夜中に泣く鳥の正体:夜中に突然「キーキー」とうるさい鳴き声をきいたことありますよね?
最近はウミネコの騒音被害も増加していますね。
ウミネコの騒音被害にはいくつかの要因が考えられます:
- 大きな鳴き声: ウミネコは、非常に大きな鳴き声を持っています。これが、人々が住んでいる場所の近くで頻繁に聞こえる場合、特に早朝や夜間などに、騒音被害となり得ます。
- 繁殖期の行動: 繁殖期にはウミネコの活動が活発になり、鳴き声も増えます。また、領域を守るために攻撃的になることがあり、これがさらなる騒音や不快感をもたらすことがあります。
- 人間との接触: 人間がウミネコにエサを与えることで、ウミネコが人間の住むエリアに慣れてしまい、人間の近くでの活動が増えることもあります。これにより、鳴き声やウミネコの活動による騒音が増加することがあります。
- ゴミの漁り: ウミネコは食物を求めてゴミ箱などを漁ることがあり、これが騒音や散乱ゴミによる迷惑となることもあります。
昼間は車や生活音があって鳥の鳴き声は気になりませんが、夜中に一度気になると眠れません。
住宅地でも夜中に鳥がうるさく鳴くのは天敵を威嚇するときや仲間に危険を知らせる時など警戒しているときなんです。
夜に鳴く鳥にはムクドリなどのギャーギャー鳴く鳥、ホトトギスなどのキョキョキョと鳴く鳥、トラツグミのようなキーキーと不気味に鳴く鳥などさまざまな種類がいるんです!
なかでもムクドリは大群で行動し鳴き声がうるさいことで有名で、フンや騒音で問題になっています。
今回は夜中にうるさい声で鳴く鳥の正体や生態、家庭でできる鳥への対策について紹介します。
夜中に鳴く鳥がうるさい!そもそもなぜ鳴いているの?
静まり返った夜中に突然得体のしれないうるさい鳴き声。
寝ようとしても一度気になると耳から離れなくなったことがあるのは私だけではないはずです。
うぐいすのように春を感じさせるような心地の良い声で鳴く鳥もいれば、夜中に大音量で鳴く鳥もいます。
あのうるさい鳴き声の正体はなんなんでしょうか?私はずっと前から気になっていたので調べてみました。
夜中にいつでも鳴いているのか、というとそういうわけではなく理由があって鳴いています。
鳥たちが夜に大きなうるさい声で鳴くのは警戒している時です!
夜に昼に活発に行動する他の鳥たちはいませんが、天敵である夜行性の動物たちがいます。
巣を襲撃された時に威嚇のために鳴いたり、襲撃されたことを他の仲間に知らせるために大きな声で鳴いたりするそうです。
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理由もなしに鳴いているのかと思っていましたが、ちゃんとした理由があったんですね。
鳥にとって大きな声で鳴くことは武器にもなっていたんです。
夜中に鳴く鳥は春に繁殖などで日本に飛んで来た種類の鳥や、暖かな時期に活発な鳥たちで主な種類は以下の鳥です。
こんなに種類がいるんですね!私は昼間の時間帯によく見る鳥のスズメやハト、カラスなどしか知りませんでした。
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ゴイサギという鳥は背中と頭の上が青っぽいグレーの色でお腹が白色でペンギンのような見た目をしています。
こんな鳥近くで見たことない!と思われるかもしれませんが、探してみると私の家の近くの公園にある池のほとりで見つけました♪
ゴイサギは川や池、都市部の公園にもいることがあり、意外とどこにでもいる鳥なんです。
大きさがカラスくらいでクワックワッと夜中に鳴きながら飛びます。声や見た目もカラスに似ていることから夜烏(ヨガラス)という別名でよばれることもあります。
ゴイサギは本州より南には春ごろに現れ、北海道には夏に現れます。その鳴き声は独特だといわれています。
始めは「チュピチュピ」「ジョピジョピ」と鳴いた後、「ジョッピンカッタカ」「トッピンカッタカ」と聞きなじみのない鳴き方をします。
こんな鳴き声は聞いたことがありませんね。街中で聞いたらびっくりしそう!
