あなたの猫ちゃん、元気あるけど尿が出ないことでお困りでしょうか?
猫の尿が出ない時に簡単なマッサージやツボ押しで応急処置をすると、排尿トラブルの改善や再発防止に効果があります。
猫とのスキンシップをかねてマッサージをおこなうことで、病気治療の補助と予防になりますよ♪
ただし、24時間以上尿が出ていない場合や、尿が出ていても少なく血尿が出る・吐くなどの症状がある時にはすぐに動物病院を受診してください。

猫がトイレには行くけれど、何もしないで戻って来るのよねぇ。
猫のそんな行動の背景には、どんな原因や病気があるのでしょうか。
ここでは、猫の尿が出ない時などの排尿トラブルに効く、マッサージやツボを紹介しています。
さらに、猫が尿を我慢する原因や、尿が出ない時に考えられる病気と症状、治療についても解説します。

治療費が払えなくて、治療を断念するオーナーさんが想像以上に多いことはご存じですか?
治療費のために定期預金を崩したり、終身保険を解約したりというケースも。
貯金額が十分になる方に関しては、正直ペット保険は必要ありません。
ただ、動物病院は病院によって治療費が違う、病気の種類によっては高額になりがちです。
猫の尿が出ない時の応急処置!お手軽マッサージとツボ押し
東洋医学で排尿トラブルは、膀胱(ぼうこう)に温熱がたまることが原因だと考えられています。
そのため、膀胱の温熱を取り除く効果があるマッサージやツボを押すことで、排尿トラブルの改善や予防につながるのです。
これは猫も同じ。ここからは猫の尿が出ない時に効くマッサージとツボをお教えしますね。
急にマッサージを始めたりツボを押したりすると、猫がびっくりしてしまいます。
始める前に猫の背中をなでるなど、リラックスさせてからおこないましょう♪
尿が出ない時に効くお手軽マッサージ方法

1.お腹を時計まわりに、ゆっくりやさしくマッサージします。

2.後ろ足の外側を、太もも部分からつま先に向かってやさしくさすります。

3.お尻の近くの肋骨(ろっこつ)部分から、太ももにかけてやさしくなでます。
このマッサージは、猫とのスキンシップをかねておこなうことで、病気の治療の補助と予防になります。
ただし、猫に炎症・腫れ・外傷などがある、発熱・ショックを起こしている時はマッサージしてはいけません。
また、嫌がっている場合は猫のストレスになるので、お互いがリラックスしている間にじゃれあったりしながら、少しずつ慣らしておこないましょう。
尿が出ない時に効くツボ3選♪やさしく圧迫しよう
猫のツボ押しは、力の入れ方に「やさしさ」が求められます。
目安として、250g~500gくらいの力を加えます。キッチンスケールをお持ちであれば、指を押し当ててみると参考になりますよ♪
あなたの猫ちゃんの年齢や体力によって、力の加減をしてくださいね。
攅竹(さんちく)
攅竹(さんちく)は目の上にあるツボで、排せつの乱れを整えてくれます。
このツボを押すことで、体内の水分代謝が促されます。
尿トラブルを起こしがちな猫への効果が期待できます。
両手で後ろからやさしく顔を包み込み、親指で小さく円をえがくように押しましょう。
腎兪(じんゆ)

猫の一番後ろにある肋骨をたどって、その中央にある骨の出っ張りから、3つ後ろの出っ張りがある骨の左右にくぼんだところが腎兪(じんゆ)です。
写真を参考にして大体の位置を確認してみてくださいね。
親指の腹で、ゆっくりやさしく押しましょう。小柄な猫ちゃんなら、左右からつまむように押すと良いですよ。
湧泉(ゆうせん)

湧泉(ゆうせん)は、後足の一番大きな肉球の付け根にあります。
その名の通りこのツボを押すと、エネルギーがこんこんと湧くという意味で、疲労回復や腎臓病に効果があります。
人差し指でツボを押すのがちょうど良いです。小柄な猫ちゃんには綿を使うと押しやすいです。
猫がおしっこをしない原因は?病気の可能性もある?

