや専用バンドを使用して、ベランダの手すりにしっかり結びます。
手すりがない場合は、下記のようなマルチウェイトに固定するのがおすすめですよ。
水を入れて使用するマルチウェイトなら、持ち運びや設置もラクにできますね。
マンションのサンシェードにおすすめなつっぱり式
外壁を傷つけるおそれのないつっぱり式のサンシェードは、マンションのベランダにおすすめです。
のき下や天井があるタイプのベランダに取り付け可能で、専用フックを取り付ける手間がありません。
スクリーンを好きな角度に調整できる商品が多く、マンションのお部屋を目隠ししたいあなたにおすすめです。
洗濯物を干すことができる便利なタイプのつっぱり式サンシェードもありますよ。
オープンカフェのようにおしゃれなデザインのつっぱり式サンシェードも多くあり、シーンに合わせて異なる使い方をするのもおすすめですよ♪
つっぱり式のサンシェードは、安全のために必ず2人以上でマンションのベランダに設置しましょう。
そして、強風の時の使用は危険なので、スクリーンを広げるのはやめましょうね。
マンションのサンシェード以外で日よけする方法
うちのマンションはサンシェード禁止だったわ。
サンシェード以外の日よけ方法が知りたいな。
あなたのマンションがサンシェード禁止だった場合は、ベランダ側ではなく室内側から日よけをしましょう。
室内側からできるおすすめの日よけ方法は3つあります。
- UVフィルムや遮光遮熱シートを窓ガラスに貼る
- 遮光カーテン、遮熱・断熱カーテンに変える
- 機能性レースカーテンに変える
室内側に日よけアイテムを使うと、快適にすごせるようになりますよ♪順番にくわしく見ていきましょう。
①UVフィルムや遮光遮熱シートを窓ガラスに貼る
UVフィルムや遮光遮熱シートは、紫外線を99%カットできるものや、取り外しが簡単なものもあるので、賃貸マンションにもピッタリです。
室内を見えにくくする、目隠し効果があるものもあります。
フィルムやシートは水で窓ガラスに貼り付けるものが多く、失敗しても貼り直しがきくため、DIY初心者のあなたにも簡単にできますよ。
キレイにはがせるため、賃貸マンションにお住まいの場合でも安心ですね。
UVフィルムや遮光遮熱シートは窓に貼り付けるだけなので、手軽に試せるところがうれしいですよね。
②遮光カーテン、遮熱・断熱カーテンに変える
カーテンを遮光カーテンや遮熱・断熱カーテンに変えるだけでも、日差しによるお部屋の温度上昇をおさえてくれるんですよ。
特にマンションの高層階では、日光がお部屋に垂直に差し込んできます。
すごくまぶしいので、目を開けているのが難しい時もありますよね。
日差しのまぶしさをどうにかしたい時は、遮光カーテンがおすすめですよ。
遮光機能がまぶしさと暑さもブロックしてくれるんです。
遮光機能には等級があり、しっかり遮光したいなら完全遮光か遮光1級のカーテンを選びましょう。
<遮光カーテンの等級の目安>
完全遮光 | 遮光率100% | 全く光を通さない |
遮光1級 | 遮光率99.99%以上 | 人の顔が認識できない暗さ |
遮光2級 | 遮光率99.80~99.99%未満 | 人の顔や表情がわかる暗さ |
遮光3級 | 遮光率99.40~99.80%未満 | 人の顔は分かるが、読み書きできない暗さ |
あなたのお部屋に西日がよく当たる場合は、遮熱・断熱カーテンがおすすめです。
西日の熱は床やお部屋に蓄積されて、日が暮れても暑いままになってしまうんですよ。
そんな時は遮熱・断熱カーテンで、太陽の熱をしっかりブロックしましょう。
熱を遮断することで、冷房効率もアップします。光熱費をおさえられて、お財布にも優しいですね。
③機能性レースカーテンに変える
機能性レースカーテンは紫外線対策ができるUVカット機能、遮熱・断熱機能などがあります。
機能性レースカーテンなら、日よけをしつつ外の景色を楽しめますし、お部屋が暗くなることもありません。
日中もお部屋ですごすことが多いあなたには、室内の明るさをキープできる機能性レースカーテンがおすすめですよ。
サンシェード以外の日よけ方法で、あなたが快適にすごせるお部屋作りをしてみてくださいね。
まとめ
- マンションによってサンシェードが禁止されている場合があるので、規約を読むか管理会社に確認する
- サンシェードが禁止されていなくても高層階に住んでいる場合は、強風の影響を受けやすく落下の危険性があるため設置しない方が無難
- サンシェードの上部は外壁を傷付けないように、ネジタイプや接着タイプ、マグネットタイプなどの専用フックで取り付ける
- サンシェードの下部は、ベランダの手すりやマルチウェイトなどにしっかり固定する
- マンションのベランダには専用フックなどを使用しなくて済む、つっぱり式のサンシェードがおすすめ
- マンションがサンシェード禁止の場合は、UVカットフィルムを窓に貼るか、カーテンを遮光や遮熱・断熱カーテンに変えることで日よけできる
マンションのサンシェード設置の際の注意点がわかりましたね。
サンシェードは、暑い昼の時間帯をさけて涼しい朝や夕方に取り付けするのがおすすめですよ。暑い夏を工夫して乗り越えましょうね!