
洗濯機で脱水したのにびしょびしょだわ…!
洗濯機の脱水が弱いのは、洗濯できない衣類を入れているなど6つの原因が考えられます!
4人家族の我が家も、つい脱水が弱くなる原因をしてしまい、洗濯物がびしょびしょになっていました。
いざ洗濯物を干そうと思ってドアを開けたら、びしょびしょ…。
ちゃんと脱水できていないと、めちゃくちゃテンションが下がるんですよね。
ですが、原因と対処法を知ると脱水が弱くなるのを防げますよ。
私と同じような経験があるあなたに、洗濯機の脱水が弱くなる原因、5つのチェックポイントと対処法、修理について紹介します!
市販の洗濯補助具は、実は入れてはいけなかったなど、意外な原因もありますよ。
あなたの家の洗濯機がどうして脱水が弱くなっているのか、一緒にチェックしていきましょう♪
洗濯機で脱水してもびしょびしょになる原因は6つ!

洗濯機で脱水したのにびしょびしょのままになってしまったら、まず原因がなにがあるのか知りましょう。脱水が弱くなる原因は6つあります。
- 洗濯できない衣類を入れている
- 洗濯物が多すぎる
- 衣類が洗濯槽の中で片寄っている
- 洗濯槽が汚れている
- 排水ホースや、排水溝がつまっている
- ベルトの劣化や洗濯機の故障
どれか心当たりはありますか?6つそれぞれ詳しく説明していきますね。
洗濯できない衣類を入れている
洗濯ができないものを入れていると、上手く洗濯槽が回らず、脱水できない可能性があります。
そうすると、洗濯物がびしょびしょのままに…。
そして洗濯できないものを入れてしまうと、異常振動によって本体の故障や洗濯物の破れなどの原因になります。
必ず洗濯ができるものなのか、確認してくださいね。
この後に、洗濯できない衣類とはなにか詳しく紹介します。
洗濯物が多すぎる
洗濯物が多すぎると、水分を含んだ洗濯物によって洗濯槽に負荷がかかり、正常に回転できず、脱水がうまくできません。
洗濯機に入れてもいい量として最大容量が決まっています。
最大容量がわかっても実際にどれくらいなのか、この後の対処法で説明しますね。
衣類が洗濯槽の中で片寄っている
洗濯槽の中で洗濯物が片方に寄ると、洗濯槽の片方に重さがかかってしまいます。
そうすると、正常な回転ができず、洗濯機が脱水を中止してしまうんです。
エラーがでて脱水が止まっていた経験が、私にもあります。
止まっていると、なんとも残念な気持ちになりますよね。
朝は忙しいのに、干したい時に干せないのは致命的です。
実は片寄りを無くすポイントもあるんですよ。詳しくはこの後の対処法で。
洗濯槽が汚れている
洗濯槽に汚れがたまっていると、洗濯槽の穴が汚れで詰まり、上手く脱水できません。
洗濯物の量や片寄りに問題がないのに、脱水が弱いと感じるときは、洗濯槽の汚れが原因かもしれません。
そんなとき、最初にやってほしいのは「洗濯槽の掃除」です。
洗濯槽の掃除、最後にいつしましたか?思い出せないあなたは要注意ですよ。
排水ホースや排水口が詰まっている
排水ホースや排水口が詰まっていると、排水ができず水が残り、洗濯物がびしょびしょのままになってしまいます。
もし排水ホースがとりはずせるなら、中を掃除しましょう。
また、排水ホースが折れ曲がっていないかや、壁や家具と洗濯機の間に挟まっていないかもチェックしてくださいね。
ベルトの劣化や破損、洗濯機の故障
洗濯槽を回すために「vベルト」というベルトが使われています。
ベルトの劣化や破損、ゆるみが原因で、洗濯槽がうまく回らず、脱水が弱くなっている可能性があります。
その場合ベルトの交換や張り具合の調整が必要です。
また、洗濯機自体が壊れてしまっている場合も、修理が必要です。
脱水しても洗濯物がびしょびしょのままになる原因がわかりましたね。
では次に、より詳しくチェックすべきポイントと対処法をみていきましょう。
洗濯機の脱水が弱い!チェックポイント5つと対処法!