猫はもともと飲み水が少ない砂漠に住んでいたことから、健康であってもあまり水を飲まず、少量の濃い尿をする習性があります。
しかし、トイレに行こうとしない、尿が出ない場合は何らかの原因があると考えられます。
猫がトイレでおしっこをしない原因は4つ!
猫がトイレでおしっこをしない原因は、次の4つが考えられます。
- トイレが気に入らない
- ストレスを感じている
- 内緒でおしっこしている
- 水を飲む量が足りていない
1.トイレが気に入らない
猫はとてもデリケートな生き物。そのため、猫によってはトイレの大きさや設置場所、砂の種類など何かが気に入らないという理由でおしっこを我慢します。
トイレ内で猫がターンできるくらいの大きさであることや、猫の数+1以上の数を用意することがおすすめです。
下記のような大きめのトイレだと、猫ちゃんも快適そうですね♪
行き来しづらい、落ち着かない場所にある場合は、トイレの場所を変えてみてください。
また猫はきれい好きなため、トイレが汚れているから我慢していることもあります。なるべくこまめに掃除をし、清潔にしてあげましょう。
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2.ストレスを感じている
猫はストレスを感じるとおしっこを我慢することがあります。
ストレスの原因として多いのは、引っ越しや家族構成といった環境の変化、来客や騒音などです。
なにか猫がストレスを感じる要素がないかを考えて、原因を取り除くようにしましょう。
- 来客や雷など強いストレスがかかるできごとがなかったか
- 他の猫やペットとの関係(多頭飼いの場合)
- トイレのまわりで大きな音や振動を感じる物はないか
- 飼い主の長期不在や引っ越しなど環境の変化
- トイレがきれいかどうか
3.内緒でおしっこしている
飼い主に内緒で、気付かない場所におしっこをしているケースがあります。いわゆる粗相(そそう)をしているということです。
トイレの環境が気に入らず、あえて他の場所でおしっこをしてしまうこともあります。
一度おしっこをした場所にはニオイが残っているので、よく確認してみましょう。
ニオイが残っている場所を「ここでおしっこしても良いんだ」と猫が勘違いをしてしまうため、その場所をしっかり掃除をすることが大切です。
またビーズクッションや布団の上など、質感が気に入ったものをトイレと認識している場合もあります。
こちらもニオイが残らないように、しっかりと掃除・洗濯をしましょう!
マーキング行為をしたところのニオイ消しには次亜塩素酸系の消臭剤がおすすめ。
誤ってなめてしまっても体内への残留がないことで、赤ちゃんやペットがいる空間でも安心して使えます。
4.水を飲む量が足りていない
猫は本来砂漠に住む生き物のため、病気でなくても水を飲む量が少なくなりがちです。
あまりに水を飲む量が少ないと、トイレに行かなくなることもあります。
水を飲む量は猫によって個体差がありますが、何箇所か水飲み場を設置しておくと自然に飲むようになります。
水飲み場は猫の数+1以上の数を設置してあげるのがおすすめです。
下記のような、いつもきれいな水が飲める水飲み器を設置するのもいいですね♪
猫が十分に水を飲んでいるか、きちんと確認してあげてくださいね。
尿が出ない原因として考えられる病気は2通り
トイレでおしっこをしようとしているのに尿が出ない、あるいはポタポタとたれる程度しか出ない場合は何らかの病気が原因だと考えられます。
- 尿は作られているが、出ない場合
- 尿が作られず、出ない場合
1.尿は作られているが、出ない場合
尿が正常に作られていても、尿路結石症や膀胱炎、尿路閉塞(にょうろへいそく)、腫瘍(しゅよう)などの病気が原因で、尿の通り道がふさがれてしまう場合があります。
そうなると猫は尿を体外に出すことができません。
尿がまったく出ない状態が続くと、何度も吐く・元気がなくなるといった症状が見られるようになり、高い確率で死に至ります。
2.尿が作られず、出ない場合
尿が作られない原因は、腎機能の低下や尿のもととなる血流量の減少が考えられます。
腎機能の低下は、腎不全や腎炎、慢性腎臓病、腫瘍、中毒などで起こります。
また、血流量の減少は脱水や心臓病、ショックなどが原因となります。
24時間以上尿が出ない場合は異常!病院で治療を
何日も猫の尿が出ない場合、どのくらいであれば様子を見ていても大丈夫なのでしょうか。

