化粧水の正しい使い方
化粧水をつけた後乳液をつけるまでの時間はどのくらい間隔を取れば良いの?と悩んだことあるかと思います。
ずばり、化粧水の後に乳液をつける時間の目安は、30秒~3分程度なんです。
私も間違った自己流のスキンケアで、化粧水や乳液の効果を最大限に引き出すどころか、肌に負担を与えたことがあります。
あなたが使っている化粧水や乳液も、使い方を間違えてしまうと台無しに…。
そこで今回は、いまさら人には聞けないスキンケアの超基本についておさらいしましょう。
化粧水や乳液を使用する順番やタイミングをひと工夫するだけで浸透率も高まります。
お手持ちのアイテムを有効活用し、いつものスキンケアをワンランクアップできます!
化粧水から乳液までの時間は30秒から3分程度が目安

化粧水から乳液までの時間は何分くらいおけば良いのか?に対する答えですが、一般的には30秒~3分後くらいが目安といわれています。
なぜなら、もともとの肌の状態、化粧水の量やテクスチャー、手で塗るかコットンを使うかなどによって化粧水が浸透する時間が変わるからです。
私は普段、とろみがあるタイプの化粧水を愛用しています。
元々の肌が皮脂少なめの乾燥肌寄りであることから、1分未満の短い時間で化粧水が浸透したと感じることが多いです。
そのため、化粧水を塗ったら時間をあけずに乳液でカバーするように意識しています。
化粧水が肌に残っているビショビショの状態で乳液を塗ろうとすると、化粧水と乳液がごちゃ混ぜになってしまうのでNGです。
かといって、化粧水が乾ききってから乳液を塗ろうとしても浸透しません。
それでは、化粧水が浸透する時間について、それぞれ解説していきますね。
元々の肌の状態によって化粧水の浸透時間は変わる
肌の状態が良くない時は化粧水が上手く浸透しないことが多いです。
- ゴワゴワ、ザラザラしており固い肌
- 乾燥がひどくガサガサしている肌
肌の表面に古い角質が残っていて分厚くなっていたり、吹き出物などの炎症が起こっていたりする時も、化粧水は上手く浸透しません。
私も実際、肌荒れがひどい時は、3分以上経っても化粧水が浸透した感覚がありませんでした。
そんな時に無理に化粧水を入れ込もうとすると、余計肌の負担になってしまいます。
必要以上に触らず、炎症が治るまで待つことが大切です。

風邪の時にご馳走なんて食べないよね。肌も調子が悪ければ休ませてあげよう。
まずクレンジングや洗顔の段階で汚れやメイクをしっかり落とし、生活のリズムを正すことに目を向けましょう♪
化粧水の量やテクスチャーによって浸透時間は変わる
シャビシャビの化粧水とトロトロの化粧水があると仮定すると、トロトロの化粧水の方が肌の表面に留まりやすく、浸透した実感を得やすいでしょう。
シャビシャビの化粧水を使っている場合、手からこぼれてしまうことがありますよね。
化粧水を塗ったあとすぐに手を離してしまうのではなく、顔全体を手のひらで包み込み、ハンドプレスで浸透させてあげると上手くいきますよ。
また、化粧水には使用量の目安が必ず決められています。
たっぷり付ければ付けるほど良いというものではありません。
化粧水の浸透量にも限界があるため、”500円玉硬貨くらいの量”や”化粧水のボトル2プッシュ分”など、説明書通りの適量をご使用ください。
一度にたくさん導入しようとするのではなく、目元や口元などの乾燥が気になる部分だけ重ね塗りするのがおすすめです。
もしも化粧水を手に取りすぎてしまって、「もうこれ以上入っていかないな」と感じたら、余った分は首や手などに付けましょう。
手のひらで塗るかコットンを使うかによって変わる
化粧水は「手のひら」もしくは「コットン」のどちらかでつける方が多いと思います。
どちらのほうが良いのか気になりますが、実はどちらも正解です。
強いて言うのであれば、シャビシャビタイプの化粧水を使っている場合は、コットンを使った方が浸透が早いでしょう。
トロトロタイプの化粧水に比べてコットンに含ませやすいですし、コットンを使えばこぼれ落ちるのを防ぐこともできます。
しばらく顔の上にのせてパックのように使うのもオススメです。
固いコットンや毛羽立ちが酷いコットンは、肌の負担になりますので、なるべく柔らかく毛羽立ちの少ないものを選ぶようにしてくださいね。
敏感肌やニキビ肌の場合は、コットンの素材とその摩擦で肌を傷つけてしまうこともあるので、自分にあった方法でスキンケアを行うことが大切です。
そして、私のようにトロトロタイプの化粧水を使っている場合は、手のひらを使うほうが良いでしょう。
シャビシャビタイプに比べてコットンに化粧水をたっぷり含ませようとするとかなりたくさんの量の化粧水が必要になってしまいます。
とろみがある分こぼれ落ちてしまう心配も少ないため、ハンドプレスしてあげたほうが効果を得やすいですよ。
導入美容液を使うと浸透を高められる
化粧水と乳液が浸透するまでの時間が遅いと感じる場合は、導入美容液を使うのもおすすめです。
導入美容液は「ブースター」とも呼ばれ、その後につける化粧水や乳液の浸透力を高める効果があるんです。
実際に、導入美容液を使用した場合とそうでない場合とでは浸透時間に30~60秒前後の差があると言われています。
浸透力をアップさせたい、浸透時間を短くしたいなら導入美容液(ブースター)を化粧水の前に使用してみてください。
一般的には化粧水の後、乳液を塗るまで30秒〜3分程度が目安ですが、状況に合わせて肌の様子を見ながら乳液を塗るまでの時間を変えてみてください♪
化粧水が浸透してから乳液をつけるタイミングは?