うちの洗濯機の脱水が弱いのは、何が原因なんだろう?
どこからチェックしたらいいの?
エラーが出たけれど何のエラーなのかわからない場合や、脱水まで終わったのにびしょびしょのままで原因がわからないこともありますよね。
何が原因なのか、順を追って一緒にみていきましょう♪
- 洗濯できない衣類を入れていないか
- 洗濯物が多くないか
- 衣類が洗濯槽の中で片寄っていないか
- 洗濯槽が汚れていないか
- 排水ホースや、排水口が詰まっていないか
チェック1!洗濯できない衣類を入れていないか
まずは、洗濯できない衣類を入れていないかチェックしていきましょう。
先ほどお伝えしたように、洗濯できないものを洗濯機に入れると、脱水できないだけでなく、故障の原因にもなります。
どういったものが洗濯できないのか紹介しますね。
- レインコートなどの防水性のもの
※洗濯物に洗える表示があってもNG! - 玄関マット、ラグマット、敷物
(裏面にゴムが付いている、厚手、毛足の長いもの) - カーペットなど厚手のマット
- 紙おむつなど水分を含むとゼリー状になるもの
- 座布団や枕、布団、クッションなど
(わたやウレタンを使っているもの) - ペットの毛が多量に付着したもの
- 市販の洗濯補助具(洗濯ボールやゴミ取りフィルターなど)
市販の洗濯補助具は意外ですよね。我が家も以前使っていました。
これらはメーカーや機種によっても違うため、一度お使いの洗濯機の説明書を確認してくださいね。
チェック2!洗濯物が最大容量より多くないか
2つ目に洗濯物が多すぎていないかチェックしていきましょう。
洗濯物の量が多いと脱水が上手くできず洗濯物がびしょびしょになります。
そのため、洗濯機の最大容量以内の洗濯物を入れましょう。

最大容量ってkgと書いてあってよくわからない…。
そんなあなたに衣類の重さを紹介します。
一人当たりどれぐらいの重さか知っておくと便利ですよ。ぜひ参考にしてください。
- ワイシャツ1枚(約200g)
- 長肌着1枚(約130g)
- ショーツ(約30g)
- 綿パンツ1本(約400g)
- フェイスタオル(約70g)
- バスタオル1枚(約300g)
- パジャマ上下1枚(約500g)
この1人分で約1.5kgあります。おおよそで大丈夫ですので、何人分で何kgかなと考えてみてくださいね。
また、その他の衣類の重さもご紹介します。一緒に参考にしてください。
- シーツ1枚(約500g)
- トランクス1枚(80g)
- スカート1着(約400g)
- 子どもスカート(約200g)
- 靴下1足(約50g)
- ハンカチ1枚(約15g)
- トレーニングウェア上下1組(約850g)
洗濯機の最大容量を守りつつ、5~7割程度が理想の量です。
洗濯物を入れすぎるのは故障の原因にもなるので、気を付けましょう。
チェック3!衣類が洗濯槽の中で片寄っていないか
チェック3つ目は、洗濯槽の中で洗濯物が片寄っていないかチェックしましょう。
洗濯物が片寄って止まっている場合、まず片寄りをなくしてもう一度脱水してください。
実は片寄りができないようにするポイントがあるんですよ。
片寄りができないようにするポイントは、洗濯ネットに入れる衣類を減らすことです。
洗濯ネットに入れておけばいいかと、つい入れてしまいますよね。
ですが洗濯ネットをたくさん使うと、塊になって洗濯物の片寄りの原因になります。
洗濯ネットに入れるのは小さな衣類か下着類だけにするようにしましょう。
また、洗濯機が水平に設置されていないと、洗濯物の片寄りが起きやすくなります。
洗濯機には水準器が本体に内蔵していたり、付属していたりするものがありますよ。
水準器は円の中の気泡が中心に近くなるほど、傾きが少なく水平に設置できています。
気泡が円の中に入っておらず、水平でない場合は、水平になるよう調整しましょう。
チェック4!洗濯槽が汚れていないか
ここまでのチェックで問題がないけれど、脱水が弱い場合は洗濯槽が汚れている可能性があります。そんなときは、洗濯槽を掃除しましょう!
