冷凍いちごをお店のケーキのようなトッピングとして使う場合は不向きです。
子どものバースデーケーキを作りたいと思っても、夏はいちごが売っていませんよね?

冷凍いちごはただ凍ってるだけだから、解凍すれば使えるでしょ?
私もトッピングに使えると思ったのですが、時間が経ち解凍が進んだいちごから、ピンクの水分が溶け出す事態になってしまいました。
冷凍いちごは生いちごと性質が違うのでコツをつかめば、きれいなバースデーケーキが作れますよ。
冷凍いちごの性質を知らないままトッピングすると、大事なケーキが悲惨な姿に変身してしまいます。
記事後半には、冷凍いちご以外に代用できる食材や、簡単に作れるレシピも公開しているので参考にしてくださいね♪
冷凍いちごがケーキのトッピングに向いていない理由

冷凍いちごはケーキのトッピング向きではありません。
冷凍いちごをトッピングすると溶けて水分が流れ出し、生クリームが溶けてしまうためです。
そこで冷凍いちごがケーキのトッピングに不向きな理由をまとめてみましたよ。
【理由1】水分が流れ出し生クリームが溶けるから
冷凍いちごをトッピングすると、溶けて水分が流れだし、生クリームが溶けてしまうため不向きです。
冷凍したいちごは、しばらく時間が経つと水分が出るので、ケーキがドロドロになってしまいます。
冷凍すると繊維が壊れてしまい、完全に解凍して水分をしっかり拭き取ったとしても、生いちごに比べ水分が出やすいです。

【理由2】解凍すると水分と旨みが逃げるから
冷凍いちごを解凍すると、水分と一緒に旨みも流れ出ます。
冷凍いちごを解凍すると出てくる水分には、いちごの旨みが全て入っています。
生いちごを食べた際に、ジュワ~っと出てくる、あの水分ですね!
上手に解凍できたとしても、あの旨みはすべて逃げてしまい、味のないいちごになってしまうのです。

いちごの甘みは、あの水分のおかげなのね♪
【理由3】水分が出ることにより見栄えが悪くなるから
解凍したいちごは、水分がたくさん出るため、形が崩れてしまいます。
水分がたくさん出ると、形が崩れて冷凍時の大きさよりも小さくなり、食感もフニャッとした状態になります。
さらに、見た目もツヤがなくなるので見栄えも悪くなりますよ。
冷凍いちごを解凍したらケーキが悲惨!失敗しないコツ

冷凍いちごをトッピングに使うには、完全に解凍しないのがコツです。
子どもにいちごが乗ったバースデーケーキを作る約束をしてしまい、どうしも冷凍いちごを使いたいこともありますね。
冷凍いちごをケーキのトッピングに使うコツをお伝えしていきますね♪
半解凍でシャリシャリ食感がおすすめ
冷凍いちごのままでケーキにトッピングすると、半解凍になりシャリシャリ食感がシャーベットみたいで美味しいです。

冷凍いちごがシャーベットみたいって美味しそう♪
トッピングしている間に少し解凍されるので、食べる頃にはちょうどいいシャリシャリ感が楽しめますよ。
冷蔵庫で解凍するときはキッチンペーパー必須
冷蔵庫で解凍するときは、水分がでたらすぐに吸い取れるように、キッチンペーパーを敷きましょう。
冷蔵庫でゆっくり解凍しても、水分はたくさん出ます。
すぐに水分を吸い取ると、形の崩れを最小限に抑えることできるので、必ずキッチンペーパーを敷いて下さいね。
トッピングしたらすぐに食べると見栄えも良し!
半解凍した冷凍いちごを、食べる直前にトッピングすれば、見栄えも良いままです。
生クリームでのデコレーションを全て終えた後、半解凍の冷凍いちごをトッピングすれば、形も崩れず水分もでませんよ。
プレゼントや持ち寄りにはできませんが、家で作ってすぐに食べてしまえば、なんとか使える方法です。
解凍したいちごの水分も一緒に使う方法
解凍したいちごの水分も一緒に使って、美味しいデザートも作れます。
万が一、解凍に失敗しても大丈夫です!果肉といちごの水分も全部使ってデザートができます。
例えば、いちごのジュレケーキ、いちごのムースケーキ、いちごのチーズケーキなど。
もっと簡単に、いちごのジャムにしてヨーグルトやアイスにかけて食べても美味しいですね。
冷凍いちごの代用は彩りを考えて選ぶのがポイント♪

冷凍いちごの代用で使う食材は、彩りよく選ぶとケーキが華やかになります。
いちごがなくても、キウイフルーツやパイナップル、カットメロンなども。
トッピングの方法は、いちごにこだわらなければ、いろんな食材で代用できますよ。

