
え!いまエアコンが勝手についたでしょ?怪奇現象~。
エアコンが勝手につく原因は、エアコン本体に搭載されている優れた機能の可能性が高いです!
我が家のエアコンも電源を切ったのに、エアコン本体から音がする!?ってことが…。

電源をオフにしたのに、なんでエアコンが勝手につくの?なんか原因があるのかしら?
エアコンなどの電化製品は日々進化しています。
使い始める時に説明書をしっかり読まないと、私のように「怪奇現象?」てことになってしまいますよ。
対処法を試しても原因が分からなければ、「故障」かそれとも「ゴキブリ」の仕業かもしれません。
この記事で「エアコンが勝手につく」原因を知って、おうち時間を快適に過ごしましょう♪
エアコンが勝手につく原因は3つ!実は便利な機能も!?

エアコンが勝手につく原因として、3つのことが考えられます。
- エアコン本体の機能(自動運転、自動掃除、タイマー)
- スマートフォンのアプリ
- エアコン内部の基盤の故障
エアコンが勝手につく不思議な現象になっても、「怪奇現象?」「故障?」と思う前に、搭載された機能を確認してみましょう。
エアコンが勝手につく原因となる機能を詳しく見ていくと、あなたの悩みが解決するかもしれませんよ。
エアコン本体機能1「自動運転」
エアコンは部屋の温度を測って、快適に過ごせるように自動的に温度調節してくれる機能があります。
部屋の中が暑くなると送風運転を開始し、28度以上になれば冷房運転するよう自動運転してくれる機能です。
メーカーによってはAIで普段の生活パターンを覚えて、いつでも快適に過ごせるように運転してくれるエアコンも増えてきていますよ。
ちなみに、自動運転で一気に設定温度に近づけた方が、初めから弱運転で設定温度に近づけるよりも電気代が節約できます。
エアコン本体機能2「自動掃除」
自動掃除機能は、エアコンの電源を切ったあと、自動的にフィルターや内部を掃除してくれる機能のことです。
この自動掃除機能は、ほとんどのエアコンに常備されています。
自動掃除機能は、フィルターの掃除だけなので、エアコンの掃除が不要になるわけではありません。

自動で掃除してくれるから、掃除しなくてもいいのかと思ってた!
定期的な掃除は、しっかり行わないと故障の原因になります。
自動おそうじ機能つきエアコンは密閉度が高く、普通のエアコンより内部でカビが繁殖しやすい環境です!
内部クリーン機能を使うと弱暖房や送風機能で、エアコン内部を乾燥させて、カビの発生を抑えてくれます。
また内部クリーン機能は、冷房や除湿運転などを使用したあと、電源を切っても動く可能性があります。
エアコンが勝手についてしまう原因は、この自動掃除機能の可能性もありますよ。
エアコン本体機能3「タイマー」
タイマー機能はエアコンの機種によって、「時刻で予約するタイプ」と「経過時間で予約するタイプ」の2種類があります。
入りタイマーは、起動する時刻を予約するタイプでは、エアコンの機種によってタイマーが設定した時間よりズレて、起動することがあります。
タイマー機能は「指定された時間に運転を開始する」と思っていませんか?
エアコンの機種によっては「セットされた時間までに設定された温度になるよう運転する」という機能の場合があります。
なので、「朝5時に暖房のタイマーをセットしたのに4時半にエアコンが動き始めた」ということが起きるのです。
これが、「エアコンが勝手につく」原因になっている可能性がありますね。

起きたときに快適な温度になっているのは、エアコンが早めに動きだしているからなのか~。
入りタイマーとは逆の切りタイマーもあります。
切りタイマーは、数時間後にエアコンを切ってほしいときに使う機能です。
暑い日の夜、寝入るまではエアコンをつけて涼しくしたいけど、寝たらエアコンを消したい場合に使えますね。
また、両方のタイマー機能を使うこともできますよ。
スマートフォンアプリでエアコンがつく
スマートフォンアプリは、外出先からエアコンを操作したり、運転状況を確認できたりする機能です。
ほかにも、月々の電気代をチェックできたり、室温を表示してくれたりなど、便利な機能がたくさんあります。
さらに、話しかけると操作するスマートスピーカー(AIスピーカー)にも、連携できるようになっている場合も。
スマートフォンアプリは非常に便利ですが、スマートフォンアプリの機能を切っていないと、エアコンと連携し続けた状態になっていることがあります。
機能を切っておかないと、何かの拍子にスマートフォンアプリからエアコンへ起動命令が発信されて「エアコンが勝手につく」ということになります。
機能以外はエアコン内部の基盤の故障かも?
エアコンが勝手につく現象で、何の原因も特定できない場合は、エアコン内部で故障が起きている可能性があります。
エアコンの基盤が故障していると勝手にエアコンがつく、誤作動を起こすこともあります。
また近くで発生した落雷によってエアコン内部の基盤に影響し誤作動を起こすことも!そのままにしておくと漏電や火災などの事故にも繋がりかねません。
エアコンが勝手につく対処法!故障なら業者へ

