付いていく・着いていくの【使い方例文】|正しい使い方を徹底解説

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「付いていく」って、日常でもよく使いますよね。でも「付く」とか「従う」と何が違うのかって聞かれると、意外と説明しにくいんじゃないでしょうか。

例えば、「先生に付いていく」と言うときは、単に後を歩くというより、学びながら行動を共にする感じがあります。一方で「付く」はもっと物理的な感じで、「服に汚れが付く」みたいに使われますよね。「従う」はルールや指示に従って行動することなので、ちょっと堅めの言葉です。

こうして比べてみると、それぞれにちゃんとした使い分けがあるんだなって気づかされます。文章や会話で使うときも、相手に伝えたい気持ちや状況に合わせて言葉を選ぶと、もっと誤解なく伝わると思いますよ。

ついていく(平仮名表記も多い)
├─ 1. 付いていく
│ ├─ 意味
│ │ ├─ 人や物に付随して同行する
│ │ └─ 支援・従う等の精神的な意味も含む
│ ├─ 例文
│ │ ├─ 彼の考えについていくのは大変だ。
│ │ ├─ 子どもが母親の後をついていく。
│ │ └─ 流行についていくのは難しい。
│ └─ ポイント
│ ├─ 比喩的場面でも使用可
│ └─ 「従う」「同行する」「追随する」というニュアンス

├─ 2. 着いていく
│ ├─ 意味
│ │ └─ 目的地に一緒に到着する(場所に着くことを強調)
│ ├─ 例文
│ │ ├─ 駅まで友達についていく。
│ │ └─ あなたの家まで着いていきます。
│ └─ ポイント
│ └─ 「着く(到着)」が重要、物理的に同じ場所へ行く場合

└─ 3. 使い分けのコツ
├─ 同行・従う → 付いていく
└─ 一緒に到着する → 着いていく

まずは、それぞれの言葉がどんな意味を持ち、どのような場面で使われるのかを整理してみましょう。以下の表にまとめてみました。

言葉意味主な使い方
付いていく誰かや何かの後を追いかけて進むこと友達に付いていく、流れに付いていく
付く物や人にくっつく、位置すること汚れが付く、役職に付く
従う指示や命令に従って行動すること上司に従う、規則に従う

この表を見ると、「付いていく」には「誰かのあとを追っていく」とか「一緒に進んでいく」っていうイメージがあることがわかりますよね。

それに対して「付く」は、何かが物理的にピタッとくっつく感じがあります。「服にゴミが付く」とか、そんな場面でよく使われますよね。そして「従う」は、ルールや指示、目上の人の言葉に従って行動するという、少し堅めのニュアンスがあります。

こうした微妙な違いをちゃんと理解しておくと、会話でも文章でもより自然で伝わりやすい日本語が使えるようになりますよ。

では次に、具体的にどう使い分ければよいのか、ポイントを見ていきましょう。

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「付いていく」「付く」「従う」の使い分けポイント

「どの表現を使えばいいのか迷ってしまう…」そんなふうに感じる方も多いと思います。特に似たような意味を持つ言葉だと、余計に判断が難しくなりますよね。そこで、選び方のポイントをわかりやすく整理してみました。表の前に、ちょっとした補足をしておくので、よりスムーズに理解できると思います。

「付いていく」は主に「同行」や「流れに身を任せる」イメージで使われ、「付く」は物理的に接する場合が多いです。そして「従う」は権威やルールに従う場合に使われるので、それぞれの目的やニュアンスに合わせて選ぶことが大切です。

シーン選ぶべき表現具体例
誰かの後を歩く付いていく「友達に付いていく」「先生に付いていく」
汚れやシールが貼りつく付く「服にシミが付く」「机にシールが付く」
命令やルールに従う従う「会社の方針に従う」「親の教えに従う」
時代の流れやブームに乗る付いていく「トレンドに付いていく」「時代の流れに付いていく」
感情や態度が自然と現れる付く「表情に不安が付く」「声に怒りが付く」
規則やルールを守る従う「学校のルールに従う」「交通ルールに従う」
恋人や家族と一緒に行動する付いていく「彼に付いていく」「家族と一緒に付いていく」
ポジションや肩書きが与えられる付く「リーダーの役職に付く」「部長に付く」
権威や価値観に従う従う「宗教の教えに従う」「師匠の教えに従う」

さらに具体的な例文があると、それぞれの言葉の違いがよりはっきりしてきますよね。

たとえば、「彼女はチームの意見に付いていくことを選んだ」では、誰かの考えに賛同して行動を共にするニュアンスが伝わりますし、「子どもが母親に付いていく姿が微笑ましい」だと、後ろを一生懸命ついていくイメージが浮かびますよね。

一方で、「書類にコーヒーのシミが付くと困る」は、物理的に何かがくっつく感じ。「上司の指示に従うのは社会人として大切な姿勢だ」は、決まりや命令に沿って動くという意味合いになります。こうして例文で比べてみると、それぞれのニュアンスがぐっとわかりやすくなりますよ。

正しい使い方をマスターするために大切な心構え

日本語って、本当に繊細な言語ですよね。たった一つの言葉の選び方で、相手に与える印象が大きく変わることもあります。でも、だからといって間違いを恐れて言葉を使わないのはもったいないです。

まずは思い切って使ってみることが大切ですし、使いながら少しずつニュアンスを掴んでいけば大丈夫ですよ。大事なのは、相手とのコミュニケーションを楽しむ気持ちを忘れずにいること。

言葉は人と人をつなぐものだから、自然体でやり取りしていきたいですね。

「付いていく」「付く」「従う」は、一見似ているように見えても、それぞれにちゃんとした意味や使い方の違いがあります。

今回ご紹介した表やポイントを参考にしていただければ、シチュエーションに合わせて自然に使い分けられるようになりますよ。

言葉の感覚は使えば使うほど身についていくので、これからも自信を持って日本語を楽しんでいきましょう!