洗濯機の「槽洗浄」コースをするだけでなく、脱水が弱くなるほどの場合は、市販の洗濯槽クリーナーを使って掃除しましょう。
洗濯槽クリーナーには、塩素系と酸素系の2種類ありますよ。
次亜塩素酸ナトリウムが主成分で、細菌類を「殺菌」する力があり、汚れを落とす力は酸素系より弱いです。
過炭酸ナトリウムが主成分で、発泡した泡で「汚れ」を剥がし落とし、殺菌力は塩素系より弱いです。
掃除のタイミングと洗濯槽クリーナーの特徴に合わせて使い分けるのがポイント。
脱水が弱くなるほど汚れが溜まっているとなると、ガッツリと掃除する必要があります。
そんな時は酸素系と塩素系を両方使うのがおすすめです。
酸素系のクリーナーを使い一度でガッツリ汚れを落とし、塩素系で殺菌しましょう。
- ごみ取りネットを外す
- 40~50度のぬるま湯を洗濯槽に溜める
- 酸素系洗濯槽クリーナーを入れる
- 一晩放置(最低でも2~3時間)
- ごみをすくい取る
- 洗濯から脱水まで通常運転
- 水を洗濯槽に溜める
- 塩素系洗濯槽クリーナーを入れる
- 槽洗浄コースまたは洗いから脱水まで通常運転する
塩素系の洗濯槽クリーナーはお湯に入れると塩素ガスが発生しやすく、気分が悪くなる可能性があります。そのため塩素系の洗濯槽クリーナーを使用する際は水を使いましょう。
複数のクリーナーを同時に使うなど、混ぜると有毒ガスが発生する可能性があります。
絶対にまぜてはいけませんよ!「まぜるな危険」ですね。必ず守りましょう。
ドラム式では各メーカーによって洗濯槽の掃除方法が違うため、説明書に沿って行ってください。
洗濯槽の汚れを溜めないために、2~3ヶ月に一度は洗濯槽クリーナーを使って掃除するのがおすすめです。
日頃から洗剤の量は規定量を洗濯機に入れることも大切です。
規定量以上の洗剤を入れると、洗剤が溶けきれず洗濯槽の汚れの原因になり、脱水機能が弱くなります。
そのため、洗濯物の汚れがひどいからといって洗剤を多く入れるのはやめましょうね。
また、酸素系洗濯槽クリーナーは酸素系漂白剤でも代用できますよ。酵素系漂白剤と言えばワイドハイターですね。
ワイドハイターなら衣類にも洗濯槽の掃除にも使えるので、いくつも洗剤を置きたくないというあなたにおすすめです。
ワイドハイターがお店でなかなかみつからないというあなたに、こんな記事もありますよ。参考にしてください♪
チェック5!排水ホースと排水口は詰まっていないか
チェック5つ目は排水ホースと排水口が詰まっていないか確認しましょう。
どうしても洗濯でほこりなどのゴミが溜まってしまいます。
排水ホースや排水口が詰まると、脱水ができなくなってしまいますよ。
そのため年に2回程、定期的に排水ホースと排水口の掃除がおすすめです。
一度やってみると案外簡単にできますよ♪それでは、排水ホース、排水口それぞれの掃除方法を説明していきますね。
排水ホースの掃除方法
- 洗濯機のコンセントを抜き、水道の蛇口を閉めておく
- 洗濯機側と排水口側の両方を外す
- バケツに40℃程のお湯と重曹を入れる(お湯1Lに対して重曹大さじ3)
- 排水ホースをバケツの中に入れ、1時間浸ける
- 1時間後、水でよく洗い流し、再度取り付ける
掃除後は排水ホースを元の通りに取り付け、ゆるみや隙間がないように注意してください。
ゆるみや隙間があると水漏れの原因になりますよ。
- 40℃程のお湯に重曹を入れ、重曹液を作る(お湯1Lに対して重曹大さじ3)
- 排水ホースの排水口側を外す(排水ホース内の水が流れ出る可能性があるため、下にバケツなどを用意しておくと安心です)
- 排水ホースに重曹液を流し入れ、ホース全体が浸るようにする
- 排水ホースの口にラップを被せ、輪ゴムでしっかり止め、30分ほど放置する
- 30分後、排水ホースをシャカシャカと振って、ホース内の汚れを落とす
- ラップを外して重曹水を流し出す
- ホース内に水を入れ、すすぐ(ホースを振って、水がきれいになるまで繰り返す)
排水ホースの口などの汚れが気になる場合は、歯ブラシなどでこすり洗いして落としましょう。
今回重曹での方法を紹介しましたが、塩素系や酸素系の漂白剤でも同様に掃除ができますよ。
漂白剤を使用するときは、漂白剤を水で50倍に薄めて使用してください。
排水口の掃除方法
- 洗濯機のコンセントを抜き、水道の蛇口を閉めておく
- 排水口周りを掃除する(洗濯ばさみやヘアピンなどが排水口内に落下しないよう注意!)
