食卓に登場することも多いトマトは、家庭菜園でも人気ですよね。
トマトをおいしく育てるためには、水やりの頻度がカギになるんです。
どのくらいの頻度でトマトに水やりすれば良いのかな?
トマトに水やりする頻度は、実がなる前と後では変わるんですよ。
トマトを地植えした場合とプランターに植えた場合でも、実がなった後の水やりの頻度に違いがあるんです。
ここでは、トマトの水やりする頻度を植え方別でご説明します。
また、トマトがさらにおいしくなってたくさん収穫できる、水やり以外の3つのポイントについてもお教えします。
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植物の水やりだけでなく、暑い日はミストのような細かいシャワーで子供たちの水遊びにも大活躍です。
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トマトの水やりする頻度は実がなる前なら毎朝1回!
おいしいトマトを育てるための水やりは、実がなる前となった後で、頻度を変えるんですよ。
まずは、植え付け後から実が付く前までの水やりについてお教えします。
霜が降りなくなった4月下旬から5月上旬頃が、トマトの苗の植え付け時期になります。
この時期は、トマトにたっぷりと水やりをする期間なんですよ。
トマトを植え付けて実がなる前は1日1回の頻度で、朝に土の表面が乾いていたら、苗の根元にたっぷりと水やりをしましょう。
朝って何時までならいいの?
朝は午前9から10時頃までのことです。夏の暑い時期は、早朝5時頃から水やりしてもOKです。
トマトは太陽が出ている日中にたくさん水を使って成長し、夕方や夜は休むのでほとんど水を必要としないんです。
1日の始まりである朝に水やりすることで、土の中の古い空気が抜けて新鮮な空気が入り、トマトの光合成がスムーズになるんですよ。
また、暑い日中に水やりすると、水滴がレンズの役目をしてしまい、葉が焼ける原因になります。
そのため朝に1日1回の頻度で水やりをするようにしましょうね。
しかし、くもりや雨の日であれば、トマトの病気や根腐れの原因となるので、水やりの必要はありません。
トマトの植え付け後2週間は、根が張る期間なので、特に水切れを起こさないように気をつけましょうね。
よく、甘いトマトを育てたいなら水やりの頻度を控えて、乾燥気味する「水切り栽培」が良いという話を聞くことがあります。
しかし、この水切り栽培はとっても難しいんですよ。
水やりを控えすぎると「尻ぐされ」という障害や実がなりにくい状態になったり、最悪トマトが枯れてしまったりするんです。
家庭菜園では「まず収穫すること」が目的なので、トマトを枯らすことがないように、成長に合わせた水やりをしていきましょうね。
トマトの水やりは地植えなら基本しなくてOK♪
地植えの場合はトマトの花が咲いて実がなったら、毎日水やりしなくても大丈夫です。
1週間に1回雨が降れば、水やりの必要はありません。
極端に雨が降らない日が続いた場合は、朝の涼しい時間にたっぷり水やりをしましょう。
トマトを地植えにすると、あまり水やりしなくて良いからラクチンだね♪
トマトが極端に乾燥した状態で急に水を吸い上げると、実が割れてしまうことがあります。
地植えしたトマトの実が割れるのを防ぐために、雨除けのビニールを設置しておくと安心ですよ。
特に大玉のトマトの場合は、雨に当たると病気が発生しやすくなるため、雨除けを設置しましょう。
トマトの水やりはプランターなら葉の状態で決める
プランターでトマトを育てている場合は、花が咲いて実がなってからは、葉の状態を見て水やりをするか決めます。
朝にトマトの葉がしおれているようなら、たっぷりと水やりをしましょう。
水やりをする時は、トマトのプランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりあげます。
また、トマトの葉や茎に水がかかると、蒸れて病気にかかりやすくなることがあるんです。
そのため水やりする時には、トマトの葉や茎に水がかからないように注意しましょう。
梅雨に入り雨が多くなると、トマトのプランターの土に水分が多くとどまることになります。
プランターの土の水分量が多い状態が続くと、酸素が足りなくなり根が呼吸できなくなってしまいます。
また、プランターの土に菌やカビが増えやすくなり、根が腐ってトマトが枯れる原因になることもあるんです。
梅雨に入ったら、雨のあまり当たらない軒下(のきした)にトマトのプランターを移動させておくと良いですよ。
ホースが絡まず、ストレスフリーでスルスルと巻き取ることができるホースリールは片付けも簡単♪
軽量タイプなので持ち運びや移動も楽なんです。細いホースでも水圧が十分あり、トマトの水やりだけでなく、車の掃除にも問題なく使用できました。
トマトは水やり以外にも育て方で大切なことが3つある!
