洗濯機の黒カビ、何度掃除しても出てくるんだけど。
洗濯機の黒カビは、掃除してもなかなかスッキリと落ちないので気になりますよね。
そんな悩みをお持ちのあなたにおすすめなのが、シャープの穴なし洗濯機♪
黒カビなどの汚れが発生しても、穴がないので洗濯槽の内側に入らず洗濯物にもつきません。
しかし一般的な穴あり洗濯機と比べ掃除は複雑で、デメリットといわれています。
この記事では、シャープの穴なし洗濯機のメリット・デメリットや大変といわれる掃除方法を解説します。
シャープの穴なし洗濯機が気になるあなたは、ぜひ最後までお読みくださいね♪
シャープの洗濯機穴なし槽のデメリットを解説!
シャープの穴なし洗濯機は洗濯槽に穴がないので、洗濯槽の内側に黒カビが出にくいといわれています。
黒カビが出にくい穴なし洗濯機ですが、洗濯槽の外側に実は黒カビも含めた汚れが蓄積しています。
洗濯槽に穴がなく、汚れが洗濯槽の内側に入ってこないため、汚れが見えていないだけなのです!
洗濯槽の穴から汚れが出てこないので、穴なし洗濯機は「黒カビが発生しにくい」といわれているのですよ。
しかし黒カビなどの汚れは蓄積されるので、定期的な掃除は必要です。
そもそも穴ありの洗濯機と比べて、穴なし洗濯機は何が違うのでしょうか。
シャープの穴なし洗濯機はどうして開発された?
穴なし洗濯機は、シャープが1992年から販売している人気の洗濯機です。
一般的な洗濯機は、洗濯槽に脱水するための小さな穴がたくさん空いています。
対してシャープの穴なし洗濯機は、洗濯槽に穴が空いていません。
洗濯槽の小さな穴は、脱水時に水分をとばすためのものです。
サラダスピナーをまわして野菜の水を切るように、一般的な穴あり洗濯機は洗濯槽をまわして穴から衣類の脱水をしています。
しかし、シャープの穴なし洗濯機はそもそも脱水のしくみが違います。
洗濯した衣類の水分を、遠心力で上から洗濯槽の外側へ出すことで穴なしの洗濯槽を可能にしたのです。
脱水のしくみを変えてまで、どうして穴なしの洗濯機を作ったの?
洗濯槽に穴があると、洗濯槽と外槽の間にも水が必要になります。
穴なしの洗濯槽にすると、外槽の間の水が不要となり節水できるのです。
全自動洗濯機の「水を使いすぎてしまう問題を解決しよう」とシャープが開発したのが「穴なし洗濯機」なのですよ♪
他のメーカーの洗濯機で、穴なしのはないの?
穴なし洗濯機はシャープが『特許』を取得しているため、他のメーカーでは製造・販売できないのです!
穴なしの洗濯機がほしい!と思ったらシャープ一択になるのですね。
シャープの穴なし洗濯機のデメリットを解説!
黒カビが生えているのに見えにくいなんてデメリットじゃない?
シャープ独自の穴なし洗濯機、他にデメリットはあるのでしょうか。
脱水が弱い
穴なしの洗濯機は、脱水が弱いといわれています。
穴なし洗濯機は、高速回転による遠心力で洗濯機の上部分から脱水しているのです。
一般的な穴あり洗濯機は、洗濯槽に空いている穴のどこからでも脱水できます。
上部からの脱水となる穴なし洗濯機は、脱水するための水の通り道がふさがれてしまうと、脱水が弱く水分が残っていると感じるのです。
水の通り道をふさぐって?
洗濯物が多かったり、水を通しにくい服を入れたりすると、脱水をするための水が抜ける場所がふさがれて脱水しにくくなるんですよ。
脱水が弱くても、晴れていて外で洗濯物が乾く日は特に問題がないでしょう。
しかし雨などで、部屋干しをするときなどは脱水が弱いと乾くのに時間がかかりますね。
乾くのに時間がかかるとイヤな臭いの元になってしまうので、脱水が弱いことがデメリットと感じられるかもしれません。
部屋干しなど洗濯物が乾きにくいと分かっているなら
- 洗濯の容量を守る
- 水を通しにくい素材の衣類を洗濯するときは、他のものと一緒にしない
などのひと手間をかけると、脱水が弱いと感じにくくなりますよ!
