オリーブオイルは、なんとなく身体にいいイメージがあるかと思いますが、ニキビを治すのに効果的なんてちょっと信じがたいですよね。
脂質はニキビに良くないって聞くからオリーブオイルも良くないんじゃ…。
確かに、オリーブオイルは脂質なので、摂取しすぎると皮脂分泌が多くなりニキビの原因にもなり得ます。
しかし、1日の摂取量を守ることでニキビの予防改善が期待できるのです。
ほかにも、便秘改善や悪玉コレステロールを減らすなどの健康に嬉しい効果が見込めます。
オリーブオイルは、オレイン酸やスクワレンなどの肌にいい成分が含まれているため、摂取するだけでなくスキンケアとしても注目されている万能アイテムなのです。
ニキビを治してくれる頼もしい栄養素やレシピなどご紹介します。
オリーブオイルを摂取するとなぜニキビは治るの?
オリーブオイルを摂取するとニキビが治るという背景には、オリーブオイルがもつ栄養素が関係しています。
オリーブオイルには、ニキビを予防改善する栄養素がたくさん含まれていたのです。
ニキビには、大きく分けて5つの原因があります。
<栄養バランスの乱れ>
インスタント食品やお菓子などに含まれる脂肪分や糖分は、皮脂の過剰分泌につながり、ニキビを引き起こしてしまいます。
逆に食事制限などの無理なダイエットも、肌に栄養が行かずにニキビの原因になります。
<肌の乾燥>
ニキビができるのはオイリー肌だけではありません。
10代のニキビは、過剰に分泌した皮脂が原因であることがほとんどですが、20代以降の大人ニキビは乾燥肌にできやすい特徴があります。
乾燥肌はターンオーバーがうまく出来ず、角質がたまり、毛穴に皮脂が詰まりやすい状態になるからです。
<ホルモンバランスの乱れ>
生理前や、思春期のニキビにはホルモンバランスが関係しています。
ホルモンバランスが乱れやすい生理前や思春期は、皮脂の分泌が多くなるため、ニキビができやすいのです。
<便秘>
便秘が続くと、腸内に悪玉菌が発生して、有害物質を作り出します。その有害物質が肌のターンオーバーを妨げて、ニキビを引き起こします。
<冷え>
代謝が低下して、体の冷えが慢性化すると、肌の細部にまで栄養が行きづらくなってしまいます。
また、冷えが続くことで、肌が乾燥しやすく、ホルモンバランスが乱れるためニキビが出やすくなるのです。
冷えや乾燥もニキビの原因になるなんて知らなかった〜!
そんなニキビの原因に効果的な、オリーブオイルの栄養素を以下でご紹介していきます。
オリーブオイルの頼もしい栄養素
オリーブオイルには摂取することで、美肌効果や便秘解消、生活習慣病予防が見込めます。
オリーブオイルには、ニキビの原因である、便秘や冷え、肌の乾燥を防ぐ栄養素が含まれており、肌の炎症を抑えてくれる効果があります。
このことから、オリーブオイルを摂取すると、ニキビが治る効果が期待できるのです。
オリーブオイルはスキンケアにも最適!美容用を使おう
オリーブオイルは、摂取するだけでなく、スキンケアとして肌にも使えるのです。
しかし、食用のオリーブオイルを塗るのはおすすめできません。
食用のオリーブオイルは、香りが強く、肌への負担がある細かい繊維などが入っているため肌トラブルを起こす可能性があります。
一方、美容用として製造されたオリーブオイルは、細かい繊維や香りが取り除かれて、心地よく使えるように調整されているのです。
オリーブオイルに含まれる、オレイン酸やスクワレンは肌の皮脂にも含まれている潤い成分であるため、スキンケアとして最適なアイテムといえますね。
私も、鼻の角栓や黒ずみが目立った時には、オリーブオイルが大活躍しています。
蒸しタオルで毛穴を開かせた後に、オリーブオイルで鼻の周りをくるくるすると黒ずみが目立たなくなるんです。
そのあとは普通に洗顔をして、保湿をするだけなのでとっても簡単ですよ。
美容用のオリーブオイルは1つあると、顔や全身の保湿、クレンジングまで幅広く使えるため持っていても損はないはずです。
オリーブオイルの摂取量は1日スプーン4杯まで!