いつも化粧水と乳液はセットで使用しますよね?ここでは、化粧水の後に乳液をつける正しいタイミングについて紹介します。
上でもお伝えしましたが、化粧水から乳液までの時間は30秒~3分後くらいが目安といわれています。
乳液を塗るタイミングを間違えると、本来の効果が得られずもったいない事になってしまいます。
乳液の付け方についてポイントをおさえながらスキンケアを行っていきましょう♪
化粧水や乳液を塗る順番の正しい知識は?手順をおさらい


化粧水や乳液で肌を整えたあと、あれ…次は何を塗るんだっけ!?
順番がわからなくなってしまったこと、ありませんか?
特に使っているアイテムが多いと、混乱してしまいますよね。
就寝前のスキンケアは一般的に下記の順番で行うと良いとされています。
- クレンジング
- 洗顔
- 導入液
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- クリーム
導入液、美容液、クリームは使わない場合もありますので、その場合は飛ばして次のアイテムを使ってしまってOK。
私は美容液と乳液の順番を逆で認識していた時期がありました。
特に美容液はピンポイントで肌悩みにアプローチするものが多く、量の割に値段が高いことが多いので、正しく使用しないと凄く勿体無いですよね。
スキンケアの順番を間違えてしまうと、全く効果が発揮されず、かえって肌トラブルを招く可能性があるので注意しましょう。
また、いくら高級な商品を使っても効果は半減、台無しになります。この機会に是非マスターしましょう♪
乳液を効果的に使うポイントを解説
乳液の使い方を工夫することで、さらに浸透力を高め、乳液の持つ本来の働きを最大限に生かしてあげることができます。
先程、化粧水をつけた後は浸透時間を確保するとご紹介しましたが、反対に化粧水が乾いてから乳液を塗るのもNGです。
せっかく化粧水から補った水分が蒸発して逃げてしまうと効果が激減してしまいます。
肌が乾燥してからいく乳液でフタをしても意味がないんです。
そのため、化粧水や美容液が浸透したことを感じたらすぐに乳液をつけるのがポイントです。
また、乳液成分には適度な油分が配合されているため、冬場など温度の低いところに保管しておくと少し硬めのテクスチャーになります。
そういった場合には、乳液を手のひらにのせた後、包むようにして体温で温めてから肌につけると効果的です。
乳液成分の油分を温めることで肌に馴染みやすく、より浸透力を高めることができます。
化粧水と乳液のどちらを塗る際にも言えることですが、ゴシゴシ擦るように塗らないことが重要です。
優しくハンドプレスする程度で十分浸透します。一度肌全体に塗り拡げたら、そのあとは両手で優しく顔を包むように軽く押して浸透させましょう。
化粧水や乳液が浸透しないなら導入液でラクラク解決

