グランドカバーで虫除け対策はハーブが最適 |常緑や花が広がる種類も

当メディアは各種アフィリエイトプログラムに参加しています

グランドカバーとは、花壇(かだん)や庭の土が見えているスペースを埋めてくれる植物のこと。

グランドカバーを上手に取り入れると、雑草防止になり、見た目もぐんと良くなります♪

どうせ植えるなら、虫除け効果があって見た目の良いハーブをグランドカバーにしたいと思っていますよね?

虫除け効果があるハーブでグランドカバーに向いているのは、クリーピングタイム、アジュガ、ほふく性ローズマリー、オレガノ、ローマンカモミールです。

他にも、グランドカバー用に改良されたレイタータイムもおすすめですよ。

ここでは、虫除け効果があるハーブの特徴を詳しく解説します。

また、冬でも葉の色が楽しめる常緑性や、花がカーペットのように広がるグランドカバーも紹介します。 

スポンサーリンク

グランドカバー向きのハーブで虫除けになる6種を紹介

虫除け効果があるハーブには、虫が嫌がる成分や香りが含まれています。

しかし、ハーブの効果はあくまでも「虫除け」。殺虫効果はありませんので注意してくださいね

グランドカバーに向いていて、虫除け効果があるハーブの特徴を、それぞれ見ていきましょう♪

  1. クリーピングタイム
  2. アジュガ
  3. ほふく性ローズマリー
  4. オレガノ
  5. ローマンカモミール
  6. レイタータイム

1.クリーピングタイム

  • 虫除け効果…ハエ・ナメクジ・ゴキブリ・蚊・ダニ
  • 草丈…5~30㎝
  • 耐寒性…強い
  • 耐暑性…強い
  • 開花時期…4~6月
  • 植える場所…日なた・風通しの良い場所

タイムは古代ローマ・ギリシャ時代から、紙類の虫食い防止などに使われてきたハーブです。

クリーピングタイムの「チモール」という成分に、ハエ・ナメクジ・ゴキブリ・蚊・ダニなどを寄せ付けない効果があります。

小さな花がかわいらしく、観賞用としても人気。花壇のふちどりやレンガの小道(こみち)の間にも最適です。

我が家の庭にも昨年植えました!午前中しか日が当たらない場所ですが、枯れることなく順調に広がってきていますよ♪

2.アジュガ

  • 虫除け効果…カメムシ
  • 草丈…10~30㎝
  • 耐寒性…強い
  • 耐暑性…やや弱い
  • 開花時期…4~6月
  • 植える場所…どんな場所でもOK

アジュガは地面を這うように広がるハーブ。春に紫やピンクの花をたくさん咲かせるので観賞用としても人気です。

カメムシの仲間がアジュガの匂いを好まないことから、虫除け効果を期待できます。

生育旺盛で耐陰性があるため、日陰のグランドカバーにもおすすめですよ♪

アジュガはたくさんの種類があり、葉や花の色もさまざまで、選ぶ楽しみがあります。

我が家では「ゴールドライム」という種類を植えています。明るい黄緑色の葉がお庭に映えて、ピンクの花もかわいいですよ。

見るたびにウキウキする明るいカラーで、色々な種類があるアジュガの中で私のイチオシです♪

3.ほふく性ローズマリー

  • 虫除け効果…ゴキブリ・蚊・ダニ・衣類に付く虫
  • 草丈…30㎝
  • 耐寒性…強い
  • 耐暑性…強い
  • 開花時期…9~翌年6月
  • 植える場所…日なた・乾燥しやすい場所

ほふく性とは地面を這うように生える性質のことです。

ほふく性ローズマリーは、乾燥・強風・寒さに強いため、とても育てやすいグランドカバー。

ローズマリーには「ロスマリン酸」という成分に、ゴキブリ・蚊・ダニ・衣類に付く虫の虫除け効果があります。

我が家では立性(たちせい・上に伸びる性質)のローズマリーを植えていますが、手でもむととっても良い香りがします。ほふく性も植えてみたいです♪

4.オレガノ

  • 虫除け効果…ゴキブリ・アブラムシ・ハダニ
  • 草丈…40~50㎝
  • 耐寒性…やや強い
  • 耐暑性…やや強い
  • 開花時期…6~9月
  • 植える場所…日なた・風通しの良い場所