- 排水口からホースを外す
- 上の部品から順に外す
- 排水口にパイプ用洗剤を流し入れる
- 使用したパイプ用洗剤の使用方法に従って放置
- 水を流し入れる
- 取り外した部品のごみを取り除き、お風呂用洗剤とブラシで汚れを落とす
- 元の順に部品を戻し、ホースをつなげる
排水口に小さなものが落ちないよう、事前に周りをきれいにしてから行ってくださいね。
我が家のパイプ用洗剤はパイプユニッシュを愛用しています。
パイプユニッシュの場合は15~30分の放置で大丈夫ですよ♪
洗濯機の脱水が弱いとき修理は業者に頼もう!

今まで説明した対処法をしても脱水が弱い場合、洗濯機自体の修理が必要でしょう。
洗濯機自体が壊れた場合や、Vベルトの劣化や破損した場合は修理や部品交換が必要です。
修理や部品交換が必要なときは、無理に自分でなんとかしようとせず、メーカーや購入した家電量販店へ問い合わせましょう。
洗濯機もデジタル化が進んでいます。我が家の洗濯機も以前、洗濯機のドアが開いていると洗濯機が誤認識してしまう不具合が生じました。
この場合、アナログ的な修理ではないため、メーカーに頼む必要があります。
このように素人では修理が難しいことが多いんです。
そのため、脱水が弱いなどの不具合が生じた場合は、メーカーや購入した家電量販店へ相談しましょう。
Vベルトの修理費用は、機種や依頼先によって異なりますが5,000円~20,000円程です。
保証期間内であれば無償で修理してもらえますよ♪
事前に保証期間を確認し、連絡しましょう。保証書の準備もお忘れなく♪
メーカーと購入した家電量販店で、それぞれ保証期間があるため、どちらも確認することをおすすめしますよ。
保証期間内に分解や修理等してしまうと、不具合が生じても保証対象外になる可能性があります。
ネジで固定されている小さい部品を取った場合も保証がきかなくなるかもしれません。
説明書に「外さないでください」などと書いてある部分を外してしまうと、保証がきかないんです。注意してくださいね。
脱水が弱いのをそのままにしたり、自分でなんとかしようとしたりせず、メーカーや購入店に頼りましょう。
まとめ

- 洗濯機の脱水が弱い原因は洗濯NGの衣類、洗濯物が多い、衣類の片寄り、洗濯槽の汚れ、排水ホースや排水口の詰まり、ベルトの劣化や洗濯機の故障の6つ
- 防水性製品、裏面にゴムが付いてる、厚手・毛足が長い、オムツ、クッション、ペットの毛が多量に付着したもの、市販の洗濯補助具は洗濯できない
- 洗濯機の最大容量を守りつつ、5~7割程度が理想の量
- 片寄りを無くすポイントは、洗濯ネットに入れるのは小さな衣類か下着類だけにすること
- 脱水しても洗濯物がびしょびしょの場合は、洗濯槽や排水ホース・排水口の掃除が必要
- 洗濯槽は2~3か月に1回、排水ホースと排水口は年に2回程の掃除がおすすめ
- 洗濯物がびしょびしょで修理や部品交換が必要なときは、無理に自分でなんとかしようとせず、メーカーや購入した家電量販店へ問い合わせる
- 保証期間内に分解や修理等してしまうと、不具合が生じても保証対象外になる可能性がある
洗濯機で脱水しても洗濯物がびしょびしょだとテンションも下がりますよね。
少しでも脱水機能が改善されることを願っています♪