育児が始まって一番初めにぶつかる壁と言っても過言ではない「母乳かミルクか問題」。
長女を完全母乳(完母)で育て、次女を完全ミルク(完ミ)で育てた私としては、基本的に後悔はありません。
「基本的に」と前置きしたのは、どちらにもメリットとデメリットがあったからです。
しかし、困ったことが起きても解決可能なものばかりだったので安心してください。
ミルクでも赤ちゃんはすくすく元気に育ちますよ♪
知識が無いために本当は母乳で育てたかったと、後悔するのはもったいないです。
世界でひとりだけのあなたの大切な赤ちゃんの育児、知識不足で後悔するのはとてももったいない!
そこで、完母と完ミの両方の育児をした私の経験を参考にしていただく為、ぶっちゃけ告白させていただきます。
ミルク育児での後悔は3つ!気になるデメリットを解説
私は長女を完全母乳で育て、次女を完全ミルクで育てました。
なぜ私がこのように育児をしたのかというと、次女のときは母乳が出なくなってしまったからです。
次女が生まれて1カ月がたった頃、引越しでバタバタしていたり、長女のイヤイヤ期がピークだったりと身体的にも精神的にもダメージをおっていました。
そして次女はミルクを飲んだ後よく寝てくれること、なにより母乳をあげた後に身体が鉛のように動かないことが決定打となりこの育児スタイルに落ち着きました。
そんな母乳とミルクどちらの育児もした私ですが、全く後悔がないわけではありません。
ぶっちゃけると知識不足で以下の3点は後悔しています。
- 準備が面倒
- ママも赤ちゃんも太りやすい
- お金がかかる
ちなみにミルクをあげるのは愛情不足とか、免疫が付かないとか、母乳の方がIQが高くなるということはありません。
愛情は他でも表現できますし、免疫は生まれたときにもうあげています。
IQに関しては少しだけ影響がありますが、その後の教育で補えるレベルだそうです。
準備が面倒
慣れてしまえば、なんてことない準備なのですが、母乳なら服をまくればすぐにあげれたことを思うと面倒でした。
便利グッズもたくさんあるので活用するのも1つの手だと思います。
また、ミルクの準備は面倒に感じるかもしれませんが、ママ以外でも用意することができます。
誰かに代わってもらえるという面は、育児中にはかなり楽だと思います。
少しの休息が、大きな余裕を生むので結果的には赤ちゃんもハッピーです。
私の場合は長女にかまってあげられる時間がとりやすかったのが嬉しかったですね。
ママも赤ちゃんも太りやすい
母乳をあげることでママの身体はかなり痩せやすくなります。
しかしながらこれに関してもぶっちゃけさせていただくと、母乳をあげなくても痩せます。
母乳をあげることで痩せると言われている理由としては、1日の授乳で【約500kcal】消費するためです。
それだけのカロリーを運動せずとも消費できるわけですから、痩せやすいです。
しかし、子育て中はバタバタと動くことが増えますので、ママが食べ過ぎなければミルク育児であったも痩せやすい時期と言えます。
また、赤ちゃんに関してですが、こちらは太りやすいという論文も、否定的な研究結果もあるため、結論はでていないようです。
赤ちゃんにとって、哺乳瓶に入ったミルクは母乳を吸うよりも楽に飲むことができます。
そのため、新生児のうちから体重が増えやすいということはあるようです。
我が家も長女より次女の方が体重の増加が早かったです。
成長曲線内だったので特に気にしたことはありませんでしたが、1歳をすぎて歩いたり走ったりするようになったら自然と痩せたましたよ♪
健診等でなにか指摘されなければ、個性だととらえて特に気にしなくてもいいかなと思います。
お金がかかる
ミルクは母乳に比べお金がかかってしまいます。
ミルク缶は【1缶2,000~3,000円】かかりますし、平均2週間ほどしかもちません。
最安であっても【2,000円×2缶×12ヶ月=48,000円】かかります。
こちらもぶっちゃけさせていただくと、ミルクだからお金がかからない部分もありました。
次女の時は身体がしんどいから今日は外食やテイクアウトにしようという日が少なかったからです。
身体が楽だったので、そのほかでお金がかかることを防げたのだと思います。
また、通販サイトで安いタイミングを見計らってまとめ買いをするなどの工夫をするとかなり金銭的な負担が減りました。
他にも、体調がいいので公園に行くのも億劫ではなかったですし、買い物もテキパキ動くことができ産後特有の忘れっぽさもなかったです。
やはり身体が辛いと何事も上手くいきません。ミルク育児にして正解だったねと夫婦で話す日もありますよ♪
ミルク育児は楽って聞くけどどうして?先輩ママの解説!