ゴイサギだけでなく他の紹介した鳥たちも決して珍しい種類ではなく住宅地や公園、繁華街など私たちの生活の近くで生息しているんです。
夜中に鳴く鳥でギャーギャー鳴いて嫌われているのは?
夜中にギャーギャーと人の悲鳴のような不気味な鳴き声で鳴く鳥は人間にとって迷惑以外の何者でもありません!
繁華街や公園など私たちの生活の近くでギャーギャーと鳴く鳥はこの2種類なんです。
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①アオサギ
アオサギは沖縄以外の日本のあちらこちらで生息していて、普段はクワックワッと鳴いたり、空を飛びながらグワッ、ガァと短く鳴いたりします。
喧嘩や威嚇している時だけギャーギャーと大きく鳴きます。
半夜行性なので昼も夜も活動するため、明るい時間帯にもこの鳴き声を聞くこともあるかもしれません。
古代エジプトでは縁起の良い鳥と言われており、神として崇められていたそうです。
またヨーロッパでは女性の帽子につける羽の飾りに使われていたりもしました♪
縁起の良い鳥なら夜中に鳴いていても許せるかも!
②ムクドリ
ムクドリは聞いたことがあるなと思われるかもしれません。
毎年繁殖が終わった夏ごろに多いときは数万羽で群れを作りフンや騒音でニュースになっているあの鳥です。
ムクドリもギャーギャー鳴く鳥でスズメより大きく、ハトよりも小さい中くらいの鳥です。住宅地や農耕地、公園、駅のロータリーなど私たちの生活のすぐ近くに生息しています。
夜の繁華街の街路樹で、群れで一斉にギャーギャー鳴く鳥に遭遇すると不気味で怖いですよね。
毎年ニュースで「異常な数のムクドリの群れ」なんて言われていますが、実際はほとんどの若い鳥は冬を越せないので冬に数が減ります。
そのあと春ごろに繁殖でまた数が増え、群れを作り人間に嫌われるというループなんです。
冬には少なくなってしまうとはいえ、人の家の隙間に巣を作ることもありフンの被害や騒音は深刻な問題になっています。
夜中に鳴く鳥はキョキョキョと夏を知らせていた⁉
「ホトトギス」と聞くと、夏を感じさせる鳥で有名です。
あの夏の始まりを私たちに知らせてくれるホトトギスも夜に鳴く鳥だったんです!
オスとメスで鳴き声が違うことやホトトギスの生態、他にもヨタカというキョキョキョと鳴く鳥も一緒に紹介します。
①ホトトギス
ホトトギスのメスはピピピと可愛く鳴きますが、オスはキョキョキョと鳴きます。
そのキョキョキョという鳴き声が「ホトトギス」と聞こえることからホトトギスと呼ばれているそうです。
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ホトトギスは托卵(たくらん)というウグイスに托卵し、子供も育てさせる特徴があるんです!
ウグイスが巣を空けた一瞬の隙に巣に入り込みウグイスの卵を外に出し、空いたところに自分の卵を数秒で産みそのまま逃げます。
ウグイスは気づかないの?と思われるかもしれませんが、ホトトギスの卵はウグイスの卵に形や色までそっくりなんです。
さすがに産まれてきた子の見た目で自分の子供じゃないとバレるでしょ?
私もそう思いましたが、ホトトギスはヒナの時からずるがしこい鳥なんです。
ホトトギスのヒナはウグイスのヒナより数日早く産まれ、産まれてすぐに自分の背中にウグイスの卵を乗せ外に出してしまうんです!