冷凍いちごじゃなくても、夏のフルーツでもいいわね♪
フレッシュなツヤ感が出る【生フルーツ】
生フルーツはフレッシュなのでそのままや、切ってトッピングまたしただけで、ツヤ感が出て華やかです。
しかし、いちごと一緒で手に入る時期が限定されるフルーツもあります。
- さくらんぼ
- メロン
- ぶどう
- ラズベリー、ブルーベリー
カットパインやキウイフルーツ、バナナは1年を通してスーパーで手に入りますね。
さくらんぼ(4月~7月)
さくらんぼはいちごと同じ赤いフルーツなので、代用として最適です。
トッピングに使う場合は、いちごと同じで等間隔に置くといいですね!
また、さくらんぼはヘタがないと「ただの丸いフルーツ」のなるので、そのままトッピングことをおすすめします♪
メロン(5月~7月)
皮付きメロンをトッピングにつかうと、贅沢な気分になれます。
メロンの特徴である皮をつけると、贅沢で爽やかなケーキに見えますね!
濃い色のラズベリーやクランベリー、アメリカンチェリーも加えると、さらに華やかさがUPしますよ♪
ぶどう(7月~10月)
ぶどうは、黄色や黄緑、濃い紫など色が豊富なので、ちりばめてトッピングすると可愛くできます。
ぶどうを選ぶコツは、白い粉がついているものが新鮮で美味しいです。
白い粉が気になるなら、キッチンペーパーで拭くといいですね。
もちろん、皮ごと食べられる品種にしましょう♪
ブルーベリー(5月~8月)、ラズベリー(6月~8月)
いちご以外のベリー系は発色がいいので、トッピングの代用に最適です。
トッピングに使う場合は、軽く水洗いしキッチンペーパーで水分を軽く拭き取りましょう。
ブルーベリーとラズベリーはスーパーに並ぶ時期もかぶるので、一緒にトッピングすると見栄えがいいですよ。
なにか色味が物足りない場合は、ミントやハーブ系を付け加えると爽やかでオシャレ感が増します!
バリエーションが多い【フルーツ缶詰】
フルーツ缶詰はバリエーションも多く、簡単に手に入ってお手頃な価格ですね。
ミックス缶を買えば、1つの缶に数種類のフルーツが入っているため、トッピングに最適です。
ミックス感は同じような色味のフルーツが入っているので、色味を考えて生フルーツをトッピングすると彩りきれいに仕上がります。
フルーツ缶詰はシロップに浸かっているので、使う前には必ずザルにあけて水分を切り、キッチンペーパーで軽く拭いてから使いましょう。
子どもと作るなら【お菓子】
子どもとケーキを作るなら、お菓子のトッピングは喜びますよ。
我が家の息子達は、いちごの形に似ている「アポロ」を、たまにつまみ食いをしながら楽しんでトッピングしていました。
また、トッピングシュガーなどを振りかけるだけで、ケーキがカラフルになっておすすめです。
冷凍いちごの代用は、お菓子だけでなく、生フルーツやフルーツ缶詰と合わせて、オリジナルのトッピングを楽しむこともできて楽しいですね♪
先ほどアポロやフルーツ缶詰、トッピングシュガーで作ったケーキの写真は、息子達がトッピングしたケーキです。参考までに!

子どもと一緒にトッピングするのは楽しそうね♪
どうしても生いちごのケーキをつくりたい場合は通販
どうしても生いちごのケーキを作りたい場合は、通販で入手できます。
冷凍いちごレシピ2選!簡単に美味しくできちゃいます♪

冷凍いちごを使ってスムージーやアイスなど、簡単に美味しくできるレシピはたくさんあります。
それでもやはり美味しいいちごのケーキを作りたいというあなたに、材料もすくなくて簡単にできるケーキのレシピを2つ教えちゃいます。
ちなみに、冷凍いちごは業務スーパーでよくみかけるので、近くの業務スーパーにいくと手に入りやすいですよ。
レシピ1♪カップで冷凍いちごショート