おいしいトマトの育て方には、水やり以外にも大事なポイントがあるんですよ。
大事な育て方のポイントとは、摘心、わき芽かき、追肥の3つです。それぞれ詳しくご説明します。
トマトを摘心してお世話しやすく!実を充実させる♪
摘心(てきしん)とは、トマトの成長を止めたい場所の一番上の芽を切り取ることです。
トマトの背丈が大きくなりすぎると、実の栄養不足につながってしまうんです。
摘心をしないと、ひとつひとつの実が小さくなって、味がイマイチになるだけでなく、トマトのお世話もしづらくなります。
摘心の際はハサミを使わず手で切り取る方が、ハサミからのウィルス感染の心配がなく安心です。
無理をせず、あなたが管理できる背丈のトマトにしましょう。
トマトのわき芽かきで風通し良く!収穫量アップ♪
わき芽とは、トマトの枝の節の間から出て来る新しい芽のことです。
トマトの主枝(しゅし)から二股に分かれた茎が出ていれば、小さい方の茎(わき芽)を取ります。
わき芽を取ることを「わき芽かき」と言います。摘心をした後は、わき芽がたくさん出くるんですよ。
わき芽をそのままにしておくと、必要な栄養が使われてしまい、新たなくきや葉が伸びて株が茂りすぎて風通しが悪くなります。
いらないわき芽は取り除くことで、主枝が伸びてトマトの収穫量が上がります。
一番下のトマトの花が咲いている部分よりも下にあるわき芽は、すべて取ってしまいましょう。
下にあるわき芽は、トマトの栄養をとってしまう邪魔者なんです。
わき芽かきは晴れた日の午前中に行うと、病気の予防になります。
また摘心と同様に、わき芽もハサミは使わずに手で取りましょう。
わき芽を取る時は、手が緑色に汚れてしまうので、手袋をすると良いですよ。
トマトに追肥すると味のバランスが良くなる♪
トマトに1番目の花の実が付きなり始めたら、月に1~2回の追肥(ついひ)をしましょう。
トマトに適度な肥料を与えることで、株全体の葉が正しく開いて、濃い緑色を保てるようになるんです。
トマトの葉や茎が健康になることによって、適度な日光を受けることができます。
そうすると、トマトの酸度と糖度のバランスがとても良くなって、よりおいしいトマトの収穫が期待できるんですよ。
またトマトへの追肥をすると、株の健康を保って次々と実を付けてくれます。
1番花の実がふくらみ出した5月中旬頃から追肥を始めて、花が付き終わる7月まで、定期的に与えると良いですよ。
地植えとプランターに植えたトマトでは追肥の種類や与え方、タイミングの目安が違うので注意しましょう。
<地植えしたトマトへの追肥の与え方>
地植えしたトマトへの追肥は、1番花、3番花、5番花と、奇数花が実を付け出し、ふくらみだしたタイミングで与えるようにします。
トマトの株の外周またはうねにそって溝を作り、【1㎡】に対して化成肥料【20~30g】を均等にまいたら、土を上からかぶせます。
肥料をまく時は、肥料が直接株に付かないように注意しましょう。
<プランターに植えたトマトへの追肥の与え方>
プランターでトマトを育てている場合は、液体肥料の追肥がおすすめですよ。
規定量に薄めた液体肥料を、トマトの水やりの代わりに与えましょう。
与えるタイミングの目安は、1~2週間に1回ですが、肥料の過不足サインをみて判断するようにします。
肥料の過不足サインって、どういう状態?
肥料が適度な状態のトマトに対して、足りない場合はどうなるのでしょうか。
肥料が適度な場合と、状態がこんなにも違うんですね。では多い場合はどうなるのでしょうか。
肥料が多すぎると、太い主枝に対してしおれて巻いた葉がつくアンバランスな状態になるんです。
肥料が多すぎる状態になってしまった時は、1回の水やりの量を増やして、肥料成分を水で押し流してあげるといいですよ。
トマトの育て方では、以上の3つの作業をすることで実の付きや味が変わってきます。
少々手間はかかりますが、おいしいトマトを収穫できるように頑張りましょう。
ホースが20Mもあるので、庭の畑にも届きます。シャワーの切替が4つもあることが魅力的ですよね。
フルカバーなので強い日差しの下でもホースが傷みにくく、おしゃれなデザインがお庭や家の外壁塗装の色とマッチしてGood!
まとめ
- トマトの水やりの頻度は、実がなる前なら毎朝1回
- 地植えしたトマトに実がなったら、基本は水やりしなくてOK
- プランターに植えたトマトに実がなったら、朝に葉っぱがしおれていたら水やりする
- プランターのトマトは梅雨に入ったら軒下に移動させて、雨が当たらないようにする
- トマトをさらにおいしくする育て方は、水やり以外に摘心、わき芽かき、追肥の3つを行うこと
トマトの水やりする頻度は、実がなる前と後、植え方によっても違いがあることがわかりましたね。
夏休みにお子さんとトマトのお世話をしたり、収穫したりするのも、食育につながっておすすめですよ。
水やりの頻度に気を付けて、おいしいトマト作りをしましょうね。