オリーブオイルは1日どれくらい摂取したらいいの?
オリーブオイルは、スプーン1杯でおよそ【111kcal】もあるため、摂取しすぎると体重増加につながってしまいます。
そのため、1日での摂取量は、カレースプーンで約2~4杯までにしておきましょう。
また、なるべく加熱をしないほうが栄養素が抜けづらいので望ましいです。
加熱をしないでオリーブオイルを摂るのは難しいんじゃない?
加熱しないで摂取する方法として、飲み物に入れるのがおすすめです。野菜ジュース、特にトマトジュースが最適だといえます。
トマトにはオリーブオイル同様血糖値の上昇を抑える働きがあるのと、トマトのリコピンはオリーブオイルと一緒に摂ると吸収率が上がるため、相性が抜群なのです。
もちろん1日のうち朝昼晩で分けて摂取しても問題はありません。それよりも重要なのはオリーブオイルの種類です。
オリーブオイルには大きく分けて2種類があります。
- エクストラバージンオイル
- ピュアオリーブオイル
実は、エクストラバージンオイルの方が、栄養素を多く含んでいるのです。
カロリーはどちらも変わらないことから、美容や健康のためにオリーブオイルを摂取するならエクストラバージンオイルがおすすめですよ。
オリーブオイルをそのまま摂取するレシピがおすすめ
エクストラバージンオリーブオイルは、加熱をせずに摂取することで、栄養素を逃すことなく摂ることができます。
どうせ摂るなら栄養素は逃したくないですよね。
そんなあなたにおすすめの、美容や健康にいい簡単レシピを2つご紹介します。
・トマトとモッツァレラのオリーブオイルサラダ
<作り方>
- トマトを洗って、半分に切り、8ミリくらいの半月切りにする
- モッツァレラチーズもトマトと同じように半月切りにする
- 器に、トマトとモッツァレラチーズを交互に盛り付ける
- 塩、ブラックペッパー、レモン汁、エクストラバージンオイル、乾燥バジルをかけて完成
トマトとオリーブオイルを一緒に摂取することで、美肌効果やダイエット効果が期待できます。
・はちみつオリーブオイルヨーグルト
<作り方>
- 器にヨーグルトを入れる
- オリーブオイル、はちみつをかける
- 混ぜて完成
ヨーグルトに含まれる乳酸菌と、オリーブオイルのオレイン酸は両方とも便秘解消効果があるため、一緒に摂取することで相乗効果が得られます。
ほかにも、納豆やお味噌汁にかけるだけという、レシピとは言えないくらい簡単な方法で栄養を摂ることができるのも嬉しいポイントです。
オリーブオイルは他の油に比べて、酸化はしづらいですが、3ヶ月程度で使い切るようにしましょう。
普段の食事に取り入れやすいレシピばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
- オリーブオイルには、ニキビの原因である、便秘や冷え、肌の乾燥を防ぐ栄養素が含まれており、ニキビによる肌の炎症を抑えてくれる効果もある
- オリーブオイルに含まれる、オレイン酸やスクワレンは肌の皮脂にも含まれている潤い成分であるため、摂取するだけでなくスキンケアとしても最適
- スキンケアとしてオリーブオイルを使う場合は、食用ではなく美容用を使う
- オリーブオイルはカロリーが高いので、1日の摂取量はカレースプーンで2~4杯まで
- エクストラバージンオリーブオイルの方が、ピュアオリーブオイルよりも栄養素が高いのでおすすめ
- トマトやヨーグルトと一緒に摂取することで相乗効果が生まれ、美肌効果や便秘解消が大いに期待できる
オリーブオイルは、ニキビを治す効果があると言われている背景には、豊富な栄養素が関係していました。
普段の食事に取り入れやすいので、摂取量を守って毎日の習慣として取り入れてみてくださいね。