豆苗はペットボトルで栽培する|上手に栽培する方法とコツ

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スーパーの野菜コーナーに並んでいる豆苗。手に届きやすい値段なのに栄養価も高く、生でも加熱でも使うことが出来る人気の食材です。

豆苗は使い終わっても水耕栽培で再び茎が伸び収穫が出来ますが、種から育てられるのを知っていますか?

種から豆苗を育てる場合は一晩水につけ毎日霧吹きを2回ほど行うことで芽が生えてくるのを待つだけです。

育て方は簡単なので初心者でも栽培出来ますよ。

種から育てる場合は2週間ほどで収穫が出来ます。節約にはもちろん、繰り返し使えることもエコで嬉しいですよね。

ただし、育て方を間違えるとカビが生えたり上手く茎が伸びなかったりすることもあります。

この記事では種から始める豆苗の育て方やペットボトルで手軽に作れる豆苗の栽培方法などをご紹介します♪

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豆苗の育て方は種から出来る!栽培には光が重要

豆苗はハウスや施設内で栽培されるので、1年中安定した価格で売られ、いつでも食べることが出来る野菜です。

使い終えた野菜クズから再生し収穫が出来る再生野菜(リボーンベジタブル)としても注目されていて経済的です。

スーパーで購入した豆苗を水耕栽培するのが主流ですが、種から育てることが出来るんです!

種から豆苗を育てる場合は、種を5~8時間ほど水につけてから、容器に並べて霧吹きをするだけで育てられます。

種から始める水耕栽培の育て方
  1. 水を入れたボールにエンドウ豆を一晩(5~8時間)、浸しておく
  2. 保存容器にひたひたに濡らしたキッチンペーパーを敷き、その上に重ならないよう豆を並べる
  3. アルミホイルで蓋をして光が入らないように暗いところで保管をする
  4. 種が乾燥しないように1日に2回は霧吹きをして観察をする
  5. 芽が5cmほど出てきたらアルミホイルを外して、日当たりのいい場所で管理する

豆苗の種はホームセンターの園芸コーナーに並んでいるので探してみてください。

種から育てる時には芽が出るまでは暗いところで保管をしてあげてくださいね。

何日くらいで収穫が出来るんだろう?

環境にもよりますが種から芽が出るのは2~3日程度、収穫は2週間程度で出来るようです。

水耕栽培をする時には乾燥は大敵です。種が干からびないように水を定期的にチェックして正しい育て方をしましょう。

自分で種から育てることで愛着が深まりますし、育て方は水を吹きかけるだけなのでお世話も簡単ですね。

豆苗は栄養価が高い緑黄色野菜なので女性の味方

豆苗とはえんどう豆が発芽をした若い葉っぱと茎のことです。

スーパーでは100円前後とお手頃な値段で、旬は特にないので1年中いつでも買うことが出来ます。

安くて料理にも取り入れやすい豆苗ですが栄養価は高くビタミンや葉酸などを多く含む緑黄色野菜です。

『豆の苗』というのが由来で豆苗と呼ばれるようになり、中国では高級食材として高い値段で売買されていました。

豆苗を食べることでどんなメリットがあるのかをご紹介します♪

①豆苗はビタミンCが豊富に含まれている

ビタミンCは老化の原因といわれる活性酸素を排除する働きがあります。また、コラーゲンを作り出すにはビタミンCが必要と言われています。

お肌のハリやツヤを保ち、シミやそばかすなどを防ぐ効果もあります。

②食べることで肌のターンオーバーを整えてくれる

βカロテン(ベーターカロテン)が小松菜と同じくらい含まれている豆苗。

βカロテンは体の中でビタミンAに変えられ、皮膚や粘膜の新陳代謝を促してくれる役割があります。

ビタミンAには、うるおいを保つ効果もあるので、乾燥が気になる季節のゴワゴワ肌やカサカサ肌にならないよう対策には豆苗はおすすめです。

豆苗の栄養素は女性にとって嬉しいことだらけだね!