24時間以上尿が出ない場合は異常ですので、すぐに動物病院を受診してください。
何日も様子を見ている間に、猫の症状が悪化してしまう可能性があります。
尿が出ないこと以外に何も症状がなくても、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
尿が出ていても病院を受診するべき症状(血尿、吐く、痛そうに鳴くなど)
尿が出ていても、量が少ない時や次の症状が見られる場合も、すぐに動物病院を受診してください。
- 血尿が出ている
- トイレに何度も行く
- おしっこをする時に痛そうな声を出す
- 何度も吐く
- 食欲や元気がない
- 口からアンモニア臭がする
- ぐったりしている
猫の尿がまったく出ていない場合、48~72時間以内に尿毒症を引き起こすと言われています。
尿毒症になってしまうと、けいれんや低体温、意識の低下などが見られます。早めの病院受診が大切です。
病院での処置と治療費の例を紹介
動物病院では猫の尿が出ない時、どのような処置をするのでしょうか。いくつかの例を紹介します。
病院によって治療費は異なりますので、目安としてご参考になさってくださいね。
1.尿路結石
猫の尿路結石とは、尿路(腎臓・尿管・膀胱・尿道)にできる結石のことです。膀胱炎や尿路閉塞の原因となるため、早期の対処が必要です。
メスは尿道が太く、結石が詰まることはありませんが、オスの場合は尿道が細いため、尿路閉塞を起こしやすいです。
- 療法食…結石を溶かしたり、できにくくしたりする
- 閉塞解除…尿道が詰まっている場合、カテーテルを挿入して詰まっている結石を流しだす処置
- 外科治療…上の2つの処置で解消されない場合に、手術によって結石を取り除く
治療費は外科手術1回、入院9日の例でみてみると、【約14万円】になります。
手術となると、けっこう治療費がかかってしまいますね。
2.膀胱炎
猫の膀胱炎とは、膀胱の粘膜に炎症が起きる病気です。細菌感染や膀胱結石が原因となりますが、猫の場合は原因不明なことも。
通常は、原因の菌に対して効果がある薬を使うことで治ります。
- 皮下補液・点滴…猫にたくさんの水分をとらせることは難しいため、皮下補液(水分を皮下に投与する)や点滴を行って、排尿をうながす
- 投薬…細菌感染による場合は、原因となる細菌に効果がある薬を使う
- その他…療法食、閉塞解除、外科治療
膀胱炎の治療の皮下補液や点滴の場合、治療費の例は【約7,000円】になります。
3.尿毒症
尿毒症は尿が出ないことによっておこる症状です。
尿として排せつされるべき老廃物が血液中にたくさん残って、全身に悪影響を与え、命にかかわる重い症状を引き起こします。
- 点滴…腎機能低下の場合、点滴をおこなうことで排尿をうながす
- 投薬…腎障害により尿が作られていない状態なら、尿を作らせる薬を使う
- その他…閉塞解除、外科治療
尿毒症の治療の血液検査と点滴の場合、治療費の例は【約8,000円】になります。
猫がつらいとあなたもつらくなってしまいますよね。お近くの信頼できる動物病院で早めに診てもらいましょう。
『ペットに公的な医療保険制度は適用しない。』ということはご存知ですよね?
猫が尿が出ない症状の治療費の相場は7,000円~14万円です。
ペット保険に入っておけば、高額な治療費が捻出できず、治療を断念するケースを減らせます。
ペット保険の相場は2,000円。プランによっては800円程もあります。
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まとめ

- 東洋医学で排尿トラブルは、膀胱に温熱がたまることが原因だと考えられている
- 膀胱の温熱を取り除く効果があるマッサージやツボ(攅竹・腎兪・湧泉)を押すことで、排尿トラブルの回復や予防につながる
- マッサージやツボを押す前に、猫がびっくりしないよう背中をなでるなど、リラックスさせてからおこなう
- 猫のツボ押しはやさしくおこない、年齢や体力によって力を加減すること
- 猫に炎症・腫れ・外傷などがある、発熱・ショックを起こしている時はマッサージしてはいけない
- 病気以外で猫の尿が出ない原因は、トイレが気に入らない・ストレスを感じている・内緒でおしっこしている・水を飲む量が足りていないの4つ
- 猫の尿が出ない原因となる病気は、尿が作られている場合(尿路結石症や膀胱炎など)と尿が作られていない場合(腎機能の低下や血流量の減少)がある
- 24時間以上猫の尿が出ない場合は異常なので、すぐに動物病院を受診する
- 尿が出ていても量が少ない場合や、血尿・痛がる・吐くなどの症状があれば動物病院を受診する
- 猫の尿が出ない時の治療法は、療法食・投薬・点滴・閉塞解除・外科手術などがある
尿のトラブルに効くマッサージやツボ押しは、猫ちゃんとのスキンシップの合間に自然にするのが良いですね♪
少しでも気になる症状があれば、すぐに動物病院を受診すると安心です。