イタリア料理などによく使用されるオレガノ。ミントのような香りが、魚料理や肉料理にも合うハーブです。

オレガノの「チモール」という成分に、ゴキブリ・アブラムシ・ハダニなどに虫除け効果があります。

オレガノにはたくさんの種類があり、一般的にオレガノというと「ワイルドマジョラム」のことを指します。

我が家で植えているのは、こちらの「ケントビューティー」です。

花オレガノとも呼ばれ、観賞用になります。先っぽのガクが色付くと、とってもかわいらしいですよ♪

5.ローマンカモミール

  • 虫除け効果…アブラムシ
  • 草丈…20~30㎝
  • 耐寒性…強い
  • 耐暑性…弱い
  • 開花時期…5~6月
  • 植える場所…日なた・風通しの良い場所

ローマンカモミールは、開花時期以外は草丈が短く、カーペットのように横に広がるためグランドカバー向きます。

踏みつけに強く、踏むとフワっと香るので「香る芝生」としても人気。

カモミールは他の植物にアブラムシを寄せ付けない効果があり、バラの側やたまねぎ畑などで一緒に植えられることも多いです。

我が家では上に伸びるタイプジャーマンカモミールをバラと同じ鉢に植えていますが、アブラムシが付いたことはなく、虫除け効果は抜群です♪

一度種をパラパラと撒いただけですが、毎年勝手に育ってくれて手間いらずです。

6.レイタータイム

  • 虫除け効果…ハエ・ナメクジ・ゴキブリ・蚊・ダニ
  • 草丈…5㎝
  • 耐寒性…強い
  • 耐暑性…弱い
  • 開花時期…5~8月
  • 植える場所…日なた

レイタータイムはグランドカバー用に品種改良されたタイムで、踏みつけに強く、草丈も5㎝と短いので芝生のような使い方もできるんです。

通路沿いやレンガなどの石の隙間に植えるのもおすすめ♪

レイタータイムの「チモール」という成分に、ハエ・ナメクジ・ゴキブリ・蚊・ダニの虫除けの効果があります。

我が家の芝はお手入れが上手くいかず残念な感じになっているので、レイタータイムを植えて茂らせたいです!

グランドカバーに合う常緑性♪冬でもあざやか

ここからは、1年中緑の葉っぱの「常緑(じょうりょく)性」で、冬でも色が楽しめるグランドカバーを紹介します。

常緑のグランドカバーは日陰に強いものが多く、さみしい場所にも明るい彩り(いろどり)をくれますよ♪

  1. リュウノヒゲ
  2. ヤブラン
  3. セダム
  4. ヒューケラ

1.リュウノヒゲ

  • 草丈…10~40㎝
  • 耐寒性…強い
  • 耐暑性…強い
  • 開花時期…7~8月頃
  • 植える場所…どんな場所でもOK

リュウノヒゲは乾燥にも強く、水中でも生育可能。植えっぱなしOKで、手間がかからない常緑性グランドカバーです。

リュウノヒゲといえば「玉竜(たまりゅう)」が一般的ですが、黒い葉色の「黒竜(こくりゅう)」や斑入り(ふいり・2色以上混ざった葉)の「白竜(はくりゅう)」もあります。

我が家では、色々な場所に玉竜と黒竜を植えましたが、日なたの玉竜が一番大きく育っています。

大きめにしたいなら日なた、小さくこじんまりさせたいなら日陰と使い分けするのも良いかもしれませんね。

2.ヤブラン

  • 草丈…30㎝程度
  • 耐寒性…強い
  • 耐暑性…強い
  • 開花時期…8~10月頃
  • 植える場所…明るい日陰

ヤブランには濃いグリーンのものや、白やクリーム色の斑入りなどがあります。

昔から日本庭園に使用されており「和風」のイメージがありますが、和洋どちらでも合うんですよ。

我が家では朝しか日が当たらない場所に植えていますが、すくすく育ち、薄紫色の花をたくさん咲かせてくれます♪

3.セダム

  • 草丈…3~50㎝
  • 耐寒性…品種による
  • 耐暑性…品種による
  • 開花時期…2~10月(品種による)
  • 植える場所…日なた・水はけの良い場所