掃除の手順が複雑
穴なし洗濯機は、洗濯槽の外側を掃除するときに「排水ホースを取り外す」必要があります。
一般的な穴あり洗濯機の掃除とは異なり、工程が複雑でデメリットに感じるという意見もあります。
先ほどもお伝えしましたが、一般的な穴あり洗濯機は、洗濯槽の裏にできた黒カビが穴を通して洗濯槽に入ってくるのです。
「黒カビが出てきた」ことが目に見えて分かるんですね。
逆に、穴なし洗濯機では黒カビが発生しにくいと感じるのは「見えていない」だけ。
見えていない黒カビなので、一般的な穴あり洗濯機とは異なる掃除手順が必要となるのです!
黒カビとは、洗濯物の汚れ、汗などが水を含んで乾かないまま腐って発生したもの
洗濯槽の裏側に多くみられる
気になる穴なし洗濯槽の掃除方法は、のちほどご説明します♪
臭いが気になる
黒カビが目立ちにくいので掃除しないでいると、汚れはたまりイヤな臭いがしてきます。
穴なしの洗濯槽も、定期的に掃除して清潔を保つ必要があります。
シャープ以外のメーカーを選べない
穴なしの洗濯機は、シャープでしか販売されていません。
家電を好きなメーカーで揃えたいというあなたには、穴なし洗濯機はシャープしか選べないのでデメリットと感じるかもしれませんね。
シャープの洗濯機穴なし槽の掃除方法を2種類ご紹介♪
シャープの穴なし洗濯機は、一般的な穴あり洗濯機と掃除方法が異なります!
ドラッグストアで売られている安い洗濯槽クリーナーも使用可能ですが、しっかりと槽洗浄したいあなたは、シャープの純正品を選ぶのをおすすめ。
ドラッグストアの製品よりも高価ですが、その分効果はバツグンです。
目に見えない黒カビを一掃するためにぜひ使ってみてください。
穴なし洗濯機の掃除は「洗濯槽の内側のみ」をするときと「洗濯槽の内側と外側、どちらも掃除するとき」の2種類あります。それでは順に掃除方法をみていきましょう!
一般的な穴ありの洗濯機と手順は変わりませんね。
穴なしの洗濯機で掃除が大変といわれるのは、次に解説する洗濯槽の外側も掃除するときなんです!
洗濯槽の外側の掃除は、内側の掃除をしていても嫌なニオイがすると感じてきたら行います。実は見えない汚れが蓄積しているんですよ!
- 洗濯槽クリーナー
- バケツ(できれば深めがおすすめ)
1.排水ホースを外す
排水ホースを取り外し、ホース掛けに立てかけます。
穴なし洗濯槽の外側まで掃除するときは、排水ホースを立てておかないと洗浄液が流れてしまうので注意が必要です。
2.槽洗浄(内側/外側)コースを選択しスタートを押す
フタを閉め、電源を入れたら「槽洗浄コース」を、ない場合は「毛布コース」や「大物コース(洗いのみ)」を選び、スタートを押します。
3.洗濯槽クリーナーを入れる
かくはんが始まったら一時停止をしてから洗濯槽クリーナーを洗濯槽に入れます。
4.「脱水のみ」でフタを開けたまま再スタート
洗濯槽クリーナーを入れたら、必ずフタを閉めてスタートします。
約5分間かくはんしたら「脱水のみ」でフタを開けたまま再スタートしましょう。
脱水運転をしないために、フタを開けたままスタートするのがポイントですよ!
5.電源を切って、フタを閉めて放置する
約6~12時間の槽洗浄の開始です!洗濯槽の内側、外側どちらも掃除します。
6.洗濯槽の外側と排水ホースの水を抜く
放置時間が経過したら、排水ホースの先にバケツをあてましょう。
排水ホースをホース掛けから外し、出てきた液をバケツで受ける、バケツが一杯になったら、排水ホースをホース掛けに掛けるという作業を繰り返します。
水の抜き始めは、勢いよくホースから出てくるので注意が必要です。
何度か繰り返して水が出なくなったら、排水ホースを元通りに排水口に接続します。
しっかり接続しないと、排水口からホースが外れて水がもれることもあるので気をつけましょう。
7.脱水のみで再スタート
排水ホースが排水口に接続されているのを確認したら、電源を入れ、脱水のみでスタートします。
洗濯槽内に残っている、洗浄液を排出するためです。
8.洗濯槽をすすぐ
最後に、槽洗浄コースや毛布コースでスタートします。
洗濯槽をすすぐためなので、まだ衣類を入れて洗濯はできません!
このすすぎが終わったら、洗濯機の内側と外側の掃除が完了になりますよ。
洗濯機を掃除するのにバケツが必要だなんて、大変だと思ったあなた!
穴なし洗濯機の掃除のタイミングは、気になったらでOKです♪
シャープの穴なし洗濯機では、黒カビや糸くずといった汚れは、穴がないため洗濯槽の内側には入りません。
洗濯槽の外側の掃除は、臭いが気になってきたらで大丈夫ですよ。
普通の洗濯機より掃除が大変だから、頻繁に掃除しなくていいのは助かるわ!