化粧水や乳液が思うように浸透しない時、真っ先に思いつくのが導入液ですよね。
洗顔後、導入液を使用してから化粧水を付けることで、浸透を助けてくれる心強い味方です。
化粧水を早く浸透させれば、その後の乳液まで待たなくて済みます。
乳液のあとに美容液やクリームを使う場合や、忙しくバタバタしがちな朝は特に重宝しますよ!
私も泡タイプの導入液を使ったことがありますが、洗顔後の化粧水がグングン浸透して感動しました♪
カチカチに固まった土では水を吸収しないように、固い肌には化粧水が浸透しません。
肌を解きほぐしてふっくらとさせてくれる導入液、ぜひ一度お試しください。
化粧水や乳液がしっかり浸透する洗顔のコツを紹介
化粧水や乳液が思うように浸透しない時、意外と見落としがちなのがクレンジング・洗顔といった肌の汚れを落とす工程です。
まずは綺麗に肌の汚れを落とさないと、化粧水はもちろん、その後の乳液や美容液、クリームも浸透しません。
洗顔後、肌のザラつきやゴワつきが気になる場合、きちんと汚れが落ちていない可能性があります。
まずは手持ちのアイテムで、いつもより丁寧に時間をかけたクレンジング・洗顔を心がけてみると良いでしょう。
クレンジングの際、人差し指や中指を使うと余計な力が入って肌に負担を与えてしまいます。
薬指や小指といった比較的力の入りづらい指を使って優しく肌の上を滑らせてあげるのがコツです。
額から鼻にかけてのTゾーンや顎は、特に皮脂が溜まりやすいので、手を小刻みに動かしてください。
洗顔はお湯の温度・泡の質・泡をのせる時間がポイントです。
お湯の温度は、手で触った時に温かいなと感じるようでは肌にとっては温度が高すぎます。
皮脂は30度くらいから溶け出すため、32度で洗えるとベストです。
洗顔の度にお湯の温度をはかるのは難しいので、温かいなと感じるよりちょっと低めの温度を意識しましょう。
特に注意すべきは、入浴中の洗顔です。髪や体を洗うついでに、シャワーをそのまま顔にかけたりしていませんか?
私も気を抜くとついやってしまいます。でも実はこれ、肌にとってはNGなんです。
入浴中のシャワーの温度は肌にとって高すぎますし、シャワーの水圧が顔に直接かかると刺激が強すぎて負担になってしまうからです。
温度が高すぎると余計な皮脂まで落としてしまい、肌が乾燥する原因になります。
本来なら入浴後に洗面台で洗顔をするのがベストですが、忙しい毎日…なかなか面倒ですよね。
入浴中に洗顔する場合は、その時だけシャワーの温度を下げ、シャワーから出るお湯を一度手ですくってから顔にかけることをおすすめします。

そのやり方なら私でも簡単にできそう。早速、次の洗顔から意識してみよう!
泡は、きめ細かいほど毛穴の奥まで入りやすくなるため、しっかり泡立てましょう。
ケーキの上にデコレーションされている生クリームくらいの固さをイメージします♪
水は少し少ないかな?と思うところからスタートし、だんだん水を足していくようにしましょう。
最初に水を多く含ませてしまうと、きめの荒い泡になってしまう可能性が高いです。洗顔料の無駄遣いも防げます。
泡は一番最初にのせたところの皮脂を吸収し、滑らせるごとに洗浄力が落ちていくので、まずは皮脂の出やすい額や鼻といったTゾーンからのせるのがベストです。
いきなり目の周りや口元など皮膚が薄く乾燥しやすい場所にのせてしまうと、皮脂を落としすぎになり、つっぱる原因となるので気をつけてください。
化粧水乳液の後すぐ下地はNG!最低でも5分あけて

スキンケアはお風呂上がりの就寝前というイメージがありますが、お出かけやお仕事などメイクの前にするパターンもありますよね。
- ファンデーションが浮いてしまう
- ベースメイクが崩れやすい
こんなお悩みはありませんか?実はそれ、化粧水の後、乳液から下地を塗るまでの時間をおいていないことが原因で起こります。
メイク前のスキンケアも、基本的な順番は同じで、洗顔後は間髪入れずにすぐ化粧水を塗りましょう。
化粧水から乳液までは一般的に30秒〜3分後というところまでは同じです。
ただし、乳液を塗ってから、下地(または日焼け止め)までの時間は最低でも5分くらいおいてからにした方が良いでしょう。
乳液から下地までの時間を適切にとり、乳液がある程度乾いてから下地を塗ってあげることによって、メイク崩れを防ぐことができます。
メイク崩れでお悩みの場合は、乳液のあと下地までの時間をあけるように意識してみてください。
ヘアセットや首のマッサージなど、待っている時間で何か別のことをするようにするとあっという間ですよ!
何か別のことをした後は、手を綺麗に洗い清潔にしてからメイクに取り掛かってくださいね。
下地をぬるまでにどうしても時間がとれない!すぐに塗りたい!という場合の必殺技として、ティッシュでオフするというやり方もあります。
乳液のあと、ティッシュを1枚とって顔にのせ、上から優しくおさえることで余分な乳液を吸い取ってくれるというものです。
5分以上時間をあけるのが理想ですが、どうしても時間がとれない、すぐに塗りたい時の必殺技として役立つこと間違いなしです。
まとめ

- 化粧水から乳液までの時間は30秒~3分後が目安
- 元々の肌の状態、化粧水の量・テクスチャーなどによって浸透時間は変わる
- スキンケアの手順は、クレンジング→洗顔→導入液→化粧水→美容液→乳液→クリーム
- 化粧水や乳液が浸透しない場合は導入液を使うことでラクラク解決
- 化粧水や乳液が浸透しない場合はクレンジングと洗顔も見直しを
- 化粧水・乳液後すぐの下地はNG。最低でも5分あける
化粧水や乳液をはじめとしたスキンケアアイテムの効果を最大限に引き出すためには、それぞれの時間と間隔をきちんと守ること、正しい順番で使うことが非常に重要です。
20代、30代…早めのケアで健やかな肌を目指しましょう。