産まれてすぐのヒナには大変な仕事ですが、成長していくにつれ巣の中のすべてのウグイスの卵を外に出すたくましさがあります。
ウグイスには巣の外にある卵には興味を示さないという習性があり、ずるがしこいホトトギスはその習性をうまく利用しています。
その後、巣に残ったホトトギスのヒナをウグイスは気づかずに自分の子のように育てていくんです。
ホトトギスは可愛い鳥だと思っていましたが、ずるがしこい鳥でした…。
夏の夜にオスが大きくよく鳴きますが、それは自分の縄張りとウグイスの縄張りも含めた広い範囲を他の鳥にわからせるためです。
②ヨタカ
頭が大きく、全身が木の皮のような暗めの茶色で細かい模様があり木に似た色ででうずくまって隠れることができます。
大きな声でキョキョキョと鳴く鳥で、夜中に大きな口を開けながら飛ぶのが特徴です。
大きな口を開けながら飛ぶのは飛んでいる虫を捕食するためです。
夜中に大きく口を開けながら飛んでいるヨタカを見つけたときは怖いかもしれませんね。
ヨタカは夜鷹と書きますが、江戸時代に遊郭の中で身分の低い遊女の隠語として使われていました。
ヨタカが夜行性であることと遊女が夜に活動することにかけてそう呼ばれていたそうです。
また、遊女が男性に声をかける時の「チョ、チョ」という声がヨタカの「キョキョキョ」という鳴き声に似ているからという説もあります。
他にも宮沢賢治の「よだかの星」という童話の中では醜い鳥と表現されたり、アメリカでは夜に悪事を働く人物の隠語として呼ばれたりもしていました。
ヨタカには夜行性であることとその鳴き声からあまりいいイメージがつかなかったんですね。
夜に鳴く鳥のキーキーという声は平家物語に書かれた!?
夜中から朝にかけてにキーキーと口笛に似た音で鳴く鳥もいます。
トラツグミという種類で全身茶色でうろこのような黒い斑点模様があり、地面と同化して見つけにくい鳥です。
夜の森に響く鳴き声で不気味がられていて夜に鳴く鳥なので別名、鵺(ぬえ)とも呼ばれています。
鵺という言葉は平安時代ごろから不吉なもの、正体のはっきりしない人物や物事のことの意味で使われていました。
平家物語の中でも鵺は不思議な声で鳴く、得体のしれない妖怪として表現されていました。
また、平安時代の天皇や貴族たちは森から不気味な鳴き声が聞こえると、不吉なことが起こらないように祈祷を行ったともいわれています。
夜にキーキーと不気味な声で鳴く鳥がいると思われていなかったようです。
時代が違うと表現も違ったようで、平安時代以前のトラツグミの鳴き声は不気味というよりは物悲しい様子を表していました。
寂しげな声でキーキー鳴いていたその声は万葉集で「鵺の」という悲しい出来事を表す枕詞にもなっていたんです。
トラツグミは特徴的な鳴き声で鳴くことから日本の文学にも影響を与えていたんですね!
夜に鳴く鳥でホッホッと繰り返すのはアオバズク
夜に鳩のようなホッホッと鳴く鳥に遭遇したことはありませんか?
鳩は夜には活動しないのでずっとどんな鳥が鳴いてるんだろうと疑問に思っていたので調査してみました!
ホッホッと鳴く鳥はアオバズクというフクロウです。
「ホッホッ、ホッホッ」と2回繰り返して鳴くのが特徴で連続して1分くらい鳴くこともあり、大きい声で鳴くと2㎞先でも聞こえるようです。
夜中にそんなに長く鳴かれると気になって寝れないな。
アオバズクは他の夜に鳴く鳥と違い、黄色いクリっとした大きな目のフクロウでバードウォッチャーにはかわいいと人気なんです!
夜行性なので昼間は木にとまり眠そうにしていることが多いですが、その姿も可愛いと言われています。昼間は動くことが少ないのでシャッターチャンスです!
毎年ヒナの成長や巣立ちを観察しているよ♪
人気がある一方で、アオバズクは日本の一部の県で準絶滅危惧種に登録されています。
人間による環境破壊や地球温暖化により生息地が奪われていることが原因です。
アオバズクだけでなく動物を守ることは地球の生態系を守ることで私たち人間の生活を守ることにも繋がります。
絶滅の危機に瀕している生き物を救うためにも環境に優しい生活をこころがけていきましょう!
