タンパク質やカルシウムが豊富で、DHAやビタミンDなど、赤ちゃんに食べさせたい栄養がたっぷりのしらす。
離乳食としてしらすを食べさせたいけれど、塩抜きしたり刻んだりするのって何歳頃までなの?そのまま使えるのはいつからかな?
釜揚げしらすは塩味も強く、塩抜きをせずにそのままとなるといつからあげていいか悩みますよね。
しらすを塩抜きもせず、刻みもせず、そのまま食べられるようになるのは、1歳~1歳半の離乳食完了期頃です。
塩分が多いと赤ちゃんの未発達な腎臓に負担がかかってしまうので、離乳食初期は必ず塩抜きをしましょう。
初めての食材をあげる時は、いつからでもどんな食材であっても、少量から様子を見てあげましょう。
この記事では、しらすの保存方法や、しらすを使った月齢別の離乳食レシピをご紹介いたします♪
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しらすをそのままは離乳食完了期ならいつからでもOK
冒頭にお話ししたように、しらすを塩抜きせず、刻みもせずにそのままで食べられるようになるのは1歳~1歳半の離乳食完了期頃です。
じゃあ具体的にいつから食べさせよう?とお考えのあなた!
しらすは、塩抜きをして、細かく刻めば離乳食初期から使える食材です!食べさせること自体はいつからでもOKです。
〈意外と簡単!塩抜き方法〉
しらすは離乳食を作る前に塩抜きが必要となりますので、簡単な塩抜き方法をご紹介します!
離乳食初期の赤ちゃんに食べさせるときはしっかり塩抜きをした後、裏ごしをしたりすり鉢ですり潰したりしててから調理しましょう。
しらすが少なすぎると水加減が難しくなるので、大さじ2杯くらいが適量です。
中期頃にはすり潰さずに、粗めに刻んで調理しましょう。
色々な味になれた離乳食完了期では、さっと湯通しする程度でOK。しらすの塩気を活かして、調味料を減らしましょう。
完了期になるとすり潰しや刻むなどの調理はせず、湯通しした後そのまま調理ができます。
魚を頭からそのまま丸ごと食べられる貴重な食材。積極的に活用してください。赤ちゃんに豊富なカルシウムやDHAを食べさせてあげたいですよね♪
しらすはそのまま冷凍できる!冷蔵での日持ちは短い
本来、しらすは足の早い食材です。生しらすはそのままパックで保存すると、冷蔵庫では1~2日程度。
スーパーで手に入れやすい釜揚げしらすも、そのままパックで冷蔵庫に入れると、保存期間は3~5日程度です。
冷蔵保存の場合は、密閉性の高い容器などに入れて、空気になるべく触れないよう保存しましょう。
当日中に調理することが難しければ冷凍保存がおすすめ!冷凍だと1か月くらい保存できますよ。
冷蔵保存をすると日に日に鮮度も味も落ちていきます。
多めに買った場合は、初めから小分けにして冷凍保存するのがよいでしょう♪
しらすとは体に色素のない、白い稚魚の総称です。スーパーなどで見かける釜揚げしらすはカタクチイワシの稚魚である割合が高いそうです。
生しらすは足が早い(腐りやすい)ので、水揚げした後にすぐ塩ゆでされた「釜揚げ」が一般的です。
〈しらすと混同しやすい食べ物たちとその違い〉
ここでは、しらすを加工した食品の製造方法の違いを具体的に紹介します!
食材名 | 大きさ | 製法と固さ |
釜揚げしらす | 1~2センチ | 生しらすを釜ゆでしたもの。柔らかい。 |
しらす干し | 1~2センチ | 釜揚げしらすを少し乾燥したもの。まだ柔らかい。 |
ちりめんじゃこ | 1~2センチ | 釜揚げしらすをしっかり乾燥させたもの。固い。 |
かえりちりめん | 4~5センチ | ちりめんじゃこと同じ製法。固い。 |
5~6センチの生しらすを釜ゆでせずにそのまま干したものが、お節料理に出てくる田作り(たづくり)です。
7~10センチでうろこが付き、大きくなったものが煮干しです。実は煮干しの作り方はちりめんじゃこと同じなんですよ!