カステラやクッキー、ビスケットを使って手軽に作れる冷凍いちごショートケーキレシピです。
カップに順に詰めていくだけなので、材料があれば簡単にできちゃいます!
- 冷凍いちご
- 生クリーム
- カステラ
カップの大きさに合わせて分量を変えてくださいね!
- 手順1冷凍いちごを切る
冷凍いちごは縦半分に切る
- 手順2カステラをカップに敷き詰める
カステラをカップの大きさに合わせ、底に敷きつめる
※小さく切ったカステラを、カップの底に敷き詰めると簡単
- 手順3切った冷凍いちごを容器の側面に並べる
手順2で敷き詰めたカステラに、冷凍いちごの断面が外側から見えるように、カップの側面に沿って並べる。
※カップ中央に、カステラや生クリーム、刻んだ冷凍いちごを入れてもOK
カステラと生クリームを2段にしても食感が楽しめる
- 手順4生クリームと冷凍いちごをトッピングして完成
手順3に生クリームを絞り入れ、飾り用の冷凍いちごをのせる
生クリームが甘いので、冷凍いちごの甘酸っぱさが口の中を爽やかにしてくれます。
トッピングに他のフルーツを加えても、美味しくできますね♪
レシピ2♪混ぜるだけ冷凍いちごレアチーズケーキ

ミキサーやブレンダーで材料を混ぜるだけの冷凍いちごのレアチーズケーキレシピです。
お菓子づくりで面倒な下準備もなくて、混ぜるだけで簡単に作れまますよ。
ちなみに今回のケーキ型は、底が外れるものを使います。
購入する場合は、セリアにいくと110円(税込)で手に入ります♪
【底の生地】
- 市販のチョコスポンジ 6号サイズ
【下の層(いちごのレアチーズ)】
- 冷凍いちご 200g
- 砂糖 40g
- はちみつ 大さじ3
- プレーンヨーグルト 200g
- 生クリーム 100ml
- クリームチーズ 200g
- 粉ゼラチン 15g
- 水(ふやかす用) 大さじ1
【上の層(いちごゼリー)】
- 冷凍いちご 100g
- レモン汁 ひと絞り
- 砂糖 大さじ2
- 水 100m
- 粉ゼラチン 3g
作り始める前に、クリームチーズは冷蔵庫からだしておき、少し柔らかくしておくと混ざりやすくなります!
- 手順1スポンジを切る
市販のスポンジを1cmの高さにカットする
(カットしなくても) - 手順2切ったスポンジを型に入れる
切ったスポンジを型の底に敷く
(底抜けのケーキ型6号) - 手順3冷凍いちごをミキサーに入れる
冷凍いちごをレンジで少し柔らかくして、ミキサーやブレンダーでピューレ状にする
- 手順4手順3に材料を入れて混ぜ合わせる
ヨーグルト、生クリーム、クリームチーズ、蜂蜜、砂糖をいちごピューレのボウルに入れ、なめらかになるよう混ぜ合わせる。
- 手順5手順4にゼラチンを入れて混ぜ合わせる
粉ゼラチンに水を入れ、レンジで温めて溶けたものをボウルに入れ、よく混ぜ合わせる
- 手順6手順5で混ぜ合わせた物を、型に流し入れる
スポンジを敷き詰めた型に流し入れて、冷蔵庫で冷やし固める
- 手順6冷やしている間にゼリーを作る
鍋にゼリー部分の材料を全て入れ、いちごが少し柔らかくなるまで火入する
柔らかくなったら、ミキサーやブレンダーでピューレ状にする
- 手順7冷やして固まった型に、ゼリーを入れる
冷蔵庫に入れて固まった型に、ゼリーをコシながら流し入れて、冷蔵庫で冷やす
- 手順8完成
ゼリー部分も固まったら完成
見栄えも可愛いので、バースデーケーキにもピッタリですよ♪
まとめ

- 冷凍いちごをトッピングすると、溶けて水分が流れだし、生クリームが溶けてしまうため不向きである
- 冷凍いちごを解凍すると、水分と一緒に旨みも流れ、形が崩れてしまうため、完全に解凍しないのがコツ
- 冷蔵庫で解凍するときは、水分がでたらすぐに吸い取れるようにキッチンペーパーを敷き、食べる直前にトッピングすれば見栄えもよい
- 冷凍いちごのままでケーキにトッピングすると、半解凍になりシャリシャリ食感がシャーベットみたいで美味しい
- 冷凍いちごを解凍すると、水分と一緒に旨みも流れ出てしまう
- 冷凍いちごの代用に「生フルーツ」「フルーツ缶詰」「お菓子」を選んで、トッピングすると彩りのよいケーキになる
- どうしても生いちごのケーキを作りたい場合は、通販で入手できる
解凍したいちごも水分をしっかり抜けばトッピングできますが、旨みを残したいなら冷凍いちごのままで食べるのが美味しいです!
大切な日は子どもと一緒に作ると、すてきな思い出とプレゼントになりますね♪
冷凍お餅を上手に解凍する方法の記事も、参考してみてくださいね!