夜中に鳴く鳥がうるさいときに家庭でできる対策
夜中にうるさく鳴く鳥のせいで、睡眠不足を始めとした影響に悩まされているあなた。
夜中に鳴鳥がうるさいときに家庭でできる対策を3つ紹介します。
鳥が嫌いなテープやフクロウ型の模型を設置する
うるさく鳴く鳥の住処となっている木や電柱が家の近くにあるとわかったなら、巣に鳥が嫌がるテープやフクロウ型の模型を置くといいでしょう。
夜中に鳴く鳥がうるさいからといって「駆除する!!」といかないですよね…。
相手が生き物なので、強引な対策はなかなかできません。鳥よけグッズでうるさい鳥にお引越しをしてもらいましょう。
一番オススメで簡単にできる対策は耳栓
耳栓での対策は簡単にできるし、鳥の方には何も害を与えません。
夜中にうるさく鳥の鳴き声を100%シャットダウンができるわけではありません。
しかし、ストレスを溜めるくらいなら、耳栓をして快適に眠った方がしっかりと休めます。
マックスピローはシリコンが耳の形に合わせられるので、寝ている途中で抜け落ちることがなく使えます。
長時間使用しても痛くならない上に、しっかりと音を遮断するのでおすすめです♪
鳥の駆除をしてもらえないか行政に相談してみる
夜中にうるさく鳴く鳥のせいで目が覚めてしまったり、夜眠れなかったりすると疲れを翌日に持ち越してしまいますよね…。
夜に鳴く鳥による騒音は生活する上で死活問題にもなりえます。
近隣住民からの苦情が多い場合は、一度行政に相談してみるといいでしょう。
行政に相談しても「鳥獣保護法」という法律によって、鳥の駆除をしてもらえない可能性もあります。
でも、鳥の駆除を相談すると、自分で鳥を駆除・対策する方法やアドバイスをしてくれます。
行政が駆除をしてくれなかったとしても、自治体によっては、鳥駆除専門の業者を紹介してもらえます。
あなたのお住まいの役所に問い合わせをしてみてくださいね。
まとめ
- 夜中に鳴くうるさい声の正体はゴイサギやムクドリ、ウミネコ、トラツグミなど7種類の夜行性の鳥
- 夜中にうるさい声で鳴くのは威嚇している時や夜行性の動物を警戒している時
- 夜にギャーギャー鳴く鳥はアオサギとムクドリで、ムクドリは多いときは数万羽の群れを作り、フンや騒音などの深刻な被害をもたらしている
- 夜中から朝方にかけてキーキーとうるさい声で鳴くのはトラツグミで別名鵺(ぬえ)
- ホッホッと鳴くアオバズクはクリっとした黄色い目でかわいいと人気
- 夜中に鳴く鳥がうるさいときに家庭でできる対策は、鳥よけグッズを設置する、耳栓をする、行政に相談する
夜に鳴く鳥は可愛くて人気の鳥からフンや騒音で人に嫌われている鳥までさまざまでしたね。
どんな鳥が鳴いているのか正体がわかったのでこれからは怖くないですね♪
一般的に、多くの鳥は夜間には活動しないと言われています。ほとんどの鳥は昼行性であり、日中にエネルギーを蓄え、採食や他の活動を行います。鳥の目は人間の目よりも優れており、昼間の明るい光の中での活動に適応しています。
ただし、一部の鳥は夜間にも活動することがあります。これらの鳥は夜行性と呼ばれ、暗闇の中で獲物を見つけたり、巣を守ったりする能力を持っています。例えば、フクロウやヨタカなどの夜行性の鳥は、夜間に活動して獲物を捕まえることができます。
また、渡り鳥は長い距離を移動するため、夜間に飛行することがあります。夜間は風が穏やかであることや、気温が下がることから、飛行に適した条件となるためです。
総じて言えることは、鳥の活動パターンは種によって異なるということです。多くの鳥は昼間に活動し、夜間は休息を取る傾向がありますが、一部の鳥は夜間にも活動することがあります。