エアコンが勝手につく対処法は、エアコンの本体機能の設定を解除することです。
エアコンの本体以外であれば、内部の故障の可能性が高いですね。
購入したときから設定されていた場合や、家族が設定していたら対処法や解除の仕方は、わからないですね。
それぞれの原因となったエアコン本体の機能設定の対処法と解除の仕方や、エアコン内部の故障の判断について、詳しくみていきましょう♪
エアコンの本体機能やアプリが原因なら設定を確認
エアコンの本体機能やアプリが原因なら、設定を確認して対処しましょう。
ただメーカーによって、エアコンの本体機能は異なります。
詳しい機能や対処法の操作については、購入時についていた説明書を確認してくださいね。
ではエアコンの本体機能それぞれの対処法を、確認していきましょう♪
自動運転機能の対処法
自動運転機能をやめたい時は、メーカーによっても違うので、説明書の手順通りに行いましょう。
あなたのエアコンに「自動運転機能」が搭載されているか説明書を開いて確認してみてください。
搭載されていれば、エアコンが勝手につく原因は「自動運転機能」だとわかり、安心できますね♪
エアコン本体でも「停止」ボタンがあるので、リモコンを紛失したときのために、この際に確認しておくのもいいですね。
自動掃除機能の対処法
自動掃除機能の説明でも紹介しましたが、自動掃除機能は、ほとんどのエアコンに常備されています。
自動掃除機能は切ることもできるので、エアコンが勝手につくのが気になる場合は、設定を止めておくといいですね。
ただ、ほとんどのエアコンに常備されているということは必要だから搭載されています。
自動掃除機能の設定を止めてしまうと、カビが発生しエアコンからカビ臭い風がでてくる可能性がありますよ。
タイマー機能の対処法
タイマー設定をしたときは、家族にも一言伝えておくと「エアコンが勝手についた」とはなりません。
エアコン機種にとっては、センサーを感知すると自動的にエアコンの電源を入れる「スマートオン」という機能を持つエアコンも登場しています。
「エアコンが勝手につく」のがイヤな場合は、タイマーやスマートオン機能を解除しておきましょう。
スマートフォンアプリの対処法
スマートフォンが原因の場合は、スマートフォンアプリをタスクキルによってしっかり終了させておくと、誤作動を防げます。
スマートフォンで起動しているアプリを強制的に終了させることの名称
エアコンの機能を良く知らず「エアコンが勝手につく」ことに困っているときは、まずは説明書を確認しましょうね。
エアコン内部のトラブルなら無理せず業者へ依頼
エアコンの基盤が故障していると判断ができた場合は、自分で修理しようとせず、必ず専門業者に修理をお願いしましょう。
エアコン本体のタイマーランプが何回も点滅を繰り返している場合は、なんらかのトラブルが発生したことを意味しています。
点滅のパターンやランプの色によって、どこが故障しているかを把握できます。
点滅のパターンは、メーカーによって違うため、各社の公式サイトにあるサポートを見るといいでしょう。
エアコンの購入先に電話して、点滅ランプのことを聞くのもいいですね♪
エアコンが勝手につくのはゴキブリの可能性も?

エアコンが勝手につくのはゴキブリが原因ではありませんが、つけていないエアコンから音がするならゴキブリが棲みついている可能性があります。
エアコンをつけたら、中からカサカサと音がする…。
「まさかエアコンの中に虫がいるの?」と思いますよね。

ん?カサカサって音がした…。エアコンが勝手につくのはこのせい!?
エアコンにゴキブリが棲みつくと、つけていないのに音がするのでエアコンが勝手につくと勘違いする場合があります。
ゴキブリにとってエアコンは優良物件
エアコンの中に、ゴキブリのエサはないはずなのに不思議ですよね。
ゴキブリが好む3つの条件は次の通りになります。
- 高温多湿の場所
- 水分やホコリがある場所
- 暗くて狭い場所
ゴキブリはジメジメした高温多湿な環境で、ホコリや水などのエサがあるエアコンが大好きです。
しかもゴキブリは、水1滴あれば数週間も生き延びられると言われています。
またあなたも知っている通りゴキブリは夜行性で、狭いところを好むという習性がありますね。
冬も暖かくて、適度な湿度があるエアコンの中は・・・。
そうです!まさにゴキブリにとって最適な環境なんです。

エアコンってゴキブリが大好きな優良物件だったなんて~!
エアコンへゴキブリが侵入する経路は?
ゴキブリは、いつの間にか家の中に入っていますが、どうやってエアコンの中に入ったのか気になりませんか。
それは、外に置かれた室外機と室内のエアコンをつなぐホースが、侵入経路になっています。
室外機側には「ドレンホース」と呼ばれる、ホースがついているのを知っていますか。
「ドレンホース」は、室内の空気を冷却する時にエアコン内部についた結露を屋外に出すときに使われます。