シャープの洗濯機穴なし槽はメリットがたくさん!
シャープの穴なし洗濯機は、もちろんデメリットだけではなくメリットもたくさんあります!
きれいな水で洗濯できる
洗濯槽に穴がないので、黒カビや汚れが洗濯槽に入ってきません。
きれいな水で洗濯・すすぎができるのは、穴なし洗濯機のメリットです♪
穴なし洗濯機は脱水のとき、毎回洗濯槽を外側から洗い流しています。
この「自動槽洗い」という機能が、穴なし槽をきれいに保つシャープの秘密なんですよ!
ただし、使っているうちにどうしても汚れは蓄積されるので、いよいよ臭いが気になってきたと思ったら、洗濯槽の掃除してくださいね。
節水できる
穴あり洗濯機は大量の水が必要になるので、もったいないとシャープが開発した穴なし洗濯機。
節水できるということは最大のメリットです!
一般的な穴あり洗濯機は、外側のボウルの中にザルが入っていて、ザルの中で洗濯物を洗うというイメージです。
バケツとザルの間にも水が必要になるので、1回の洗濯で大量の水が使うことになりますね。
対して、穴なし洗濯機は大きなバケツの中に小さなバケツを重ね、その小さなバケツの中で洗うというイメージです。
水の量は、小さな洗濯槽分だけでよいので節水が可能になります。
11kgタイプの穴あり洗濯機と比べ、穴なし洗濯機は、1回あたり35Lの節水効果が認められているんですよ。
約35Lとは、2Lのペットボトル17本分です。こんなに節水ができるなんてありがたいですね!
少ない水で洗えるので、洗剤の量も少なくてすみますよ♪
洗浄力が高い
洗濯槽に穴がないので、水の勢いが強くなりしっかり洗濯物を洗えます!
洗濯中の水流の力を効率よく発生させることも、洗濯槽に穴がないメリットなのです。
穴がないので、洗濯物が痛みにくい
穴がある洗濯機に入れた衣類やタオルは、洗浄や脱水のときに、穴にこすれたり引っかかったりするなどで繊維がほつれることがあります。
洗濯槽の穴がないと均等に洗濯物に圧力がかかるので、衣類が傷みにくくなりますよ。
ボタンの多い服や、ベビー服など傷めたくない洋服には、穴なし洗濯槽だと安心です。
衣類やタオルを長持ちさせるのにも、穴なし洗濯槽はメリットなんですよ!
内フタがないので洗濯物をいれやすい
穴なしの洗濯機は、内フタがなく投入口が広く設計されています。
これにより洗濯物が入れやすく、毛布などを洗うときも入れやすく感じますよ!
黒カビや汚れが衣類につきにくい
何度もお伝えしてきましたが、黒カビなどの汚れが発生しないというわけではありません。
洗濯槽に穴がない分黒カビの発生速度は遅くなり、穴を通して衣類につくことはないんですよ。
衣類やタオルにつく黒カビに悩まされているあなたにとっては、とてもありがたいですね。
このように穴なし洗濯機にはたくさんのメリットがあり、シャープの穴なし洗濯機は根強い人気を誇っています。
黒カビや汚れがつくことよりも、洗浄力の高さで洗濯機を選びたいあなたは『ウルトラファインバブル効果は洗濯機にも!健康と美容もサポート』をぜひ読んで下さいね♪
まとめ
- シャープの穴なし洗濯機は、黒カビなどの汚れが洗濯槽に出にくく、洗濯物にもつきにくい
- 穴なし洗濯機は、洗濯槽に穴がないので汚れは内側に出にくいだけで、使用すれば汚れは蓄積していく
- シャープの穴なし洗濯機は、黒カビなど汚れがたまるけれど見えないので、掃除をしないと臭くなってくるのがデメリット
- シャープの穴なし洗濯機は他にデメリットとして、脱水が弱いなどがあげられる
- 穴なしの洗濯槽の外側を掃除するときは、排水ホースを外す必要があり、穴あり洗濯機とは手順が異なり複雑なことからデメリットと感じる場合もある
- シャープの洗濯機で、穴なし洗濯槽のメリットは、きれいな水での洗浄や、節水効果が高いこと
シャープ独自の洗濯槽は節水ができ黒カビがつきにくい、とメリットがたくさんの洗濯機でした。
掃除が大変と感じても、気づいたら行えばOKです!
あなたが黒カビに悩んでいるなら、次に洗濯機を購入するときには、穴なし洗濯機をぜひ候補に入れてくださいね!