③葉酸が豊富で特に授乳中や妊娠中に手助けしてくれる

赤血球の形成を促し、DNAの合成に関わる栄養素となる葉酸。妊娠中や授乳中は特に意識して摂取する必要があります。

豆苗は葉酸が豊富なので、私自身も妊娠中はサプリメントだけでは補えないので、豆苗を使ったレシピをよく作っていました。

④ビタミンKの効果で身体の骨を丈夫にしてくれる

豆苗にはビタミンKがとても豊富に含まれていて50gで大人の女性が1食で摂るべきビタミンKを摂取することが出来ます。

ビタミンKは骨の形成を助ける重要な栄養素なので、食べることで骨がもろくなる更年期の女性にも手助けをしてくれるのです。

食べることでメリットがたくさん!豆苗は火の通りも早いので、私はよく卵と一緒に炒め物に使ったりスープに入れたりすることが多いです♪

豆苗を栽培する時には切る場所に注意しよう

スーパーで売られている豆苗はスポンジ状の苗床に種をまいて育てられて、苗床ごと販売されます。

豆苗を食べるときは茎から切り落として使いますが、再生栽培をしたい時には種から5~7cmほど上を切るのがポイントです。

切る場所はどこでも良い訳ではなく、再収穫をする場合には『わき芽』より上を切りましょう。

わき芽とは新たに芽を出す部分のことで、茎が伸びていく出発点になります。

わき芽より上を切ることによって、豆苗の再生のスピードが早くなるのです。

切るときには種や根っこを傷つけないように気をつけながら行いましょうね。

切り落とした後はスポンジ部分を水を溜めたお皿や保存容器に入れておくことで新しく茎が伸び収穫することが出来ます。

生で食べることが出来る豆苗ですが衛生面を考えて、再生させた豆苗は加熱をして食べるようにしてください。

豆苗は育て方を間違えるとカビが生える!注意点は水

手軽に水耕栽培をすることが出来る豆苗ですが間違った育て方をするとカビが生えてしまうことがあります。

豆苗にカビを発生させないようにする育て方は、水の量は根っこが浸るくらいの水の量と定期的に水の交換することが大切です。

水の量が多い方が良いと量を間違えるとカビが生えやすい原因の一つになります。

豆苗を栽培する時の水の量は、容器に1cm位の根っこが浸るくらいの深さの量がちょうど良いです。

種の部分が水に浸かっている状態が続くと種が腐って雑菌が繁殖し、カビが生えてしまいます。

水の量は種が浸からないように気を付けて調整して下さい。

たくさん水を与えれば良いって訳じゃないんだね。

そして水の交換は一日1回は必ずしてあげましょう。

水は蒸発をしてだんだんと量が減りますが、減ったから水を足すだけだと雑菌が繁殖して根が腐ったりカビが生えたりしまいます。

容器に残った水を捨てて、新しい綺麗な水を毎日あげるようにして下さいね。

特に夏など気温が高い気候の場合は菌が繁殖しやすいので、一日に数回交換するようにしましょう。

水道水に含まれる塩素で成分が濃くなり、スポンジや容器に塩のような塊が付着する場合があります。

水を交換する時には容器や、豆苗の豆と根っこ部分も洗うことで、ぬめりや汚れ、臭いも防げます。

一手間ですが、雑菌を防ぐ効果にもなるのでおすすめの育て方です。

豆苗を育てている最中にカビが発生した場合は救済は出来ないので残念ですが、すぐに捨てて下さい。

カビが生えるのは根元だし、伸びた茎の部分は問題なさそうだから食べちゃおうかな?

豆苗の根元にカビが生えた場合でも、目に見えない菌が伸びた芽の方まで漂っている可能性があります。

カビは湿気がこもりやすいジメジメした所に発生します。水耕栽培で根が密集している豆苗の根元にはカビが生えやすくなります。

育てる時には日当りのよい室内で再生栽培をしましょう。

豆苗を栽培する時は、適正な温度が大事です。暑すぎても寒すぎても栽培はうまくいきませんので、風通しの良い部屋で育てましょう。

正しい育て方で安心安全で美味しい豆苗を育てましょうね。

豆苗の育て方はペットボトルを使うのが便利!