この「ドレンホース」を利用して、屋外からエアコンへとゴキブリが侵入してくるのです!
人間に気づかれる心配がないので、ゴキブリにとっては万全のルートと言えるかもしれません。
ゴキブリは神出鬼没です。エアコンのドレンホースから侵入するだけではありませんよ!
ゴキブリはドアや窓などわずかな隙間があれば、どこからでも家の中に入ってきます。
別ルートで家の中に入っていたゴキブリが、好立地なエアコンに侵入する可能性があるので気をつけてくださいね。
エアコンにいるゴキブリを追い出す方法
最初に新聞紙などをまるめた物で、エアコンを軽くたたき、エアコンの中からゴキブリを追いだして、殺虫剤をかけて退治します。
奥にいる場合は、殺虫剤をエアコンに噴射したいところですが、エアコン内部には精密機械が使われているので、やめておきましょう。
エアコン内部に潜んだままのゴキブリには、くん煙剤やくん蒸剤がおすすめです。
くん煙剤やくん蒸剤は部屋の大きさによって種類があり、物件によっても使用不可の場合があります。
くん煙剤やくん蒸剤を使用する際は、事前に確認をしておきましょう。
また殺虫剤やくん煙剤やくん蒸剤の使用を避けたい場合は、アロマオイルでのゴキブリ対策がおすすめです。
即効性は期待できませんが、ゴキブリの居心地を悪くする効果が期待できますよ♪
エアコンに侵入するゴキブリの予防策
エアコンにいるゴキブリを退治できたら、もう2度と侵入させないように予防策をしっかり行いましょう。
侵入させない予防策4つは下記の通りです。
- ドレンホースにキャップを取り付けて塞ぐ
- ドレンホースの出口を地面から離す
- スリープ穴の隙間を塞ぐ
- 窓を空ける際は網戸を使う
詳しい予防策を、みていきましょう♪
1.ドレンホースにキャップを取り付けて塞ぐ
ドレンホースからの侵入を防止するには、ホースの出口を塞ぐのが1番です。
しかし、ドレンホースは結露を屋外に出すためにあるので、完全に塞ぐことはできません。

ホームセンターなどで防虫キャップが販売されているので、ドレンホースに取り付ければ、大きなゴキブリの侵入は防げます。
2.ドレンホースの出口を地面から離す
ドレンホースの出口が地面と設置していると、その部分からゴキブリが侵入してきます。
侵入を防ぐため、5㎝程度地面から浮かせた状態で設置するとゴキブリも侵入できませんよ。
ゴキブリは、壁ものぼれるのでドレンホースは壁からも離しておきましょう。
3.スリープ穴の隙間を塞ぐ
スリープ穴に隙間があるなら、埋めることでゴキブリの侵入を防げます。

スリープ穴の隙間は、劣化によって隙間ができている場合はエアコンパテで塞ぎましょう。
エアコンパテもホームセンターで簡単に購入できますよ♪
4.窓を空ける際は網戸を使う
窓はゴキブリにとって安易に侵入できる経路になります。
ゴキブリの侵入を防ぐためには、必ず網戸を閉めることを心がけましょう。
ゴキブリは網戸の細かな穴を通ることはできません。侵入を完全にブロックできますよ。
まとめ

- エアコンが勝手につく原因として、「エアコン本体機能」「スマートフォンのアプリ」「エアコン内部の基盤故障」の3つが考えられる
- エアコンが勝手につくのは、エアコン本体機能「自動運転」「自動掃除」「タイマー」というすでに搭載された設定が自動的にはたらくことが原因
- スマートフォンアプリは、外出先からエアコンを操作したり、運転状況を確認できたりする機能のこと
- エアコンが勝手につく対処法は、エアコンの本体機能の設定やアプリを解除すること
- エアコンが勝手につく現象で、何の原因も特定できない場合は、エアコン内部で故障が起きている可能性があるので業者に修理を依頼する
- ゴキブリは外に置かれた室外機と室内のエアコンをつなぐホースから侵入し、ジメジメした高温多湿でホコリや水があるエアコンが大好きである
- エアコン内部に潜んだままのゴキブリは、くん煙やくん蒸剤で退治できる
- エアコンに侵入するゴキブリの予防策は、「ドレンホースにキャップを付ける」「ドレンホースの出口を地面から離す」など
エアコンが勝手につく原因は、日々進化するエアコンの機能の場合が多いです。
AI機能を搭載するエアコンが増えてくると、「勝手に動く」機能も増えてきますね!
エアコンを購入したら、面倒ですが説明書に目を通すようにしましょう♪
エアコンの機能を使った節電術を紹介している記事も、参考にしてみてくださいね。