はじめに
メルカリで商品を出品していると、必ずと言っていいほど届くのが「値下げ依頼」。
「応じるべきか」「どのくらいならOKか」「断っても大丈夫か」など、対応に悩む出品者も多いのではないでしょうか。この記事では、値下げ依頼が来たときの適切な判断基準や対応テンプレート、断った場合の影響まで、実践的に解説します。
値下げ依頼には3つのパターンがある
| パターン | 特徴 |
|---|---|
| コメントによる依頼 | 「○○円でお願いできますか?」など、自由形式で丁寧な交渉が多い |
| 値下げ依頼ボタン | メルカリの機能で自動的に10%前後の値引きを依頼される(無言対応) |
| まとめ買い前提の依頼 | 「他の商品とまとめて買うので値引きしてほしい」という提案 |
値下げ依頼が来た時の判断ポイント
| 判断軸 | チェックすべき内容 |
|---|---|
| 価格の相場 | 他の出品者と比べて割高か? |
| 在庫・販売状況 | 売れ残っている期間が長いか? |
| 利益率 | 値引きしても利益が残るか? |
| 購入者の評価 | 評価が良好かつ過去の取引が多い購入者か? |
✅ 値下げに応じる利点(メリット)
- 売れる確率が上がる:購入を迷っているユーザーの背中を押せる
- 在庫処分・早期売却につながる:売れ残りを防ぎ、スペース確保に
- 購入者の満足度向上:柔軟な対応が高評価やリピーターにつながる可能性
- 他の商品への注目が高まる:売買履歴から他の出品にもアクセスが増える
⚠️ 値下げに応じる難点(デメリット)
- 利益が減る:送料・手数料を引くと手元に残る金額が少なくなる
- 値下げ依頼が増える可能性:対応しやすい出品者として見られ、繰り返される
- 交渉だけで買われないことも:値下げ後に購入されず放置されることがある
- 他の購入希望者との公平性の問題:一部の人だけ特別価格になるリスク

ベストな対応方法:ケース別テンプレート付き
① 値下げに応じる場合
テンプレ例:
「コメントありがとうございます。ご希望の○○円にお値下げいたしましたので、よろしければご購入くださいませ。」
ポイント:
- 価格変更後は早めの購入を促す
- 他の人に買われる前に専用出品に切り替えるのも有効
② 値下げを断る場合
テンプレ例:
「お問い合わせありがとうございます。恐縮ですが、現在の価格でご検討いただけますと幸いです。」
ポイント:
- 丁寧に断ることで印象を悪くしない
- 価格を見直す場合は、あえて少しだけ変更して様子を見るのも手
③ 条件付きで提案する場合
テンプレ例:
「コメントありがとうございます。○○円まででしたらお値下げ可能です。ご検討ください。」
ポイント:
- 少し妥協しつつも、自分の価格ラインを守れる
- 本気度の高い購入者を引き寄せやすい
値下げに応じたのに「購入されない」時の対策
| 問題点 | 解決策 |
|---|---|
| 値下げしたのにスルーされた | 専用出品や期限付きのコメントを活用する(例:「◯日までお取り置き」) |
| 他の人に買われてしまった | コメントで早めの購入を促す/在庫があれば再出品で対応 |
| 過度に値下げを繰り返してしまう傾向 | 値下げ履歴を記録しておき、限界ラインを設定する |
まとめ
メルカリでの値下げ依頼は避けられないやりとりですが、状況を見極めて柔軟に対応することがカギです。
無理に応じる必要はなく、丁寧な姿勢を保つことで取引につながるケースも多くあります。
今回紹介したテンプレートや判断基準を参考に、ぜひ上手に対応してみてください。