間違えられるのが白魚(しらうお)です。白魚は成魚になっても10センチほどで半透明で、寿司や天ぷらに用いられます。
さらにややこしいのが素魚(しろうお)。こちらはハゼの仲間で、「踊り食い」が有名なのはこの素魚なんです♪
この「しらす」と「しらうお」と「しろうお」は混同して覚えられていることが多いので、スーパーで買う際などは注意しましょう。
しらすを塩抜きしそのまま使った離乳食レシピを紹介
しらすを食べる利点は「魚を頭から丸ごと食べられる」ことと、「魚をそのまま骨ごと食べられる」ことです。
癖がなく、調理もしやすいので、離乳食にはもってこいなんですよ!
魚を食べさせたいけれど調理が手間…という私のようなズボラ母でも楽しく作ることができた離乳食レシピをご紹介します♪
5~6か月頃のレシピ♪しらすとほうれん草のトロトロ
- ほうれん草の葉先…3~4枚
- しらす…大さじ1
- 出汁…大さじ1
- 水溶き片栗粉…少々
鉄分のとれるほうれん草と、カルシウムのとれるしらすを一緒にすり潰してゴックンしやすくします♪
舌触りを滑らかにして、飲み込みやすくしましょう。ハンドミキサーを使用しても大丈夫です。
離乳食がすすんだ中期以降は、成長に応じて、固さや食材の大きさを調整してあげるとよいでしょう。
7~8か月頃のレシピ♪しらすと刻み野菜のスープ
- カブ…3個
- 大根…3~4センチ
- しいたけ…大1個
- 小松菜の葉先…5枚
- しらす…大さじ1
- 出汁…300㏄
- 水溶き片栗粉…適量
中期には、赤ちゃんはモグモグできるようになってきます。口の中で食感を楽しめるよう、柔らかく煮た食材を飲み込みやすいスープにしました。
製氷機などに小分けにして冷凍保存もできるので、多めに作って日々の離乳食のもう一品!にしてみてはいかがでしょう♪
9~10か月頃のレシピ♪しらすとじゃがいものお焼き
- じゃがいも…50g
- 青のり…少々
- しらす…大さじ1
- 粉末出汁…大さじ1
- 片栗粉…小さじ1
- バター…少々
手づかみ食べにおすすめ!大人が食べても美味しいおやつです。青のりがいいアクセントになります。
そのまま、とまではいきませんが味付けは少しずつしてOKな時期。
出汁の量を減らしたり、無塩バターにしたりして、しらすの塩気を活かしてもよいでしょう。
1歳~1歳半頃のレシピ♪しらす入りチャーハン
- ひきわり納豆…1/4パック
- にんじん…適量
- ピーマン…適量
- しらす…大さじ1
- ご飯…子ども茶碗1杯
- 粉末出汁…少々
- 醤油…少々
野菜は彩重視でにんじんピーマンにしましたが、冷蔵庫の余りものなどでOK!納豆もお好みで小粒のものにしても大丈夫です。
このころは離乳食完了期。幼児食に移行する時期なので、しらすを塩抜きせず、刻まず、そのままつかえるようになる時期です。
見た目がママやパパと一緒だと、子どもの食べる意欲が増しますよ♪
切り身ではなく、魚の形が見えているので「おさかなさん美味しいね!」と、子どもとの会話のきっかけにもなります。
大人のご飯を作る過程で取り分けて、味付けは少し薄くして食べさせるとよいでしょう。
まとめ
- 離乳食で塩抜きなどの下ごしらえをしたしらすはいつからでも使用していいが、そのまま食べさせることができるのは1歳~1歳半の離乳食完了期頃
- しらすをいつから与える場合でも、初めての際は少量からにする
- スーパーで販売されているのは、水揚げした後すぐ塩ゆでされた釜揚げしらすが一般的
- 塩ゆでされた釜揚げしらすは、10か月頃まではそのまま食べさせず、しっかり塩抜きをしたほうがよい
- しらすは冷蔵保存だと2~3日しか持たないため、密閉性の高い容器でなるべく空気に触れさせないようにする
- 冷凍保存だと1か月ほど持つため、多めに買った際は冷凍保存がおすすめ
しらすを塩抜きしたり刻んだりせずに、いつからそのまま食べさせて良いか把握しておくと離乳食作りが楽しくなりますね♪
しらすの塩気を活かして、味付けを控えめにすれば調理の手間も省けますよ。
魚の骨も頭も丸ごと食べられるしらす、是非お子様に食べさせてあげてください!