豆苗を育てるときの容器はお皿や保存容器を使用しますよね。私も平たいお皿を使って豆苗の再生栽培をしています。

ペットボトルの空容器を使って育てることが出来るのを知っていますか?

ペットボトルの一部を切り取るだけで水替えが楽になり、さらに持ち運ぶときにも水がこぼれにくいというメリットがあります。

このようにペットボトルを切るのには1~2分程度で終わりました。カッターを使用する時には怪我に十分気をつけて作業してくださいね。

またペットボトルは炭酸飲料が入っている丸い形のタイプではなく、お茶などが入っている四角い形を使用すると豆苗にはピッタリ合います。

ペットボトル容器で作る豆苗の育て方
  1. 2Lのペットボトルの幅が広い面を豆苗のサイズに合わせてカッターで切る
  2. 切った場所に豆苗を入れる
  3. 水を換える時には台所の流しにペットボトルの口を向けて置き、苗床に直接水を注ぐ
  4. ペットボトルの蓋を取ると、古い水が押し流され新しい水に入れ替えられる
  5. ペットボトルの蓋を閉めて新しい水に交換が出来る

この育て方だと容器をわざわざ買ったり用意したりする必要もなく、水の交換もとっても簡単ですよね。

私は台所で水の交換をして移動をするときに床に水をこぼした事が何度もあります。もっと早く知りたかったアイディアです。

水耕栽培の育て方には容器選びも大切なポイントです。

再生栽培をする時にはタッパーなどの保存容器やプラスチックのパック容器などを使います。

基本的には苗床が収まるサイズでしたら水耕栽培で豆苗を育てることができます。

しかしガラス容器を使う場合だと中まで光が入るので容器の中に藻(も)と呼ばれる水中にはえる草が発生しやすくなるので注意が必要です。

豆苗って何回まで再生出来るの?

豆苗は最大で2回収穫が出来ます。育つたびに豆の栄養が吸収をされてしまうので、2回が限界と言われています。

2回目以降も茎は伸びますが、美味しく食べるには何度も繰り返し栽培するのはおすすめしません。

回数を重ねていくうちに、種が腐ってカビが生えてしまう場合や、豆苗の茎が元気がなくなってしまいます。

私自身も3回目をトライしたことがありましたがぬめりとカビが発生して食べることが出来ませんでした。

安全で美味しく食べるためにも、何度も栽培するよりも衛生面を考え2回で終わりにするようにしましょう。

まとめ

  • 種から豆苗を育てる場合は一晩水につけ毎日霧吹きを2回ほど行う
  • 芽が出るまではアルミホイルを使用して暗い場所で保管をする
  • 豆苗はハウスや施設内で栽培されるので、1年中いつでも食べることがで出来る野菜
  • 豆苗はえんどう豆が発芽をした若い葉っぱと茎のこと
  • 生で食べることが出来る豆苗だが、衛生面を考えて再生させた豆苗は、加熱をして食べるようにする
  • 再生栽培をしたい時には種から5~7cmほど上を切る
  • 豆苗にカビを発生させないようにする育て方は、水の量は根っこが浸るくらいの水の量にしてたくさんの量を与えすぎないようにする
  • 水の交換は一日1回は必ず、夏場の場合は数回行う
  • 豆苗の育て方はペットボトルの容器を切り抜き栽培することで水替えが簡単に出来る
  • 豆苗を美味しく食べるには最大で2回収穫が出来る

経済的で栄養価が高い豆苗。種からの育て方はとても簡単で2週間ほどで収穫ができるのは魅力的ですね。

豆苗の種はホームセンターで手軽に手に入るので種から育てる方法に挑戦をしてみたいと思いました。

正しい育て方であなたもぜひ美味しい豆苗を育ててみましょう。