セダムにはたくさんの種類があり、日本の南方では温暖系品種、北方には寒冷地系品種が生育しています。あなたのお住まいの地域にあった品種を選びましょう。

耐暑性・耐寒性ともに優れているのは「ウスユキマンネングサ」。和洋どちらにも合うのでおすすめです。

セダムは、切った茎を土にばらまいて置くだけで根付くほど丈夫なんですよ。

また、深く根が張らないため、違う植物を植えたくなった時でも、セダムを簡単に抜いて移動させることができます♪

4.ヒューケラ

  • 草丈…20~50㎝
  • 耐寒性…強い
  • 耐暑性…強い
  • 開花時期…5~7月頃
  • 植える場所…日なた、半日陰(一日の半分ほど日が当たる場所)もOK

ヒューケラは葉が重なるように密に茂り、葉色のバリエーションが幅広いので人気があります。

葉色はシルバー・オレンジ・緑・黄緑・黄・紫・黒・斑入りのものなど、たくさんあって迷うほどです。

ヒューケラの花は1ヶ月くらい咲き続けるため、切り花にして飾ることもできます。

我が家では赤紫色のヒューケラを植えていますが、冬でも鮮やかな葉色を楽しませてくれ、存在感抜群です♪

グランドカバーにおすすめの花が広がる3種を紹介♪

花が咲くグランドカバーはたくさんありますが、その中でも私が育てやすいと思った3種をチョイスしてみました♪

花が咲く季節に、地面が葉の緑と花の色でとても美しい光景になりますよ。

  1. ベロニカ・オックスフォードブルー
  2. 芝桜
  3. ワイルドストロベリー

1.ベロニカ・オックスフォードブルー

  • 草丈…10㎝前後
  • 耐寒性…強い
  • 耐暑性…強い
  • 開花時期…4~5月頃
  • 植える場所…日なた・半日陰・風通しの良い場所

ベロニカ・オックスフォードブルーは、這うように成長していくので、かわいいお花のグランドカバーになりますよ。

一度根付けばお世話がいらないグランドカバーです。

我が家でも植えていますが、広がり方はゆっくり。ブルーの小花があざやかで手間もかからないため、かなりおすすめです♪

2.芝桜

  • 草丈…20~100㎝
  • 耐寒性…普通~強い
  • 耐暑性…普通~強い
  • 開花時期…4~5月頃
  • 植える場所…日なた・水はけの良い場所

芝桜は地面を這うようにパステルカラーの花が咲きます。

日なたを好み、一度根付けば手間はかかりません。初心者でも管理しやすいグランドカバーですよ。

芝桜の色はパステル系の色を中心に、たくさんの種類があります。同じ時期に咲く他の草花とカラーコーディネートするのもおすすめです♪

3.ワイルドストロベリー

  • 草丈…10~20㎝
  • 耐寒性…強い
  • 耐暑性…強い
  • 開花時期…4~7月頃
  • 植える場…日なた・半日陰

ワイルドストロベリーはとても成長力のあるグランドカバーになります。

日なたで育てると、花や実の付きが良くなりますよ。我が家では半日陰に植えたので、葉っぱの緑が目立っている気がします。

ワイルドストロベリーはランナーという茎を伸ばして、どんどん広がっていきます。しかし根の張りが弱いので、すぐに抜くことができるんです。

大き目のかわいい葉っぱが雑草の防止にもなるので、おすすめです♪

まとめ

  • グランドカバーを庭に取り入れると、見た目が良くなり、雑草防止にもなる
  • 虫除け効果があるハーブには、虫が嫌がる成分や香りが含まれているが、殺虫効果はない
  • ハーブで虫除け効果があるグランドカバーは、クリーピングタイム、アジュガ、ほふく性ローズマリー、オレガノ、ローマンカモミール
  • レイタータイムはグランドカバー用に品種改良されたハーブで、虫除け効果があり、芝生のように使える
  • 常緑性のグランドカバーにすると、冬でも葉の色を楽しむことができる
  • 常緑性のグランドカバーでおすすめは、リュウノヒゲ、ヤブラン、セダム、ヒューケラ
  • 花のカーペットが作れるグランドカバーでおすすめは、ベロニカ・オックスフォードブルー、芝桜、ワイルドストロベリー

グランドカバーにできる植物は、ハーブも含めてたくさんありますが、育てやすいものを選んで紹介しました。

あなたの素敵なお庭作りに、ぜひグランドカバーを植えてみてくださいね。