ミルク育児は楽だと言う声を聞いたことありませんか?
あれって実際どうなの?手抜きってこと?とミルク育児をする前は思ってました。
実際にやってみて、手抜きということは全くなかったですが、完母の時より楽だなと違いを感じました。
私の考えと、ミルク育児をしているママ友からの意見も参考に完母との違いをまとめました。
- ミルクだと飲んだ量がわかる
- ママの身体の負担が減る
- 卒乳や断乳の時あっさりしている
- おっぱいトラブルがない
- 腹持ちがいいので、まとめて寝てくれる
ミルクだと飲んだ量がわかる
完母で育てている場合は出ている母乳量の把握ができませんが、ミルクをあげる場合は見ればわかるので楽です。
私が入院していた産院では、ベビースケールと呼ばれる赤ちゃん用の体重計を使い、母乳を飲む前と飲んだ後でどれだけの増加があるかをチェックしていました。
入院中はこれだけ体重が増えているからきちんと飲めているなと把握できるのですが、退院するとなかなかわからないです。
長女の体重はあまり良好に増えず、ショッピングセンターやベビーグッズが売っているお店に行っては体重を量っていました。
ベビースケールをレンタルする場合はその心配は無くなるのですが、ミルクだったら哺乳瓶から減った量を見ただけで、どれだけ飲んだがわかるので楽です。
ママの身体の負担が減る
私的一番の楽ポイントはママの身体の負担が減ることでした。
母乳の成分はなにか知っていますか?なんと、主に血液を材料に作られているのです。
ママの血液から作られているので、貧血に悩む声も多く聞きます。
長女のときは、一緒にお昼寝をしたり、鉄分サプリを飲んだりしていたので、特に辛いなと感じていなかったです。
しかし、次女のときはこれが上手くいきませんでした。
なぜなら次女が寝ると、長女が待ってましたと言わんばかりにかまってアピールをしてきたからです。
当時2歳前だった長女が一生懸命お姉ちゃんになろうと我慢や葛藤をしている以上、自分が眠いからと放っておくことはできませんでした。
するとみるみる生活は成り立たず、ひたすら眠い、眠くなると少しのことでイライラすると負の連鎖が続いてしまいました。
ミルクなら旦那にお願いすることもできましたし、たまに会う実母や義母がミルクをあげることを喜んで引き受けてくれて、なんだか親孝行した気持ちにもなれました。
卒乳や断乳の時あっさりしている
完母で育てた長女の断乳は正直大変でしたが、完ミで育てた次女はあっさり卒業できました。
我が家の場合、次女を妊娠したことが発覚したタイミングで長女の断乳をしました。
なんだか母乳をあげているときに嫌な感じがしたので、産婦人科医とも相談し、断乳を決意したのです。
なので、長女が母乳の必要性を感じなくなり離れていった「卒乳」というわけではなく、いきなり母乳をやめる「断乳」となりました。
保育園がはじまるからという理由があれば、少しずつ計画的に減らしていく断乳もできたのですが、長女としてはいきなりの事だったはずです。
これがとにかく辛いの一言でした。なぜもらえないのか当時1歳になったばっかりの長女には理解できないので、大泣きと大暴れのコンボが繰り広げられていました。
理解できるように噛み砕いて話をすると、その場では納得してくれるのですが、精神安定剤になっていた大事な母乳を取り上げられたことは受け入れられなかったようです。
1週間くらいは辛い日々が続きましたね。今思い返してもよくがんばったな私と感じます。
しかし、次女の時はミルクだったので、あっさりしたものでした。
ミルク缶がそろそろ終わるからと1歳前にやめてみると、特に泣くこともなく欲しがることもなく、お腹が減るとご飯がほしいと炊飯器を指差してきました。
ミルクの分を取り返すように離乳食をもりもり食べてくれたので、不安を感じることもまったくなかったです。
我が家の経験としても、よく聞く「ミルクは卒業する時が楽」というのは本当でした。
おっぱいトラブルがない
なんといってもミルクをあげている場合おっぱいトラブルは0です。
長女の断乳時は、おっぱいがはってしまって抱っこするのもしんどいと思いましたが、次女の時はなにもありませんでした。
4度の乳製炎に悩まされたという経験を持つママ友に聞いたところ、痛くて朦朧(もうろう)としていたそうです。
経験しなくてもいい辛さはしたくない、なんにもないなんてありがたい楽さでした。
腹持ちがいいので、まとめて寝てくれる
ミルクで育てられている赤ちゃんは良く寝てくれます。
長女は断乳をするまで夜から朝までまとめて眠ることができてませんでしたが、次女は3ヶ月で9時間連続で眠っていました。
夜だけミルク派のママもいるくらいなので、やはり腹持ちがいいのでしょうね!
しかし、こればっかりは子供にもよりますが、統計的にはよく眠れる子が多いようです。
ミルク育児の便利グッズで負担が解消できる!
ミルク育児は母乳で育てるのと違い準備が必要で、面倒だと感じる面もあります。
しかし、掃除をロボットに頼めたり、携帯でご飯を注文し宅配できたりする中で、ミルク育児にも便利グッズがたくさん生まれています。
それらは決して、親が楽をしたいから誕生したものではなく、こうしたほうが便利だからと先輩ママたちが生み出してくれたアイデアです。
心置きなく便利グッズを使い、少しでも育児を楽しくしましょう!
温度の調節ができるポットやケトル
ミルクを溶かすのには沸騰したお湯を使ってもいいのですが、赤ちゃんが飲むために人肌に冷ます必要があるので不便です。
2007年6月に厚生労働省の指導のもと、調乳に関して従来の【40~50度】から【70度以上】に調乳温度が改訂されています。
なので、70度の温度に設定されたお湯がすぐ出てくると、ミルクを作る時に時短になります。
そこで、温度調節のできるポットやケトルが大活躍します。
レンジでチンすれば消毒できるケース
哺乳瓶は離乳食が始まる5カ月ほどまで消毒をしておかなくてはなりません。
消毒液につけたり、沸騰したお湯の中につけたりするのってとっても面倒です。
そんなときはレンジでチンすれば消毒できるケースがとっても便利でした。
食洗器でもお湯を使うし、しっかり乾燥してくれるし大丈夫なのではと思っていたのですが、あくまで除菌をしてくれるだけで消毒はされないそうです。
使い方は、洗った哺乳瓶をケースに入れ指定された量の水を入れ、何分かレンジにかけるだけなので簡単ですよ!
液体ミルク
おでかけした先で持っていると安心のおすすめ便利グッズが液体ミルクです。
哺乳瓶に移し替えるだけであげることができることや、アタッチメントがあれば乳首を付けただけで簡単に飲ませることが可能な手軽さが人気です。
また、非常用のストックとしてもあると安心ですね。
しかし、いつものミルクと違うと飲まない赤ちゃんもいるので、賛否両論別れる商品かと思います。
我が家の次女は先ほども少し触れたとおりグルメなので、お腹が空いていれば多少飲むといった感じでした。
ミルクケースやかんたんバック
いつものミルクがいいという赤ちゃんのおでかけには、粉ミルクのケースやかんたんバックが便利です。
いつものミルクを入れて持ち運ぶことができる優れものです。
粉ミルクケースは100均にも売っています。洗えば何度でも使えます。
しかし、ミルクケースは少し場所を取ってしまうので出先で荷物を減らしたい派の私はかんたんバックを使っていました。
こちらの商品はビニール素材の袋に粉ミルクを入れることができ、使い捨てできます。
粉ミルクが入ったものって、細かい溝に入り込んだりして洗うのが面倒だなと思ったときに見つけたものです。
そのまま捨てることができるし、持ち運びするにも場所を取らないのでよく使っていました。
まとめ
- 完全母乳と完全ミルクの両方にメリットとデメリットがあり、どちらを選んでも後悔はない
- ミルクを作るのは準備が面倒だが便利グッズを使ったり、誰かに代わってもらったりすると解決する
- ママも赤ちゃんも太りやすいがそのうち痩せる
- ミルクを買うのにお金がかかるが、ママの体調がいいので外食が減るなどの節約ポイントもある
- ミルク育児は飲んだ量がわかったり、ママの身体の負担が減ったりメリットも多かった
- 卒乳や断乳がスムーズでおっぱいトラブルもない、腹持ちがよくよく寝てくれるなどのメリットもあった
- 温度調節のできるポットやケトル・レンジでチンすれば消毒できるケースがあるとミルクを作る時間を短縮できる
- 液体ミルクやミルクケースやかんたんバックは出かけ先で便利なグッズ
私のぶっちゃけ意見を混ぜながら、育児中に後悔したことや楽だったこと、便利グッズなどを紹介させていただきました。
あなたは知識不足で後悔のないように、育児をしてくださいね。